岸田内閣総理大臣年頭所感 記者会見-令和4年1月4日 | ☆Dancing the Dream ☆

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今年の漢字一文字は、「恐」だろうか?
恐慌がやってくる。



2023年 支持率下落止まらぬまま…どうなる岸田内閣 「大きな国政選挙なし」「“ポスト岸田”不在」
TBS NEWS DIG 2023/01/01

今年1年の政治の展望についてです。去年、旧統一教会の問題や相次ぐ閣僚の辞任などで支持率の下落が止まらない岸田内閣ですが、今年はどうなるのでしょうか。
岸田総理
「先送り出来ない問題に正面から愚直に取り組み、挑戦するのが自分の歴史的役割だと覚悟しています」
岸田総理が「先送り出来ない問題」として、去年の末に“スピード決着”させたのが、防衛政策の見直しとその財源をめぐる議論でした。
岸田総理
「防衛力を抜本的に強化するということは、端的に申し上げれば、戦闘機やミサイルを購入するということです」

岸田総理は、来年度から5年間の防衛費を今の計画の1.6倍となる総額43兆円に大幅に増額するほか、相手のミサイル発射拠点などを叩く「反撃能力」を初めて保有する方針を決めるなど、戦後の日本の防衛政策を大きく変えました。
一方、増額分の財源を一部増税で賄う方針を打ち出し、自民党内だけではなく、閣内からも反発の声があがりました。
今年の初めから自民党内ではさっそく、税以外の財源を検討する場を設けることにしていて、議論は熱を帯びそうです。
立憲民主党 泉健太代表
「姑息ですね。岸田総理が国会の議論を軽視しているなと感じますね」
一方、野党側は、国の政策を大きく変えるものにもかかわらず、国会での議論を軽視しているとして、追及する構えです。
去年の臨時国会では、旧統一教会などの被害者救済法をめぐり、これまで“犬猿の仲”だった立憲民主党と日本維新の会が「共闘」する形で主導し、成立にこぎつけました。引き続き野党が共闘し、政府与党に対峙できるのか真価が問われます。
岸田総理
「防衛力強化、新しい資本主義、GXをはじめ、今年この大きな土台を作ることが出来ました。来年はいよいよこれを動かして、結果を出す大切な1年になります」
「結果を出す1年」と意欲を語る岸田総理は、今年G7の議長国として5月の広島サミットを主導するほか、少子化などの「こども政策」や経済の立て直しに本腰を入れることになります。ただ、2か月で4人の閣僚が辞任するなど、政権の足元は大きく揺らいでいます。
今年は大きな国政選挙がないことや「ポスト岸田」が不在であることが岸田総理の政策実行の推進力になっていますが、国民に丁寧な説明がないまま政策決定を続けていれば、内閣の信頼は失墜するばかりです。


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岸田内閣総理大臣 令和5年 年頭所感
更新日:令和5年1月1日


 新年明けましておめでとうございます。内閣総理大臣の岸田文雄です。
 昨年は、新型コロナ・オミクロン株の大流行、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機や急速に進展する円安による物価高、さらには、安倍元総理の銃撃事件。歴史を画するような出来事が次々と起こる、正に、激動の一年となりました。
 なぜ、こうした出来事が続いているのか。それは、今、私たちの世界が、経済も国際秩序も、歴史的な分岐点を迎えているからだと考えています。
 この時代の大きな転換期にあって、その場に立ちすくむのではなく、皆の努力で、我々自らを変えることで、新しい時代にふさわしい日本を創り上げ、この困難な時代を乗り越えていく決意です。
 そのために、戦後日本が直面し、積み残してきた多くの難しい問題、「先送りできない問題」に、正面から立ち向かい、一つ一つ答えを出していく。これからも、この覚悟で、政権運営に取り組んでまいります。
 私が進めてきた新しい資本主義は、持続可能で包摂的な、新たな経済モデルを作りあげるための挑戦です。社会課題を成長のエンジンへと転換し、社会課題の解決と経済成長を同時に実現していきます。
 今年も、グリーン、デジタル、スタートアップ、イノベーションなどの分野に、官民が連携して、我が国の人とカネを大きく集中させ、大胆な投資と改革を進めてまいります。
 世界に目を向ければ、ロシアによるウクライナ侵略はもとより、核兵器を巡る脅威の高まり、国際社会の分断など、私たちは今、戦後最も厳しいとも言える安全保障環境に直面しています。
 そうした中、日本は今年、G7の議長国として、広島サミットを主催し、また、国連安保理非常任理事国を務めます。力による一方的な現状変更や核による脅しを断固として拒否するといった我々の強い意思を、歴史に残る重みをもって示していきたいと思います。
 昨年決定した国家安全保障戦略も踏まえ、我が国自身の外交的努力を更に強化し、さらには、その裏付けとなる防衛力の強化などにも全力で取り組みます。国家・国民を守り抜くとの総理大臣としての使命を、断固として果たしてまいります。
 そして、本年は、全世代型社会保障改革に取り組みます。少子化対策、あるいは、こども政策。これは、社会全体を維持できるかどうか、という大きな課題であり、我が国が、先送りできない問題であり、しっかりと向き合わなければいけないと考えています。
 昨年一年で、コロナを克服し、日本経済の力強い再生を成し遂げ、新たな国際秩序をしっかりと創っていくための布石を打ってきました。防衛力強化、新しい資本主義、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、新時代リアリズム外交等、昨年用意した様々な布石を、実際に稼働させる、動かしていく。それが、本年の位置付けであると思っています。
 歴史上、日本は何度も国難とも呼ぶべき大きな困難に直面してきましたが、その都度、国民が一致団結し、自らの国を変化させることで、あらゆるピンチを乗り越えてきました。
 今、我が国が直面する困難も皆が力を合わせることで必ず乗り越えられると確信しています。共に、日本の明るい未来を切り拓(ひら)き、心豊かな日本を未来に引き継ごうではありませんか。
 最後に、今年が皆様にとって幸多き一年となりますことを心より祈念申し上げ、新年の御挨拶といたします。
 本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
令和5年1月1日
内閣総理大臣 岸田文雄