思えば、マイケルの「Bad」も「Beat it」も、ストリートの暴力の問題を扱った歌でした。
1992年4月に発生した「ロス暴動」から約20年。。
「ロス暴動」は、黒人男性、ロドニー・キングが、スピード違反で逮捕された際、ロサンゼルス市警察の白人警官数人に酷い暴行を受け、その様子がビデオカメラに収められ、その映像は当時、全米のニュースで放映されたことが、発端となった。
裁判では、陪審員はビデオカメラの映像から身元が判明した4人の白人警官に無罪判決を下したため、黒人社会への差別があったとして怒りが爆発。暴動へと発展した。
6日間におよぶ騒動で、サウスロサンゼルス地区で53人の死者、2000人が負傷、
各地で火災も発生した。
2012年2月、このロス暴動の記憶を蘇らせる事件が昨年発生した・・。
トレイボン・マーティン君という17歳の黒人の少年が、フロリダ州サンフォードの住宅街で、「自警ボランティア」をしていジョージ・ジマーマン(ヒスパニック系・29歳)によって銃殺された。
午後7時過ぎに、父の友人宅に向かってフードをかぶって歩いていた高校生のマーティン君に対しジマーマンは不審と感じ、激しくもみあった末に武装していなかったマーティン君を射殺した。
ジマーマン被告は第2級殺人(計画性の薄い殺人)罪で起訴され、
2013年7月13日、地元の陪審団は無罪評決を下した。
この事件をめぐっては、「正当防衛」を理由に被告が1カ月以上も逮捕されなかったことが「黒人差別」だとして、全米各地で激しい抗議デモが相次いで起ったが、
被告は、命の危険にさらされたため発砲したなどと主張し、フロリダ州など南部に多い「正当防衛法(スタンド・オン・ユア・グラウンド・ロー)」が適用された。
この判決は全米を揺るがし、抗議の声が集まっている。
2012年4月、米下院の議場内で、
ボビー・ラッシュ(Bobby Rush)議員が、
スーツの上着を脱ぎ捨て、
中に着ていたフーディーのフードをかぶるとサングラスをかけて、
「人種プロファイリング(人種による選別)はやめなければならない」と宣言。
抗議行動としてこれまでで最大級の注目を集ました。
以前、マイケルのシャワーキャップファッションについての記事を書きましたが、
黒人の人は、雨に濡れ、湿気を含むと、縮れた髪質のため、
髪の毛が膨らんでしまうことを避けるために、
時にシャワーキャップを用いるファッションが流行したことがあります。
これと同じで、黒人の人は、雨を避けるため、フードを被るのですね。
その記事は、コチラ↓
*2013年06月24日(月)
MJのシャワーキャップは変? ~ブラックカルチャーを学ぶ
ボビー・ラッシュ議員は、この「フード=黒人=ストリートギャング」という、
人種プロファイリングを偏見であると抗議してるのですね。
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ボビー・ラッシュ議員は、
かつて、イリノイ州では下院1区で、現アメリカ大統領オバマを破った人物。
1989年にブラックパンサー党リーダーの息子を銃殺され亡くされています。
前記事にも書いたように、
2004年、マイケルは、非公開で、アフリカへの援助を擁護する連邦議会の代表である
ボビー・ラッシュ議員らに会っています。
それは、HIV の蔓延をくい止めることを目的するものでした。
ボビー・ラッシュ議員は、マイケルの死後、
FOXニュースのメインキャスター、ビル・オライリーの
マイケルに関する発言に対しても、抗議していました。
なぜなら、ニュース番組で、
ビル・オライリーは、こんな暴言を吐いていたのですから!

信じられない!!

〝Bill O'Reilly says that he is "fed up" and "nauseous" with all of the "bizarre" media coverage of the late King of Pop.
He says that since he was "selfish" and had "unacceptable" relations with children, he should not be a hero.″
〝ビル・オライリーは、彼には「うんざりだ」と言い、そして、後期のキングオブポップのマスコミ報道の全ての「奇妙」さに「吐き気を催す」と言った。
彼は、キングオブポップを以前から「利己的」であり、子供たちとの関係を「容認できない」と言い、彼はヒーローではありえないと言った。″
ビル・オライリー(Bill O'Reilly・多くの人から右翼あるいは狂信的な共和党支持者と思われている。)FOXニュース『ジ・オライリー・ファクターのメインキャスター。
→ウィキ= http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC
※【ビル・オライリーについての特記事項】
ビル・オライリーは、
小児性犯罪者を厳しく罰するための「ジェシカの法律 (Jessica's Law)」
フロリダで性犯罪者により生き埋めにされて殺されたジェシカ・ランスフォードの事件に基づいて名付けられた法律を各州が批准するように、運動をすすめていた。