【この世の地獄】東グータ アサド化学兵器使用❗️「現場取材なくして人間を語れない」by安田純平 | ☆Dancing the Dream ☆

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日本の知識人の中にも、ジャーナリストの中にも、
「シリアでの化学兵器使用は反政府勢力側の仕業だ」
と言って憚らない人はけっこう多くいる。

藤原尚哉氏。
国会の公聴会に招かれて公述人(原口一博議員の推薦)として、
日本は全く金融について安全保証がない!
リスク管理はどうした!と 叱り飛ばしていた
国際金融のスペシャリストの藤原尚哉氏も、
金融の知見については確かに聞く価値があるのだろうが、
中東情勢については全くおかしな事を言ってた。

「中東にいる国防省ではなく戦争屋の国務省がコントロールしている米軍を
 トランプが、撤退させる。
 そして、ISISを作ったこの戦争屋米軍を
 ロシアやトルコと一緒になってやっつける。」

「ロシアがシリアの反政府勢力の拠点の東グーダを攻めたら、
 反政府勢力が持っている毒ガス製造装置が出てきた。
 やっぱり、あいつらやってたんだな!」
…こんなことを言っていた。

グローバリゼーション批判をしているうちに、
ヒラリーを制して大統領になったトランプが、
“ヒラリーが牛耳る国務省=戦争屋”を
ロシアと共に中東から追い出すという話になってしまっている。

中東の独裁政権を倒すために、
反政府勢力に武器を供与したり軍事支援をして、
エネルギー資源を奪うのが米戦争屋グローバリストの手口だ、
というような絵を反米的な視点で上から見ているうちに、
米戦争屋グローバリストの申し子・ヒラリーを破ったトランプが、
ロシアと共に世界の潮流を変える。
そういう話になるのだろうが、
シリアで民間人を大虐殺しているのは、
アサドであり、アサドを支援するロシアだ。

奇妙なことに、
米ネオコン グローバリストの傀儡安倍政権を批判する立場による
反米的な視点から、
日本では、ジャーナリストの中にもアサド政権を甘受する傾向がある。

この傾向に、現地を見て来た数少ないフリージャーナリストたちは、
唖然とし、頭を抱えているのだ。
彼らは、このような見解が、根本問題を見誤っていることを
繰り返し、繰り返し根気よく伝えているが、
机上で膨大な情報から分析を試みるアナリストが陥る過ちが、
私たちをミスリードする可能性も否めない。

シリアで消息を絶っているフリージャーナリストの安田純平氏が、
ちょうどシリアに行く前に、ツイッター上で激しく口論していた相手が、
企業と専門家のためにインテリジェント情報を提供している
「アジア記者クラブ」の森広泰平氏だった。

森広泰平氏は、現場取材もせずに、要するに、
「アサドに殺されているのは金をもらって戦う外国人の傭兵だから、
 死んでもしょうがない。安田は勉強不足。そんなことも知らないのか。」
というような内容の烏滸がましい安田批判をしていた。

森広泰平氏は、
今でも「アサドに殺されているのは外国人の傭兵だ」というのだろうか?
一定の影響力のある人が、
良いこと正しいことと信じて間違ったことを伝えてしまう。
昭恵氏が「善意の怪物」なら、
森広氏は「正義の怪物」の類だろうか。
森広氏のように机上でペンを弄んでモノを書くだけでは
見えてこないものがあるということだろう。

安田さんは、自由シリア軍の内部に潜入取材した。
自由シリア軍の人々は、元々羊飼いやパン生地職人、
一般のシリア市民だった。
アサドの暴虐に対して立ち上がるしかなかった普通の市民が、
レジスタンスのコマンドとなって政府軍と戦い、
アサドが供給を止め破壊してしまったインフラを補うべく、
食料や燃料の無料補給するなど手作り感あふれる懸命な自治を行っていた。
怪我人が出れば、遠くの病院に送り届けるために
村々に点在する仲間と協力し合う。
安田さんのルポは、
彼らがいかにアサドの暴政と戦禍の中を生き抜いているのかを
生々しく顕わす貴重な現場報告だったのだ。
(*動画がある。TBS「報道特集」2012-08-11放映
(*動画消去の可能性もあるので、文字起こししておいた。)

また、安田さんが、イラク軍訓練施設に
自分自身が料理人・出稼ぎ労働者として単独潜入して
著した『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』では、
戦争は格差を失くさなければ終わらない、ということを
まったく新しい取材手法で、明らかにしていた。
グローバリゼーションが、世界に経済格差をもたらし、
貧しい人々が多国籍資本の権益を警護する傭兵となる。
格差と戦争が循環する終わらない戦争の構造である。

「現場取材なくして、人間は語れない」というのが、
安田純平の考えだ。

このツイートを残して、
安田純平はシリアへ向かった。

安田純平@YASUDAjumpei2015年6月21日
現場を否定するということは個々の人間の存在を否定するに等しいと思う。
せっせと取材の邪魔をする安倍政権とかその支持者とか、
現場なんか見なくてもネット見てれば全て分かるとか言っている
ネトウヨとかネトサヨ陰謀論者とか、
根本的な問題としてそのあたりが共通してあるのだと思って見ている。

安田純平@YASUDAjumpei2015年6月21日
これまでの取材では場所は伏せつつ現場から
ブログやツイッターで現状を書いていたが、
取材への妨害が本当に洒落にならないレベルになってきているので、
今後は難しいかなと思っている。
期間限定の会員制で取材経過までほぼリアルタイムで
現場報告することも考えてたが、危険すぎてやっぱり無理そう。



安田氏の友人・常岡浩介氏が私戦予備陰謀罪をでっち上げられ、
警察に家宅捜査を受けて所持品を奪取(主目的は常岡氏がもつ情報の収奪)され、
現在まで起訴も逮捕もされないままであるが、
2017年10月、常岡氏は、国(裁判所)と東京都(警視庁)を被告として提訴し、
外国人記者クラブで記者会見を開いた。
その際、記者の質問に、
「安田純平君は、(2017年の)9月22日の時点で
 生きているという情報を得ている。
 裏は取れていないが、信憑性は高いと考えている。
 情報収集は私や他のジャーナリストや研究者で
 シリアや周辺に人脈を持っている人達が協力して
 犯人グループの中に人脈を作って
 安田君につながる情報を集めている。」と述べている。


◇    ◇

ロイターは、
アサド政権側の化学兵器使用は2011年の内戦発生以降、
少なくとも27回に上るという国連報告書を伝えている。

今現在、東グータのドゥーマで
化学兵器(サリン、塩素ガス)が使われ、
国際社会の批判が強まっているが、
トランプも「もう間もなく」「やるやる」と
シリアを軍事攻撃する姿勢を見せて、
ロシアと牽制しあっている。

昨年4月にトランプは、
アサド政権側がイドリブで化学兵器を使ったと断定し、
シリアの空軍基地をトマホークで攻撃したが、
政権の中枢機能を徹底破壊しようとするものではなく、
軍事施設を局所的に短時間攻撃するのみの
威嚇ポーズのようなものでしかなかった。

このトランプのシリア攻撃は、
開戦法規(国連憲章51条)に反するもので「侵略」になる。
この国際法では、
・自衛権の行使(個別的自衛権/集団的自衛権)
・国連の集団安全保障
武力の行使ができるのは、この場合のみであり、
これは、人類が多くの犠牲を払って作った
戦争についての法、侵略戦争を封じ込める国際法である。

しかし、国連が機能不全に陥っているのが現実だ。

4/10、国連安保理において、
米国が作成した シリアでの化学兵器使用の調査機関設置の
決議案を採決したが、ロシアがまたもや拒否権を行使し否決してしまった。
ロシアが拒否権を行使したのは12回目だ。

アサド政権は、化学兵器を用いてドゥーマを陥落した後は、
反政府武装勢力が集まっているイドリブへの攻勢を仕掛けると
予測されている。


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Dion Nissenbaum and Michael R. Gordon and Stacy Meichtry
2018 年 4 月 11 日 10:55 JST
ドナルド・トランプ米政権は10日、
シリアのバッシャール・アサド政権による化学兵器使用疑惑への対応で、
国際社会から将来的な軍事行動の可能性に対する支持を取り付けるべく尽力し、
まずフランス、英国、サウジアラビアが米国との共同歩調を約束した。
米政権が各国と協議を行う中、米軍とフランス軍はシリアを射程圏内に
収める地域に誘導ミサイル駆逐艦を配備した。
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NEWS WEEK 〜OPINION〜
WHAT IS THE TRUTH ABOUT THE CHEMICAL ATTACKS ON SYRIAN CIVILIANS?
By Eliot Higgins
On Tuesday, February 13, 2018 - 11:00
http://www.newsweek.com/what-truth-about-chemical-attacks-syrian-civilians-805264?amp=1&__twitter_impression=true

杉田基 【The Denial〜シリア化学兵器論争】
2月18日 Facebookより〜
シリアで化学兵器攻撃を行なっているのは誰なのか。
青山弘之東京外大教授は今度はトルコによる可能性に触れている(http://syriaarabspring.info/?p=46485)。
3つのメディア報道を情報源としているが、
1つはシリア北部クルド人・SDFらによるメディアANHA、
あとはシリア国営のSANA、
ロシア政府系のスプートニク。
ANHAは少し判断しかねるが、ほかの2メディアはこの紛争に関する限り、
デイリーメール以上に信用できないメディアである。

こういう現象は日本に限ったことではない。
シリア紛争で化学兵器使用が確認された当初から、
ネット上にアサド政権を支持する、化学兵器使用否定論者が現れたと
ニューズウィークは指摘。
9.11以降、「本当は何が起こったか」的な議論と
ネット社会が結びついていると警鐘を鳴らす。
彼らはシリアでの化学兵器使用に関する議論に入り込み、
現地調査の信頼を常に傷つけようとしてきた、として記事をまとめている。
以下に抄訳を紹介する。
□ □ □
重要な役割を果たしたのはロシア政府である。
調査の権威を傷つける意見や憶測を増幅させた。
2013年8月21日数百人が犠牲になったサリンによる攻撃では
互いに矛盾するものもあるような様々な陰謀説が出て、
シリア政権の責任を不問に帰した。
ロシア外務省スポークスマンは23日、
「サリン攻撃の数時間前に
 シリア軍によるサリン攻撃への批判がなされていた
 という話がネットで広まっている。
 つまりこれは仕組まれたものだった」と述べた。
この主張はアサド政権支持派のサイトに基づく。
それによると、
攻撃を撮影したYouTubeビデオが攻撃前の8月20日にアップされている。
これは実際のところ、サーバーがある米国西海岸の時間が反映されただけであり、
シリアとの9時間の時差が原因である。
このシンプルな説明にもかかわらず、主張は続いた。
数日後にはラブロフ外相までこれに触れている。
この陰謀論が持たなくなると、
ロシア政府はシリアで活動している修道女、
アグネル・マリアム・デ・ラ・クロワ氏に目をつけた。
彼女はサリン攻撃は仕組まれたものであり、
犠牲者は政府支配地域から誘拐されて来たアラウィ派住民だと主張した。
この主張はすぐに崩れた。
ヒューマン・ライト・ウオッチ緊急対応ディレクターの
ピーター・ブッカー氏が調べたところ、
この主張は誘拐されたアラウィたちからも否定されており、
話にならなかった。
それでも、ラブロフ外相はこの主張に言及している。
□ □ □
否定論者の大きな武器は化学兵器を含めた攻撃を
目撃したり、伝えたりした個人や組織を全く信用せず、
むしろ悪者扱いすることだ。
彼らがどんな人たちであるかは考慮されず、
アルカイダやイスラム国のメンバーだったり、
共謀したりしているということになってしまった。
反政府軍の支配地域は立ち入りも厳しく制限されている。
ゆえに住民である彼らしか化学兵器攻撃の実情は知らない。
その彼らをテロリストということにしてしまえば、
証言を打ち消すのは容易である。
ホワイト・ヘルメッツとして有名なシリア民間防衛隊と
それを支えるメイデイ・レスキューが主なターゲットとなっている。
反政府勢力支配地域の多くはホワイト・ヘルメッツだけが
組織的な救助活動を行なっており、情報も集めている。
救助者のボディーカメラは地上の状況を伝える重要な情報源。
近年は化学兵器攻撃を立証したり、
化学兵器禁止機関やほかの調査関係者に情報提供したりしている。
□ □ □
ホワイトヘルメッツの信用を落とすのに重要な役割を果たしているのが
バネッサ・ビーレイ氏だ。
無名だった彼女はロシアの国営メディアに抜擢された。
ホワイトヘルメッツとその支持者を声高に執拗に批判している。
彼女はロシア国営のRTやスプートニクに頻繁に登場。
ホワイトヘルメッツを正真正銘の攻撃目標だと述べている。
「ホワイトヘルメッツは創設者のジェームズ・ルムジュリアー氏が
 最近のインタビューでも述べたように
 真っ先に救助に駆けつけるということで信頼され、
 標的とした国家の信頼と弱さ、貧しさを利用してその奥深くに入り込んでいる。
 この偽りの人道主義はNATO諸国による企てである。
 もしシリアで止められなかったら、
 将来はより多くの国を破壊するのに使われるだろう。
 シリアはテロリストの攻撃を国内に押しとどめながら、
 その分身であるホワイトヘルメッツにも晒されている。
 しかし、いつまでこれらを封じ込められるだろうか。
 テロはEUが資金を拠出しているトルコという回廊を通って拡がっている。
 ホワイトヘルメッツはベネズエラやマレーシア、フィリピンなどでも作られるだろう。
 テロとホワイトヘルメッツは共に歩みを進めていく。
 止められるとしたら、文明国の暴力的な文化、
 米国の新植民地主義や英国の帝国主義、EUのグローバリズム、
 湾岸諸国の過激主義とイスラエルの寄生主義くらいだろう」
□ □ □
ロシアはビーレイ氏やそれに似た見方を国営メディアで広めている。
結果として彼女の考え方は大手を振って公式の議論で使われている。
2017年4月4日カーン・シェイクンでのサリン攻撃の後、
ロシアのピーター・イリチフ国連代理大使は
「ホワイトヘルメッツ—事実かフィクションか」と題したビーレイ氏の説明を
国連総会に提出した。
カーン・シェイクン攻撃について
シリア政府を批判する内容の化学兵器禁止機関と
国連による調査結果が出されてからの討論で
ロシアのウラジミール・サフロノフ代理代表はこう述べている。
「全ての結論は間接的な証言に基づいており、
 その証言の多くが反政府勢力や、
 ヌスラ戦線のテロリストと結びついているホワイトヘルメッツのような
 信頼できないNGOから提供されている」
このように化学兵器使用などの戦争犯罪の情報を
一番持っている組織を悪者扱いすることが
化学兵器使用陰謀論者や否定論者たちの最も重要な戦略になっている。
そして、様々なNGOから化学兵器禁止機関や国連へと繋がる調査作業の
信用性を傷つけようと試みる。
化学兵器使用否定派はその多くを非主流やロシア国営メディアに負っている。
一方で多くの人々の声や主流メディアによる化学兵器に関する主張は
不正確な情報のために打撃を受けている。
□ □ □
ベテランのジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏は
2013年と2017年のシリアでのサリン攻撃に関わる仕事で悪名高い。
ロンドン・レビュー・オブ・ブックスの記事では
13年8月21日のダマスカスでのサリン攻撃は
入念に仕組まれた成りすまし作戦であり、
トルコの支援を受けた反乱軍が実際には行ったと書いた。
ハーシュ氏の話は突っ込みどころ満載、不正確で想像の産物であり、
裏付けは何もなかった。
具体的なのはソ連時代のロケット弾が使われた時に
それが自家製だと述べたことくらい。
彼は使用された大量のサリンや
必要とされる高価で複雑な化学工程と供給網については何も書いていない。
また、攻撃に使われたロケット弾が
シリア政府軍独自のものだったことについても何も説明できていない。
2017年のカーン・シェイクンのサリン攻撃後、
彼はドイツのヴェルト紙に「トランプのレッドライン」という記事を書いた。
そのなかで、ロシアはアサド政権に精密爆弾を提供、
テロリストの会合を狙った。
しかし、爆弾が部屋一杯にあったクリーニング用品に引火して有毒な煙が発生、
大勢の犠牲者が出たと書いた。
これは完全な空想だとしてシリアやロシアの政府さえ支持しなかった。
被害者の身体を調べて、
ハーシュ氏の記事が完全な作り話だということが分かったが、
ヴェルト紙は訂正を出さなかった。
ハーシュ氏は記事への批判に
「知ってることを書いただけだ。もう終わった話だ」と答えた。
□ □ □
名のある出版物にこれらの陰謀説が掲載されることで、
政治家の多くが紛争の詳細について、最新情報を追いかけなくなってしまった。
陰謀説はそれぞれ明らかに間違っているにもかかわらず、
驚くほど大きな影響を与えている。
有名な出版物を通して陰謀説は正当性を得てゆき、
公共の議論の土台を蝕んでいる。
事実と主張が同じように扱われ、事実に基づいた判断をする土台を破壊している。
つまりは現地の人々は嘘つきであり、
禁止機関が採用した証拠はでっち上げであり、
西側諸国は反政府勢力とともに
活発にアサド政権に対する陰謀に参加しているということになる。
ニューズウィークでも最近この風潮の記事を載せている。
イアン・ウィルキー氏の
「マティスが認めた。アサド政権が毒ガスを使ったという証拠は何もない」は、
国防長官がシリア政府がサリンを使った証拠はないとして、特段の留保もなく、
2017年と13年の攻撃は国防総省と国家情報局から見て未解明の問題だと
述べたとしている。
決定的なコメントに見えるが、これは文脈から抜き出されている。
質 問:  正確を期したい。彼らが使ったであろうと考えていると述べているが、
    証拠はあるのか。それは何か。
マティス:彼らは以前、化学兵器を使ったことが露呈した時に
    やると言ったこと(廃棄)をやらなかった。
    明らかに(廃棄を)やらずに再び使った。
    彼らを疑うに足る沢山の理由がある。
    使われたという報告を他にも戦場から受けている。
    証拠は持ち合わせていない。
    反証はできていないが、証拠を探し続けている。
    我々は違法行為を否定したりごまかしたりするアサド政権と
    交渉しているのだ。分かったか。
ウィルキー氏はマティス長官の発言を引用して、
13年、17年の攻撃にシリア政府の責任がないという説が
最初から最後まで全て正しいということが確認できたかのように
誤って用いている。
化学兵器使用否定論者や陰謀論者は
次々とこの記事を引用して彼らが全て正しかったと広めている。
□ □ □
これらの見方がロンドン・レビュー・オブ・ブックスやヴェルト紙、
ニューズウィークという主流メディアに掲載されたことは
違った視点を提供することにならず、議論の活性化にも繋がっていない。
ひたすら、事実ももはや変えられる、
真実とは意見の問題であり、
公的機関の人々は調査をでっち上げて妥協を図る、
犠牲者はパフォーマーであり、
救助しているのは戦闘員、
そんな考え方を促すだけだ。
これは危険だ。オーウェル風の倒錯だ。
これはイラクの大量破壊兵器を巡る議論ではない。
サンディフック小学校乱射事件の被害者が
俳優だったかどうかという議論でもなければ、
イスラエル人が9.11にワールドトレードセンターに
出社しなかったかどうかの議論でもない。
これはまさにロシア政府の望むものであり、
アサド政権が望むものである。
犯罪者は訴追を逃れ、被害者は捨て置かれる。
以上
■ ■ ■
この記事を書いたのはエリオット・ヒギンズ氏。調査報道で知られた人物だ。
この記事中の陰謀論蔓延は外国だけの話ではない。
青山教授の例だけではなく、日本でもグーグルでホワイトヘルメッツと入力すれば、
でっち上げなどの言葉が関連で現れるだろう。
ネットには本当らしい嘘、嘘と真実のない交ぜが飛び交う。
教授は過去にもホワイトヘルメッツに批判的な記事を
ニューズウィーク日本版日本語版に書いている
(https://www.newsweekjapan.jp/stories/…/2016/10/post-6091.php)。
これらの判断はわれわれ個々人に委ねられている。

「本当は違うのだ」などと言われた時は、
その根拠を見定めなければならない。
発信源はどういう機関か、
独立性は担保されているか、
どういう人物か、
辻褄は合っているか、
どういう意図の発信か、
特別な利害がないか、
見ていかなければならない。
最も苦しんでいる人をもっと苦しめるようなことがあってはならない。
本筋や権威を信じられず、疑ったり、批判したりすることは健全だ。
しかしながら、だからと言って、傍流の主張が正しいと信じる道理はない。
むしろ様々な批判にさらされ検証を経てきた本流主流以上に
疑ってかかるべきである。

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ウォール・ストリート・ジャーナル日本版@WSJJapan
4月11日トランプ氏、シリアへの共同軍事行動を呼び掛け

カタールの猫@Qatar_Cat
IDF高官がMaariv紙の取材に対し、
「イランがシリアからイスラエルを攻撃するならば、
Assadとその体制は地図上から消えるだろう」と述べる

黒井文太郎@BUNKUROI
共同通信のインタビューに
「アサドは降伏を強制するために化学兵器使用」と
激しくアサドを批判していたハリーリが、
河野外相との会談でこれしか言わなかったわけがあるまいに。
これ書いた外務省の責任者は誰ですか? 気づかないとでも?
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_005906.html

黒井文太郎@BUNKUROI
アサド批判→ロシア刺激→日露首脳会談に悪影響かも⁉︎
↑バカみたいですが、これが日本外務省クオリティ

黒井文太郎@BUNKUROI
「米国と各国との協議では、
アサド政権の化学兵器関連設備を
全て破壊する攻撃などが検討されているが、
アサド氏の退陣は求めないもようだ」

☪常岡浩介容疑者☪@shamilsh
トルコ、イラク、ヨルダンは米・同盟軍の
アサド政権空爆のための自国領空の飛行を許可

☪常岡浩介容疑者☪@shamilsh
本音はとってもアサド寄りのヨルダンも、
事実上のアサド側のイラクも、
米国と一触即発のトルコも協力とは…

黒井文太郎@BUNKUROI
もう現地映像で最初から疑うべくもないけれども、
ロシアが「化学兵器の痕跡なし」とミエミエの嘘情報を流し、
それ真に受けてる残念な人も散見されるなか、
WHOも被害者たちから毒物被害の痕跡を確認

カタールの猫@Qatar_Cat
Assad政権は2013年から化学兵器を継続的に使用してきたわけで、
今さらなに言ってだと。
「戦況が有利だから使うはずがない」というのも、
東京新聞がかの政権の本質を
まったく理解できていないことを示しています。
常識の通じる相手じゃないんやで?


KaSuehiro@KaSuehiro
ロシア
「化学兵器攻撃は反政府派の自作自演」

「化学兵器攻撃など無かった」

「国連の調査はダメだ。」

「我々が調査したら化学兵器使用の痕跡は皆無だった」

「アメリカの攻撃は化学兵器の痕跡を消すためだ」

せめて、化学兵器使用があったか無かったかくらいは、どちらかにすれば?