参院予算委員会 小池晃議員 2022.5.31
(1:20:10〜)
小池議員
:中小規模郵便局の局長でつくる任意団体「全国郵便局長会」(全特)。
ここが、「郵便局長の後継者育成マニュアル」というのをつくりました。
独自に入手しました。私ども。
これによりますと、後継者育成の目的は、”早い段階から全特組織の活動と目的を理解させ、全特への帰属意識を高めることが重要”としている。
”退職予定の郵便局長は、具体的な候補者を概ね3年までに選定し、候補者の人物調査、および、面接を実施し、
配偶者がいる場合は、配偶者も同席させて面接を実施し、本人及び配偶者が、共に制度への理解等、協力する意思があることを確認する”と、こう書かれてるんですね。
そして3年間の研修を受けさせる。
”政治活動、選挙運動、地域活動の重要性について理解を深めさせる。”
”郵政事業のかかえる政治課題はなにか、なぜ政治活動が必要なのかを教えると共に、課題解決のために局長として日々どのように行動するかを理解させる。”
”全特の考え方に賛同し実践する国会議員との連携について説明する。”という記述もございます。
日本郵政の参考人に聞きます。
郵便局長というのは、こういうプロセスで選ばれているんでしょうか❓
日本郵政株式会社取締役・ 衣川和秀(参考人)
※日本郵政株式会社の取締役の略歴紹介(2022年4月1日現在]
https://www.japanpost.jp/group/about/officers/index06.html#name01
:「全国郵便局長会」(全特)におきまして郵便局長となりうる候補者をさがし、その者に対して勉強会や研修をおこなっているということは聞いております。ただし、採用に関しましては、本人の適性や能力に基づき会社が厳正に選考しておりまして、郵便局長会が認めた人物であるとか、報道にあったような、いま、先生、委員、ご指摘のような、政治活動に賛同することや、配偶者の有無などを採用の基準とはしていないものであります。
小池議員
:私は、報道で言わないんですよ。
実際にマニュアルを入手したら、そう書いてあるんですよ。
でね、これがそうじゃないということになれば、要するに、全特は、じゃあ、騙しているってことになりますよ。
全特は、こうすれば郵便局長になれますよと、郵便局長になりたい人を騙して、で、夫婦を面接して、研修を受けさせていると。
それでよろしいですか❓
衣川和秀(参考人)
:会社といたしましては、厳正に人物本意で選考しているということでございます。
小池議員
:全く答えていない。
このマニュアルが存在することは、お認めになりますか❓
衣川和秀(参考人)
:あの、報道を契機といたしまして、こうしたマニュアルが存在するということは承知しております。
しかし、当社といたしまして、その内容に関与しているものではございません。
小池議員
:マニュアルがあるということが大問題。
総務省!総務大臣、マニュアルの存在、認めましたよ。
こういうことを放置していいんですか?
監督官庁としてこれ調査すべきじゃないですか!
金子総務大臣
:ご指摘のような報道があったことは承知をしておりますが、個別の企業の人事に関することであり、総務省としてはコメントすることを差し控えさせていただきます。
(場内騒然。
小池議員:報道じゃないからね。マニュアル認めたんだから、それをふまえて答えてください。
報道じゃないですよ。)
〜以下略〜
郵便局長志望者に選挙活動指導
「全特マニュアル」、社長認める
小池氏が告発
しんぶん赤旗 2022年6月1日(水)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-06-01/2022060101_02_0.html
中小規模郵便局の局長でつくる任意団体「全国郵便局長会」(全特)が、選挙活動の指導や局長候補者の配偶者も同席させた面接を実施していることが31日の参院予算委員会で明らかになりました。全特による「郵便局長の後継者育成マニュアル」を入手した小池氏が告発し、日本郵便の衣川和秀社長が同マニュアルの存在を認めました。(関連)
同マニュアルは、後継者育成の目的を「全特組織の目的と活動を理解させ、全特への帰属意識を高めることが重要」とし、局長候補者の「人物調査および面接」の実施について、「配偶者も同席させて面接を実施」などと明記。また、3年間の研修で「政治活動・選挙活動、地域活動の重要性について理解を深めさせる」「国会議員等との連携について説明」などの記述を盛り込んでいます。
小池氏は、郵便局長の選考について「こうしたプロセスで選んでいるのか」と追及。衣川社長は「人物本位で選考している」と否定しましたが、小池氏が「マニュアルの存在は認めるか」と迫ると衣川社長は「存在は承知している」とマニュアルの存在を認めました。
小池氏は、監督官庁である総務省に「調査すべきではないか」と追及。金子恭之総務相は、衣川社長がマニュアルの存在を認めたのに、個別の事業・人事に関することだとして「コメントは控える」と答弁したため、委員会室は騒然に。まともに答えようとしない姿勢に厳しい批判が飛び交う中、金子総務相は「採用に関することは、経営の裁量の範囲だ」「具体的な事実関係は日本郵便が説明すべき」と繰り返し述べるだけでした。
小池氏は、最近の参院比例代表選挙では、自民党の候補者のなかで3回連続、全特推薦候補がトップ当選していると指摘。この背景に郵便局長会による局長選考システムがあるとすれば「総理としても自民党総裁としても、このまま見過ごすわけにはいかないのではないか」と迫りました。岸田首相は「まずは会社に説明責任を果たしてもらい、必要があれば対応する」と述べるにとどまりました
郵便局長になるには自民支援組織への加入必須?思想信条で差別の恐れ
朝日新聞 藤田知也2021年11月15日
https://www.asahi.com/articles/ASPCD6JJLPBXULFA001.html
” 郵便局長会に入らないと郵便局長にはなれず、局長になれても昇格はできない――。以前からささやかれてきた日本郵便の局長人事の実情が、10月に出た民事訴訟判決や証拠資料から明らかになった。局長会は自民党の有力支援組織で、入会すると党員にならざるを得ない。局長会主導の人事には、思想信条による差別にあたる恐れがあるとの指摘が出ている。”
会社は「表」、局長会は「裏」 日本郵便・人事担当課長の告白
朝日新聞 2021年11月15日
https://www.asahi.com/articles/ASPCD6KVGPC5ULFA01S.html?iref=pc_extlink
”郵便局の「裏組織」①
前回参院選の比例区で得票トップの当選者を出すなど、国内最強の集票組織として知られる郵便局長会。ベールに包まれていた実態が、ある人事担当課長の告白を記した検察の供述調書から浮かび上がってきた――。
「会社が方針決定するに当たり、局長会の影響力はとても大きいと感じる。昔から俗に、会社は『表』、局長会は『裏』と呼ばれてきた」”
「柘植芳文」トップ当選の裏で全特東京の組織力崩壊
FACTA 2019年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]
https://facta.co.jp/article/201909037.html
7月の参院選で圧倒的な組織力を見せつけた全国郵便局長会(全特)だが、その裏で激震が走っている。最重点地区と位置付けた東京で、組織の崩壊ぶりが鮮明になったからだ。今回の選挙では比例代表に元全特会長の柘植芳文氏(自民党)が再選を目指して立候補。60万票以上を獲得してトップ当選した。同じく組織内候補が立候補した3年前の前回参院選よりも8万票近く票を伸ばし、存在感を遺憾なく発揮した格好だ。だが首都・東京では得票が前回を下回っただけでなく、事前に伝えられていた見込みの半分以下だった。全特は今回、東京での大幅得票増を目指し、5月初旬に東京地方会(会員約1400人)の幹部クラスを集め、前回(1万5千票余り)の約2倍にあたる3万票のノルマを課した。しかし、東京での得票は1万4千票にも届かず、3年前より約1700票も減った。これだけでも衝撃だが、さらに全特や自民党が問題視す ………
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https://facta.co.jp/article/201909037.html