ビートルズ&マイケルの映画の共通性 ~とにかく逃げて逃げて逃げまくる!! | ☆Dancing the Dream ☆

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The Joy of life ♡
with ☆Michael Jackson☆








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マイケルは、ジョンの18歳年下です。
メンバーが出会い、The Quarrymen から、the Beatlesに変わりゆく頃に
マイケルは、生れ、
The Beatlesが解散へと向かいはじめ、ジョンがソロ活動に入る頃に、
ちびマイケルは、J5でデビューしたんですね。

さて・・
今日は、マイケルとビートルズの映画についてのお話しから始めます。

どちらも、当初は、
チープでトンチキなドタバタB級映画の香りに、
ファンにとっても「???」な微妙な反応が多かったという共通点はありましたが、
それは、さておき・・、
当然のことながら、
マイケルとビートルズの映画の主旨は、
今までは、まったく何の関連性のないものと思ってきました。。

たしかに、表面上は、
ビートルズの映画『 A Hard Day's Night 邦題ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』と、
マイケルの映画『 MOONWALKER 』は、全く何ら関係のない異なるものに見えます。

けれども・・
この二つの映画の主人公たちは、どちらも、

兎に角、
  逃げて逃げて逃げまくっている!
 のです。

このことに、注目してみました。

熱狂のRock&Roll、どこに行っても、
ファンの大群やマスコミに追い掛け回されるエンタメ界の寵児らは、
生活は忙殺され拘束され、コントロールされる。殊にツアー中は、ホテルに監禁状態となる。
裏には、札束の勘定に余念のない人間が入れ替わり立ち返り、何層にも存在する。

ビートルズは、「Help!」で、
「できるなら助けておくれ! 僕は落ち込んでいる
そばにいてくれたら本当に感謝するよ
 僕の足をステージへ戻すように手伝ってくれ
 頼むよ、助けてくれ!」と歌い、

マイケルもあらゆる歌で、自分を取り巻く狂気を歌った。
例えば、「Monkey Business」では、
「やれやれ、なんてこった まったく、勘弁してくれ
 僕には迷惑なんだよ 僕には 害悪なんだ ベイビー
 いやはや、なんてこった まったく、勘弁してくれ
 いったい何が起こってるんだ 教えてくれよ ベイビー」と歌った。

そう言えば、清志郎も歌っていた。。「ドカドカ うるさいR&Rバンド」で、
〝子供だましのモンキービジネス~~♬″と!

熱と冷気と芳香と臭気とが交錯する狂ったようなエンタメ界は、狂った社会の濃縮版なのだろう。
狂気が襲ってくるスピードも濃度も猛烈だ。
正気で居続けることは、尋常一様の精神力で務まらない。

だから、彼らは、
ジョン的に言うなら 「心の中に存在するBoy」
マイケル的に言うなら「心の中のMy baby」の発する声に従って、
狂った人間が操るこの社会から、
猛スピードで逃げるのだ!
逃げて逃げて逃げまくる!


大人になって、世界を翔け廻った彼らは、
人間社会を俯瞰して見つめ、
改めて、自分自身の「boy」あるいは、「Baby」と名付けられた純粋な魂が、
かつて直感し、見抜いていた社会の狂気を再確認し、
世界に伝えようとしたのだ。

ジョンも、マイケルも、
自分のメッセージが、彼らにとって不都合であるため、
はっきりと、身の危険を感じていた。


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マイケルは、子供を育む愛情ある環境の大切さ生涯を通じて訴えてきましたが、
68年のインタビューで、
ジョンも、学校教育、宗教組織などの欺瞞を特に言及していました。
これらは、家庭とともに、子供時代の心を育む環境そのものであると言えます。

そして、さらに、ジョンは、
実は、政府そのものが、狂った連中の集まりであり、
狂気が国や世界を操作し、多くの国民がそのことに気づいていない危険性を訴えたのです。
音楽を通じて表現してきたこの一つの重大なメッセージを、
この日、ジョンは、TVを通じて、はっきりと明言したのです。

インタビューの経緯と、
メッセージの重要点を抜粋し、訳してみました。

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John Lennon Interview: Release 6/6/1968
このインタビューは、68年6月6日、Peter Lewisの司会によって行われ、
4つの部分に分けて編集されました。
6月21日にBBC studio で収録されたステージプレイも使われ、
6月22日に放映されました。

今まで劇場化されることのなかったジョンの'In His Own Write' と 'A Spaniard In The Works.'という二冊の著書を元にした National Theatreで行われる演劇について、
インタビューに答えた。
監督、共同脚本のVictor Spinetti ( ビートルズの映画「A Hard Day's Night」「Help!」にも出演 )も一緒に登場した した。
Victor Spinetti は、このプレミアでこう述べた。

"it's not really John’s childhood, it's all of ours really, isn’t it John?" John Lennon, assuming a camp voice answered "It is, we're all one Victor, we're all one aren't we. I mean 'what's going on?'" Spinetti said the play "is about the growing up of any of us; the things that helped us to be more aware".

「これは、ジョンの子供時代の話ではありません。
これは、本当に私たち皆の話なのです。そうだろう、ジョン?」
ジョン・レノンはそれを受けて気取った声で「これは、僕ら皆の話だよ、ビクター。
僕ら皆であり僕らではない。つまり、‘どういうことだい?’」
スピネッチは言った「僕らの何らかの成長についてということ。
もっと何かに気づくことを助けることだね。」

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※注・この動画は、赤字の部分をピップアップしているようです。


Peter Lewis: The boy [in the play] hates a lot of things and in a way, you could say you were attacking these things, like organized religion, and the way people teach you in school.

PL:その少年は多くの事柄、やり方を嫌悪しているんだね。
   君は、これらのこと、宗教組織、
   それから、学校での教え方を非難していると言ってもいい。

John Lennon: I feel the same now, really, about organized religion, education and all those things that everybody is still laughing at. But I mean, I expressed it that way then. I don't know how I'd express it now, you know. It'd be slightly different really.

JL:僕は今でも同じように感じるよ。本当に宗教組織、教育、
   それから、皆が静かに笑っているこれらの全てのことについてね。
   だけど、つまり、僕はそのときこんな方法で表現したんだ。
   ぼくは今、それをどのように表現すればいいのかわからないんだよ。わかるかい?
   それは、本当には微妙に異なるんだ。

Victor Spinetti: But there's a tremendous amount of compassion in his writing, which I love. It really is saying 'Come on, do what you want to do'.

BS:けれども、僕の大好きな彼の書いたものには、途方もないほどの思いやりがあるよ。
   それは、全くこう言っている、「さぁ!君のやりたいことをやるんだ!」とね。

John Lennon: Because, I mean, I've always sort of suspected that there was a God, even when I thought I was an atheist... (Whispers) Just in case.....
But I believe it, so I am full of compassion really, you can still, sort of,
just dislikethings. I just hate things less strenuously than I did. I haven't got as big of a chip about it, because maybe I've escaped out of it a bit.
I think our society is run by insane people for insane objectives. And I think that's what I sussed when I was 16 and 12, way down the line. But I expressed it differently all through my life.

JL:何故かというと、つまり、僕はいつも多少なりとも、神がいるということを
   うすうす感付いていた。僕は無神論者だと思っていた時でさえ・・
   (囁く)念のためだけど・・
   僕がそれを信じている場合、僕は本当に思いやりに満たされるんだ。
   ある程度、まだこのことを本当に嫌っていながらね。
   僕は、まったく自分がしたほど精力的には憎んではいなかったんだ。
   僕は、それについて、さほど大きなこだわりを持っていたわけじゃない。
   なぜなら、おそらく、僕は、ほんのちょっと、それから逃避したんだ。
   僕は、僕らの社会は、気の狂った目的のために、気の狂った人々によって、
   操られていると思っている。
   そして、僕は16や12だった頃に、この筋書きの流れを見抜いていたと思う。
   僕は、人生を通じ、異なったあらゆること全てで、それを表現してきたんだ。


   
It's the same thing I'm expressing all the time. But now I can put it into that sentence that I think we're being run by maniacs for maniacal ends, you know. If anybody can put on paper what our government, and the American government, and the Russian, Chinese... what they are actually trying to do, and what they think they're doing, I'd be very pleased to know what they think they're doing. I think they're all insane.
But I am liable to be put away as insane for expressing that, you know. That's what is insane about it.

I mean, don't you agree?

   僕がいつも表現していることは、同じなんだよ。
   だけど、僕は今、僕らは狂気の目的のための狂人によって操作されていると思う―
   ということを、文章に書き示すことができるよ。わかるかい?
   もし、誰かが、僕らの政府―アメリカのロシアの、中国の政府・・
   彼らが実際にやろうとしていることを紙に書くことができるとしたら、
   僕は、彼らがやっている彼らが考えていることを、
   願わくば、ぜひとも知りたいものだね。
   僕は、彼らは皆狂っていると思うね。
   しかし、それを表現することで、僕は狂人として 葬られそうだ。そうだろう?
   それが、狂気ということなんだ。
 僕がいっていることに、君は賛成しないかい?

   
Peter Lewis: I do, actually.

PL:僕もそう思うよ。ほんとうに。

John Lennon: It's not just a bit strange. It's just insane, and nobody knows, all these people in the street and half the people watching this are going to be saying, 'What's he saying! What's he saying!' You know. You are being run by people who are insane, and you don't know.

JL:それは、ちょっとばかり奇妙だということではない。それは、狂っているんだ。
   そして、誰も知らない、街行く人々皆、そして、これを見ている人々の半数は、
   こう言うだろう。「奴は何を言っているんだ!奴が言っていることは何なんだ!」
   そうだろう?
   君は、狂った人々によって操作されている。そして、君は、そのことを知らない。


Victor Spinetti: The real world was so insane, the fantasy world becomes something much better. We are living in insane times, aren't we. We really are.

VS:真実の世界はこれほどに狂っていたんだ。
   ファンタジーの世界はもっと良い何かを作りだすけれど。
   僕らは狂った時代に生きているんだよね? 本当は。

Peter Lewis: Yeah. And the thing that you feel, all the way through, is that, there's this boy trying to get out.

PL:そうだ。そして、君は、始めから終わりまで、
   それから逃れようとしているこの少年がいる、ということを、感じているんだね。
   
John Lennon: Well, I did, you see. I got out. But that's just a sort of picture of somebody who is still in it. I mean, you get out in your mind.

JL:そう。そうなんだ。君の知ってのとうりだ。
   僕は、逃れたんだ。だけど、まだ心の中にいる何者か、
   それは、ちょうど、いわば一種の絵のようなものなんだ。
   つまり、心の中で逃避するんだ。

Peter Lewis: Yeah, all the time he is dreaming his way out.

PL:ああ、いつも彼は出口を夢見ているんだね。

John Lennon: But I mean, you do, until you actually physically get out of it.

JL:しかし、僕が言っているのは、実際に肉体的にそれから逃れることなんだ。