
10/4 町山智浩×水道橋博士×原カントくん
新刊『トランピストはマスクをしない』発売記念フリーオンライントーク
最側近で広報戦略などにかかわっているホープ・ヒックス氏が1日、
新型コロナウイルスの検査で陽性と判定され、
トランプも自身のツイッターで陽性であることを明かした。
トランプらは近しいスタッフ内で、マスクもせず、
ソーシャルディスタンスもとらない。
トランプは大統領選候補討論会の時にはすでに感染していたと見られ、
バイデン候補も感染させた恐れがあった。
英国首相ボリスジョンソンはコロナに感染し重症化してから、
急激に政策を100%変えた。
コロナ対策に対する態度(ロックダウンしないと言っていた)を変え、
EU離脱強行派路線だったが態度を和らげている。
トランプは、
「家庭用の消毒薬(漂白剤)でコロナウィルスは僅か1分でノックアウトできるそうだ。
これを肺に入れたり注射する研究をしてはどうか」というような発言をしていた。
またトランプはクロロキン(抗マラリヤ薬)が効くと言い続けていたが、
効かないという臨床結果が出ている。
トランプはコロナウイルスを大したことはないと言い続けていたのである。
トランプの大統領再選は、これでなくなった。
その理由は2つある。
①トランプはスイングステート(民主党共和党の左右に振れる州/激戦区)の
田舎を徹底的に周り、大動員された支持者集会を任期中4年間、月1回は開催してきた。
(米国大統領は立法府から完全に独立しているので国会に出なくて良い。
副大統領は上院国会に出席しなければならない)
コロナ禍により米国で一切の集会を禁じられているにも関わらず強行し、
オクラホマ州タルサで6月19日(黒人奴隷解放記念日/例年追悼式が行われる)に、
10万人集めようとしたが、6000人しか集まらなかった。
(その集会では誰もマスクをせずソーシャルディスタンスも取っていなかった)
トランプの集会には白人至上主義(white supremacy)者が集まるので嫌がらせだとして
大問題になり翌日10日に延期した。
集会のあと、クラスターが爆発。集会に参加したオクラホマ州知事も感染し、
16年大統領選ではトランプ氏を応援していた元大統領候補の
ハーマン・ケイン(黒人実業家)も感染し死去した。
トランプはズームなどで頻繁にアピールするだろう。
(トランプは自分でTwitterをしているのかどうか謎である。
候補者ディベートの最中は両手を演説台の上に置いていたが、
tweetを連発していた。)
町山氏『ピストはマスクをしない』を刊行したが、
町山氏は今までトランプの事を数多く書いてきた。
トランプはネタが尽きない。
今週は、最高裁判事の任命があり、その翌日、NYTのスクープが出た。
トランプは10年間、税金を納めていなかったという。
その翌々日に大統領ディベートがあった。そしてコロナ陽性である。
大統領ディベートに関しては、トランプが相手の語尾に被せて喋っており、
ほとんど議論にさえならず滅茶苦茶だった。
しかし、日本のニコ生、虎ノ門などの視聴者はトランプが討論に勝ったと、
ルール違反をしているトランプを圧倒的に指示するという奇妙な評価だった。
バイデンは演説にパワーがなく人気がないので、
バイデン自身の力で勝つことはない。トランプが自爆するだけ。
ただしカマラ・ハリスはディベートが上手く、
副大統領になったら4年目に大統領になると言われている。
また、最高裁判事の任命の件は注目すべき大事件である。
最高裁判事は終身である。
最高裁判事は全部で9人いる。9人で多数決で憲法判断。
また、大統領選で大統領が決定しなかった時に、勝敗を決める。
例えば、2000年のブッシュvsゴア大統領選のとき
フロリダで票が数百票差と拮抗し、数え直しをせねばならないとなった時、
9人中、共和党5人、民主党4人だったため、ブッシュの勝ちと決まった。
ゴアの方が得票数は多かった。
今回11月3日の開票でトランプは
「もし自分が負けたら今回の選挙はインチキなので、
選挙結果は受け入れない。裁判にして最高裁に判断させる」と明言している。
最高裁は先日、ギンズバーグ判事が死去したので、
5人が共和党で、3人が民主党。
ここにトランプの任命した判事は入ると、6対3になる。
圧倒的に共和党が優位なので、トランプの勝ちを宣言する可能性が高い。
トランプは、エイミー・バレットを指名した。
それを承認するのは上院。
上院のDefinition of Comityという法律委員会で、100人中過半数できまる。
(50:50になった時は、100+1で、副大統領が投票する)
現在、共和党が53人、民主党47人。(10月16~17日から承認が始まる)
共和党は党議拘束が固いので引き込むのは難しく、
民主党はバラバラである。
エイミー・バレットは、最高裁判事はアメリカ司法のトップだが、
バレットは連邦判事の経験は3年しかない。
最高裁の下にある控訴裁判所(日本の高等裁判所)の
数多いベテラン判事を飛び越えて指名された。
エイミー・バレット とは、
48歳。カトリックの過激派。子供が5人いる。
バチカンのローマンカトリックに反対するカトリック信者である。
バチカン法皇がリベラルな場合はそれに反対したり離脱したりする事がある。
そのようなカトリック保守派の過激派グループに所属している。
キリスト教原理主義というのはプロテスタント。
しかし、カトリックに中にもキリスト教原理主義的なグループがある。
メル・ギブソンもカトリック保守派過激派である。
バチカンは、ナチと闘うのが嫌で、第二次大戦中、
ナチに抵抗せずホロコーストも黙認した。
(映画『名もなき生涯』でカトリックがナチに屈服する様子が描かれている)
カトリックは戦後それを反省した。
そのカトリックの反省に反対して「ユダヤ人を殺してなにが悪い!」
という一派がメルギブの父親のような過激なカトリック。
メルギブは父を継ぎ、ユダヤ人がキリストを殺すという、
映画『パッション』を撮った。
メルギブは反ユダヤ人発言が多く、ハリウッドから干され、
Sスターローンに救われている。
エイミー・バレットは、「ペンテコステ(異言派)」をやっている。
異言派とは、トランス状態になって神に祈り、
異言(意味不明の言葉)を喋る。別の人間がそれを翻訳し神の言葉とする。
キリスト教としては、完全に異端である。
神の言葉を騙ってはいけないという定めがある。
民主党はバレットに対して「政教分離」の違反を追及されるだろう。
最高裁判事としての判定は宗教的信念とは分離していなければならない。
上院委員会でバレットを追及することになるのは、カマラ・ハリスである。
カマラ・ハリスは検事である。
カマラの上院委員会での追及は連日TVで放送され、
カマラは自動的に選挙活動が行える形となり有利である。
アメリカの国会は全部TV放映され、そのデータはネットでいつでも見れる。
バレットは、人工中絶、避妊に反対している。
避妊自体が罪とされているので、
5人目の子供はダウン症だと分かっていても出産した。
サラ・ペイリン元副大統領も同じく人工中絶、避妊に反対派だった。
これはダウン症の人たちの権利の問題ではなくて宗教的問題なのである。
アメリカの7割の国民が避妊、中絶に賛成している。
残りの3割がキリスト教保守(福音派)。
福音派は確実に投票に行く。(共和党の支持基盤=base)
トランプは、唯一の愛読書『パワーオブシンキング』の著者の
牧師の教会にしか行った事がない。
トランプはキリスト教徒でもなんでもないが、
トランプは、確実な3割の共和党baseを押さえた方が得策と考える。
聖書が避妊を否定しているという根拠は、
旧約の創世記「オナン」についての記述である。
オナンの兄エルが神に処刑されたので、父ユダはオナンに兄エルの妻タマルと結婚するよう命じた(創世記38:6-8)。しかし、オナンはタマルによってもうける子が、自分の相続人とならないことを知っていたので、性交の際に膣内射精せず、故意に精液を地に漏らした(創世記38:9)。これは神の意に反することであったので、オナンは神により処刑された(創世記38:10、46:12、民数記26:19)。
上述の故事から、オナンはオナニーの語源となっているが、正確にはその行為は、避妊のための膣外射精である。
しかし、法の支配=立憲主義であり、
最高裁が憲法に違反しているかどうかを決める。
大統領令をいくら出しても最高裁が止める事ができる。
その最高裁に6:3で共和党優位で偏りがあれば、
例えバイデンが大統領になって大統領令や議会を
最高裁がそれを潰すことになりかねない。
しかも大統領任期は4年だが、最高裁判事は終身なので、
権力としてはより強い。
共和党は、人口分布(ヒスパニックの増加)の関係上、
2024年以降の大統領選で勝てないと諦めているので、
最高裁判事の権力に重点を置いている。
大統領に誰がなろうが最高裁を支配しておけば良いという考え。
共和党にとっては、最高裁を支配するラストチャンスなのである。
民主党は、大統領選を勝ったら、
つぎの手としては、最高裁判事の人数を9人から
もっと増やして民主党判事を増やすことが考えられる。
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後半: 文字起こし明日につづく…
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「マスクを外せ」叫ぶ人々、自宅待機に反対 米国の現場
有料会員記事 新型コロナウイルス
朝日新聞 リッチモンド=大島隆 2020年4月28日 11時00分
米国で、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための自宅待機命令に反対する、抗議活動が広がっている。トランプ大統領も一部の州を「解放せよ」と呼びかけて支持するなど、政治色が濃い。参加しているのは、どういう人たちなのか。22日、バージニア州リッチモンドで開かれた集会を取材した。
「私の仕事は家族を養うために必要不可欠だ」
「バージニアの再開を」
米首都・ワシントンから南に約150キロ離れた、バージニア州都のリッチモンドにはこの日、100台以上の車が集まった。多くの参加者は車に乗ったまま、プラカードを掲げるなどして抗議活動を展開。州議会の議事堂を取り囲むと、クラクションを一斉に鳴らした。
路上で抗議する人もいた。車列に向けて星条旗を振っていた、不動産業のシーラ・ショールさんは「(経済活動が止まって)ローンを返済できなくなった大家や、家賃を払えなくなった借り手がたくさんいる。私も従業員の雇用を守れなくなるかもしれない」と訴えた。
6月10日まで、自宅待機命令が出されているバージニア州は、トランプ大統領が「解放せよ」とツイッターで呼びかけた3州の一つだ。トランプ氏は会見で「一部の州知事は行き過ぎだ」と批判し、抗議活動についても「彼らは元の生活を求めているだけだ」と擁護してきた。ただ、名指しされた州の知事は全員民主党で、政治的な思惑も指摘されている。
実際、デモではトランプ氏を支…(以降有料)
大統領選挙に向け、活動再開を発表。
10/10 FNN
アメリカのトランプ大統領は日本時間10日午前、12日に支持者集会を開催すると明らかにした。
トランプ大統領の陣営は、トランプ大統領が12日、激戦州のフロリダで演説を行うと発表した。
その直後、トランプ大統領はツイッターに「大規模な集会になるだろう」と投稿している。
一方で、新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領が、検査で陰性になったとの発表はこれまでのところない。
また、複数のアメリカメディアは、トランプ大統領が10日に人を招いてのイベントをホワイトハウスで主催すると報じた。
9月にホワイトハウスで行われた最高裁判事の指名式典では、出席者から感染者が相次ぎ、感染拡大の原因になったと指摘されている。(2020/10/10)
トランプ氏、活動本格再開=感染リスク否定、「気分いい」―米大統領選
10月12日(月) 0:34提供:時事通信
【ワシントン時事】トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスに数百人の支持者を集め「法と秩序」について演説した。新型コロナウイルスの治療を受けて退院後、初のイベント。検査で陰性に戻ったかを明らかにしないまま、来月3日の大統領選に向け本格始動した。
トランプ氏の専属医は演説後、声明を出し、10日朝の検査の結果、「大統領が他人への感染リスク要因になることはもうない」と説明した。トランプ氏は11日、FOXニュースのインタビューで「(新型コロナの)免疫があるようだ」と述べた。
トランプ氏は南庭に面したバルコニーに現れると、「とても気分がいい」と20分弱演説。登場した際はマスクを着けていたが、すぐに外した。
米メディアによると、招かれたのは共和党支持の黒人やヒスパニック系のグループ。演説では、過激な人種差別抗議デモを批判し、「左翼による警察に対する『戦争』で最も傷ついているのはアフリカ系だ」と訴えた。新型コロナが米国を襲う前は「黒人やヒスパニックの若者の失業率が史上最低だった」とも強調した。
聴衆は互いに密集し、マスクをしない人の姿も見られた。トランプ氏が9月下旬にホワイトハウスで開いた行事は、感染爆発を招いたとの指摘もあり、再度の集会開催に専門家からは不適切という批判が相次いでいる。 【時事通信社】