「政府が国会で答弁して来たことは全部ウソだ」
と言っている 〜by 菅野完
http://rkbr.jp/podcast/audio/ins-wed-04.mp3
櫻井浩二インサイト
水曜は：森加計問題11月29日 著述家 菅野完
今回、会計検査院が、
今まではジャーナリストしかしてこなかった
実際、証拠を生で見て、実際、人に会って話を聞くという仕事をして、
いかにこの国有地取引が酷いものであったか、
特例づくめだったかということを
報告書の中で指摘して止まないわけですよね。
報道の中では、会計検査院の指摘が
手緩いのではないか、キッチリ書き切っていない、という指摘もあるが、
私は、報告書を何度も通読し、
今書き切れる中で、あれ以上の書きぶりはないと思っています。
会計検査院は、「資料がないからこれ以上書けない」
「資料がないから調べようがない」ということを書いているんですね。
「前理財局長の佐川さんが国会で言っていた
〈システムの都合上、デジタルデータは作成したらすぐ消える〉とか、
〈国有地の売却実務が終わったので根拠書類は廃棄した〉とかいう
答弁の枠の中で調べていくと、おかしいよ。」と
会計検査院は言っているんですね。
端的に言えば、
「政府が国会で答弁してきたことは全部ウソだ」と
会計検査院は言っているんですけでども、
「もし佐川さんが言う〈書類は全部捨てました〉ということが
本当であったとしても、それでも、おかしいよ。」と
会計検査院は言っているんですよ。
「ということは、全ての書類がもし出て来たら、
さらにおかしい事になるだろうよ。」ということなんですね。
野党の追及が国会で始まり、
ちょっと手緩いなと思っているんですが、
日本共産党の宮本岳志議員の質問で、
極めて重要な安倍首相の答弁が出てきました。
宮本議員が、
「2月に〈もし私や私の事務所や妻が関わっていたら、
総理も国会議員も辞める〉という、
この国会答弁は維持しますか？」という質問をしたところ、
安倍さんは「維持する」と答えているんですね。
つまり、2月以降選挙が始まるまでの間、
佐川さんが出てきた、安倍さんが激昂した、
籠池さんが証人喚問で答えた、ということ、
あれは全て生きているんだと言っているんです。
会計検査院が、あそこまで指摘したにも関わらず。
だからこそ、
財務省は、佐川さんよりも必死の言い訳をしていまして、
新しい理財局長の太田さんは、昨日、音声データの存在を突きつけられて、
ようやくそれを真実と認めた上で、
「会話の中には金額の話は出てきたけれど、
金額の話をしただけで、価格の話をしたわけではない。」と
言ったんです。意味が解らない。
会計検査院の報告書で、
「根拠がない」「書類がない」という
恨み節ともとれる文言を見るたびに、
月曜日から始まっている国会での議論を見るたびに、
やはり、私は、籠池さんがこの寒い冬の中、
大阪拘置所の中に逮捕拘留 開始後4ヶ月経ってまだいるということを
思わずにはいられないんですよね。
逮捕というものは、〈逃亡、もしくは、証拠隠滅の恐れがある〉人に
対して行われるもの。
拘留延長処置というのは、裁判所も検察も4ヶ月もやっているというのは
異常ですが、今のルールには、このくらい長期間拘留してもいいとは
書いてあるんです。
けれども、それは罪状隠滅の恐れがある場合とされているんですね。
でも、逃亡の恐れがあって、罪状隠滅の恐れがあるのは、
他ならぬ、財務省じゃないですかね。
会計検査院は、罪状隠滅という言葉は使っていないけれども、
「財務省も国土交通省も、なにか罪状隠滅しているよ」と
暗に指摘しているわけですよね。
これはやっぱり、「不当だ」と言わざるを得ないと思うんですよ。
「みんなで座って会計検査院の報告書を読もうよ」で
いいと思うんですよ。
これは、メディアの力だと思うんです。
僕は3/15に、自宅前でメディアの囲み取材を受けた時に
二つのことを言いました。
一つは、「籠池さんが喋れば内閣の一つや二つ潰れるよ」
という話をしました。
これ、安倍政権以外なら内閣潰れていたと思います。
そうならないのは、メディアが萎縮しているからなんですよ。
明らかに、会計検査院の報告書を読めば、
「2月から7月まで閉会中審査も含めて、
春の国会、夏の国会で行われた政府答弁は、
ことごとくウソだった」と
会計検査院は言っているわけですよ。
マスコミも忖度している〜
としか言いようがないんです。
その象徴が、〈あの日僕の家に来たメディアがいた〉
ということだと思うんですよ。
本来なら必死に昭恵さんを追っかけなきゃいけない。
昭恵さん旦那の晋三さんが窮地に立たされてます。
安倍さんは国会で真摯に丁寧にお答えしますと言ってますが、
ここ一昨日くらいから野党の追及が強くなると、
だんだん声を荒げて激昂するようになってきました。
悪い癖が出てきたんでしょう。
財務省、政府要員は苦しい答弁に終始しているわけですよね。
それを尻目に、昭恵さんは自分のフェイスブックに
UZUという居酒屋が五周年を迎え、
盛大なパーティーの様子をアップしてたんですよね。
もはや豪傑の雰囲気を漂わせるぐらい、
全く空気を読んでいないんです。
僕の手元に、昭恵さんと籠池夫妻が写っている写真があるんですけど、
あまりにも対応が違うことに戦慄を覚えるんですよね。
籠池夫妻は拘置所の中で寒い冬を迎えようとしているわけでしょ？
昭恵さんは今おそらくクリスマスに向けてパーティーの準備に
忙しいんじゃないでしょうか？
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■近財・池田 × 籠池夫妻 音声データ 完全版
「籠池夫妻と財務省近畿財務局の国有財産統括官・池田氏の交渉音声データ」
この音声データを独占スクープしたのは、
不思議なことに、「フジテレビ系の在阪ローカル局・関西テレビ」だが、
この会談が行われた〈日付け〉と〈場所〉を
特定したのは、菅野氏でした。
日付け : 2016年5月18日
場所 : 塚本幼稚園の園長室
そして、この音声データの中の
佐川理財局長の国会答弁を完全に覆す
重要なポイントを指摘。
この交渉の結末で財務省側は、
「1億3千万以下への値下げは厳しいが〈10年分割〉の支払いなら可能」
とオプションを追加して提示している…と。
https://hbol.jp/149569
■腐敗した警察がもつとどうなる？
デジタルフォレンジックという利器
それから…
産経新聞が報道した
〜近財職員への背任容疑などを捜査している大阪地検特捜部が、
パソコンに残るデータを解析する技術
「デジタルフォレンジック」（ＤＦ Digital Forensics）を使い、
売却の交渉記録を電子鑑識する方向で検討している〜
…という話。
あれは、どうなったのだろう？
【「デジタルフォレンジック」とは？ AOSリーガルテックが解説】
AOSリーガルテック株式会社が運営する
AOSデータ復旧サービスセンター「データ119」は、
犯罪捜査や企業の不正検証にデータ復旧技術で
国民生活の向上に著しく貢献するとして経済産業大臣賞を受賞。
なにか、嫌な予感がしますね。
この国会の騒動が、
ヤバいオチのおかしな方向へ
向かっているのでなければいいのですが…
デジタルフォレンジック❗️
この利器…
使う者によっては、ある種の凶器❓
「警察官僚が中枢に入り込んだ安倍政権」と掛けて、
政権寄りのフジサンケイグループの
関テレの「音声データ スクープ」と
産経新聞の「大阪地検 デジタルフォレンジック導入」と解く、
そのココロは？
キチガイに刃物⁉️