Michael Jackson - HIStory Teaser (じらす人) | ☆Dancing the Dream ☆

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私はマイケルジャクソンという人は、
「細工箱」をつくる職人さんのような面がある人だと思っています。




Michael Jackson - HIStory Teaser (じらす人)

マイケルジャクソンのこのショートフィルムのタイトルは、
『Teaser (じらす人)』。

ティーザー広告というのは「押す」のではなく「引く」ことで、
消費者をじらす(Tease)。
あえて商品のいくつかの要素を隠し興味をひくマーケティングの手法だ。

ところが、このSFは、一見むしろ押しすぎるほどの押しに見えるだろう。
バカバカしいほど派手な表現の鼻白む誇大広告であり、
ナチスや独裁者を連想させることから当時は一斉に批判された。

Triumph des Willens (1935)
Olympia - Festival of Beauty (1936)

しかし、このショートフィルムは最も重要な事柄を隠している。
隠しているのは、テーマやメッセージだ。
もし人々が裏に隠されたテーマやメッセージの謎解きに誘われるならば、
『HIStory Teaser』はTeaserとして成功するが、
その時代にはそうはならなかった。

しかし、歴史(Histoy)的には全くのTeaser だろう。
張りぼての巨像に熱狂する人々…「HIStory」とは、His Story…
叫ばれている言葉は、エスペラント語(国際的に中立で共通の言語)。
星のマークはエスペラントの La verda stelo(真実の星)。
エスペラントの精神と同じく、音楽こそは万国共通の言語にちがいない。

因みにチャップリンも映画『独裁者』のなかで
エスペラント語を散りばめていた。