【森友シンポジウム】二人の究明者❗️剛の相澤冬樹vs柔の青木泰/解明「ゴミは他所から運ばれた」 | ☆Dancing the Dream ☆

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2019.05.24 籠池泰典さん来たる!森友シンポジウム@文京区民センター

シンポジウム登壇者
①特別ゲスト:別件逮捕で300日も不当勾留された
籠池泰典・元森友学園理事長
②なぜ国は国有財産の不法な払い下げを行ったか?
背景事情に肉薄し森友のスクープでNHKを辞めさせられ、
現在は大阪日日新聞論説員の相澤冬樹記者
③森友問題の産廃マニフェストや写真偽装を調査報道してきた
青木泰環境ジャーナリスト
④進行役:前田有一(映画評論家)

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2回目に出てきたという産廃ゴミは、「なかった」
もちろん、国交省、近財が主張していた
地下3m以下から出てきたという産廃ゴミは「なかった」

国交省と近財が作った地下9mから出てきたという
産廃ゴミの写真(2016年3/30)のマップは、「捏造」だった。

このことは、国会でもすでに明らかになっていたこと。
バレバレのウソを嗤う、辰巳孝太郎議員のこの言葉が象徴的。
「“沖積層”の数万年前の地層から
マヨネーズの蓋やビニール片が出てきたら歴史的発見!」

改めて、籠池さんが「ゴミはなかった」と明言した訳だが…
これは、さほどのトピックだとは感じなかった。
むしろ、籠池さんが、いまだに、
教育勅語を園児に暗唱させた、例の教育法の延長線上の
小学校建設の正当性を信じていることに唖然とする。
第一次安倍政権の「教育基本法の改訂」は、
正しかったと思っているのだなぁ…と。
「国体」だの「国柄」だの「天皇」だののために
尽くす国民を育てるのが、教育だと思っている人…。
憎めないキャラクターではあるけれど、
やはり、「瑞穂の国小学院」は、潰れて良かったとつくづく思う。

ーー

このシンポで、最も 驚いたのは、
ファクトだけを追及する猟犬のような相澤冬樹記者のキレ芸。
そして、それに対応する
環境ジャーナリストの青木泰さんの
決して怯まず、怒らず、温厚な態度で説明する事を諦めない姿勢だった。
この二者やりとりが、とにかく凄い!

一見、全く異なるキャラクターだし、
相澤さんのようなタイプには近寄りたくないが、
青木さんが主張していた事の決定的なファクトの解説を引き出したのは、
相澤さんである。
そして、相澤さんの言葉や態度の表面的な乱暴さを一切 非難もせず、
自分がしてきた調査分析を理解してもらう事を諦めなかったのが、
青木泰さんなのだ。
事件の真相を明らかにしてくれるのは、
こういう人たちなのだと、感じ入った。


2度目に新たに出てきたゴミの出所を巡って…
「国が2度目に地下3m以下から出てきたというゴミは、
何処か他所からもってきたゴミだった」
「2016年1月から中道組が土壌改良した後、
藤原工業から請け負った事業者が杭打ちの穴を掘っていたら、
深いところから出てきたゴミだというのが、藤原工業の報告だが、
藤原工業が何処か他所からもって来たゴミである。」
…というのが、青木泰さんの分析だが…

その分析の根拠が、明確に示されないことに、
相澤さんが、苛立ち、キレまくる。

場内は騒ついた。
なんだ!無礼な!
取材者なら、キレずに落ち着いてちゃんと話きけよ!とばかりに、
ヤジが飛ぶほどだった。


籠池さんは、
「藤原工業は産廃の免許は持っていない。
藤原工業の下請けの産廃業者は、自殺された摂津の田中造園の秋山さん。
秋山さん(田中造園土木 社長 秋山肇氏)は、
ゴミはなかったと(毎日新聞取材に)言って
自殺されている。」と。

青木さん
「廃棄物処理法では、処分場でない限りは、
何処かから運び入れること自体が犯罪行為。
藤原工業は校舎建設をした後は、あれだけのゴミを処分している。
どういう種類の産業廃棄物がどこに処分されたか
という報告書を出さねばならない。
その報告書を見ると、埋設ゴミはゼロだった。
つまり、勝手に何処かにまた運んだ。
それを担った廃棄物業者がいる。
その人は、藤原工業に言われて犯罪行為をしたことになる。
それが、下請け業者が自殺したという話に思い当たる。
しかし、自殺なのかどうかは我々には分からないが、
都合よく自殺してくれた。」

要するに、藤原工業の指示で、
産廃ゴミを何処かから運び込み、
何処かへ運び出した犯罪行為を行った下請け業者がいて、
それが、自殺した田中造園の秋山社長ではないか、という話。

相澤さんは、この話に、
「産廃ゴミをどこか他所からもって来たという証拠を示せ!」
「ごちゃごちゃ言わずに質問に答えろ!」「言え!」と、
無礼千万な態度で語気を荒げる。
会場からも「偉そうに言うな!」とヤジが飛ぶほどの
異様な雰囲気になってくるが…

相澤さんは、「3m以下のゴミではない」という事だけで充分であり、
「他所からもって来たゴミだ」という必要はない。
「根拠が充分ではないことをいうと、逆に足元を掬われる」
「地下3mまでのゴミも埋め戻されたのだから、
ゴミが出てきても不思議ではない」と。

青木泰さんは、
こういう人でなければ、問題追及はできないものだ、と
逆に相澤さんを庇いつつ、非常に穏やかに冷静に説明を始める。

「施主の籠池さん抜きの4者会談で、
中道組は、近財に 多くの生活ゴミが出て来たと言っている。
中道組はこれをを有益費としての保証を求めたが、
近財は、生活ゴミは基本的に建設には問題のないゴミで、
掘り出されたゴミが有益費として扱う
産廃ゴミに値するかを検討したいと言い、
結局、そのゴミは埋め戻すように結論した。
しかし、普通の私有地に、
掘り出したゴミを埋め戻すという事は、法律違反。
中道組は、ゴミを埋め戻すという事は、していない。
地表面に置いただけだったのである。」

「産廃ゴミというのは、事業活動によって排出されたゴミの事をいう。
家庭から出すゴミは一般廃棄物という。
もともと、この校地は、住宅地だった所であるから、
産廃ではなく一般ゴミが出る事はある。
そのゴミはを掘り出した場合、それをどう扱うかは灰色。
これを一般ゴミとして市町村での処理がokになる時と、
事業活動に伴って掘って出てきたゴミなのだから
産廃ゴミとして扱う場合もある。」

そして、
2度目に出てきたというゴミは、
「他所からもってきたゴミ」だという可能性もあるが、
「中道組が戻したゴミを新たに出てきたゴミとした」という可能性もある、
というように、話をまとめられそうになるが…

青木泰さんは、粘る。
ついに、青木さんは、相澤さんをも納得させる、
決定的に「他所からもってきたゴミ」であるという証拠を示した。

「写真の黒いゴミは、何処かで燃やしたゴミ。焼却灰。
焼却灰をボックスでトラックで運んで、
ボックスをひっくり返し、焼却灰がボックスの形のまま残っている。
そんなものが、地中に埋められていたはずがない。
地中に埋められると形が崩れてしまう。
これは、間違いなく他所からもって来たものである。」

ーー

もうひとつ、
籠池さんへの国策捜査の酷さには、戦慄を覚えた。

大阪地検特捜部は、籠池夫妻を逮捕。
約10カ月間の勾留したが、
ガサ入れ映像は以前、大袈裟太郎氏のツイキャスで見ていたが、
全ての書類、携帯電話、貯金通帳、判子、
運転免許証、パスポートまで、一切合切、押収し、
いまだに返却しないのだという。

こんな事があっていいのか?

シリア邦人人質事件で、
イスラム国に邦人救出を試みようとした、
常岡浩介氏の件を思い出させる。

今 現在、森友事件の先鋒であった、
菅野完氏が、ターゲットにされているような気がしてならない。