柳田國男が著書『妖怪談義』に登場させて以来、
その伝承が世間に知られ始め、
かの水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場した。
ぬりかべ は、巨大な「壁」の妖怪である。
夜道を歩いていると、
目の前が突如として目に見えない壁となり、
前へ進めなくなってしまうというもの。
壁の横をすり抜けようとしても、
左右にどこまでも壁が続いており、
よけて進むこともできない。
人を体に塗り込んでしまうこともある。

現代の日本では、嘘の上に嘘を塗り込み、
薄らしろ~い顔をした、
真っ当な人の道をふさぐ壁の妖怪、
「ぬり安部」という、
ぬりかべの変異種が現れている。