【あかたキャス10/21】スーパージャンプ鼠〜腱を作る遺伝子PIEZO発見  | ☆Dancing the Dream ☆

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遺伝子について、深い話が展開される。




8:30〜

先日、川上先生は共同研究をしたこともある友人の東京医科歯科大の院の教授・淺原弘嗣先生に呼ばれて、学生に講義をしたとのこと。

「筋肉と腱」の研究者の淺原弘嗣先生は、去年、非常に面白い発見をして論文を発表した。
そこで、川上先生がこの論文を紹介して下さった。
この研究の共同研究者の中には、2021年ノーベル生理学・医学賞受賞者のアーデム・パタプティアン氏もいたという。

これはPIEZOという遺伝子の研究で、PIEZOという遺伝子は生物の「力を感じるセンサータンパク質」。
皮膚を触られた時に「触られた」と感じるのは、このセンサーがあるからなのだ。
彼らの実験は、マウスにちょっとこれが活性化するような”変異”を導入してやる。
PIEZOというタンパク質をちょっと変え、ちょっと変えたPIEZOを腱で発現するようにしている。
そうすると、動画のような、普通のネズミと比較して、明らかに目覚ましい跳躍力を見せる「スーパージャンプ鼠」が誕生するのだ。




淺原 弘嗣 アサハラ ヒロシ (Hiroshi Asahara)
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科
医歯学系専攻 先端医療開発学講座 システム発生・再生医学 教授
https://reins.tmd.ac.jp/html/100007785_ja.html


11:00〜 論文紹介  映像:マウスのジャンプ
The mechanosensitive ion channel PIEZO1 is expressed in tendons and regulates physical performance
RYO NAKAMICHI, SHANG MA, TAKAYUKI NONOYAMA , TOMOKI CHIBA , RYOTA KURIMOTO , HIROKI OHZONO, MERISSA OLMER , CHISA SHUKUNAMI , NORIYUKI FUKU , , GUAN WANG , ERROL MORRISON , YANNIS P. PITSILADIS , TOSHIFUMI OZAKI , DARRYL D’LIMA , MARTIN LOTZ , ARDEM PATAPOUTIAN , AND HIROSHI ASAHARA  fewerAuthors Info & Affiliations
SCIENCE TRANSLATIONAL MEDICINE
1 Jun 2022
Vol 14, Issue 647
DOI: 10.1126/scitranslmed.abj5557
https://www.science.org/doi/10.1126/scitranslmed.abj5557

https://researchmap.jp/read0156447/published_papers/37091588


腱を作る遺伝子、マウスで発見 断裂治療に応用も
2010年5月25日 4:00
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG24033_U0A520C1CR8000/
国立成育医療研究センター研究所の浅原弘嗣システム発生・再生医学研究部長らは、筋肉と骨を結合して体を動かす組織である「腱(けん)」をつくる遺伝子をマウスで発見した。同様の遺伝子は人間にもあるという。アキレス腱の断裂時の治療法開発や、腱がうまく形成されない先天性疾患の解明などにつながる可能性がある成果。
米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。
腱はコラーゲンなどでできており、全身の筋肉の力を骨に伝えている。体を動かすうえで不可欠な役割を果たすが、損傷すると治りにくい。
研究グループはマウス胎児期に働く遺伝子のデータベースを使い、腱の細胞でだけ働く遺伝子「Mkx」を突き止めた。この遺伝子を持たないマウスを作製したところ、腱の成熟が途中で止まってしまい腱の弱いマウスが生まれることが分かった。Mkx遺伝子が腱の主成分であるコラーゲンをつくる作用があることも突き止めた。
今回の成果をもとに、Mkx遺伝子の働きを手助けする化合物などを見つけて投与すれば、アキレス腱などが断裂したときの治療に役立つ可能性がある。