1955年半ばに発表した小説「白い人」が芥川賞を受賞し、
キリスト教を主題にした作品を多く執筆した。
多くの作品は、欧米で翻訳され、
ノーベル文学賞候補と目されたが、
『沈黙』のテーマ、遠藤が到達した「弱者の神」「同伴者イエス」という考えは、選考委員の一部に嫌われ、受賞を逃したと言われる。
しかし、グレアム・グリーンをして
「遠藤は20世紀のキリスト教文学で最も重要な作家である」と言わしめた。
『沈黙』は、マーティン・スコセッシ監督による映画が制作中で、
公開は2013年の予定である。
そして、彼の生涯のテーマ「キリスト教と日本人」、キリスト教的唯一神論と日本的汎神論の矛盾についての最終章となったのが、死の3年前、70歳の時に発表された『深い河』である。
さて、死の1年後『深い河』創作日記』が発見され発表され、
この本は、遠藤周作が壮絶な闘病生活の中で書いた『深い河』の創作日記、
その宗教観が凝縮された小文「宗教の根本にあるもの」などが収録されています。
『深い河』創作日記、その中で――
遠藤は、「宗教は思想ではなく、無意識である」といいます。
著書『沈黙』でも書かれたように、
「ある行為や人生の中の出来事を通じて語りかけてくるささやきと、
それを捉える 単なる合理性を超えた無意識。。
この働きこそが「宗教性」である。」
そして、
「どのような宗教であれ、その根底にあるものは一緒なのであり、
それは人間だれもが持ち合わせている無意識の中に存在する。
それこそが私のいう "宗教性"で、あらゆる宗教の根本なのだ」
…というのです。
また、『深い河』で登場人物が神のことを「玉ねぎ」と呼ぶこ とについても
興味深い考察が記されている。
「「神はどこだ?」と探しても、それは玉ねぎの皮をむくようなもので、
見つからない。
むしろ、自分の行為の中に漠然と感じられるものが神なのだ」…と。。。
また、『深い河』は、
「宗教多元論」を唱えたジョン・ヒックという宗教学者に影響を
受けたということです。
その思想は、ヒックの主著の『神は多くの名前を持つ』、
この題名に表わされている通り…
「すべての宗教は同じ神を信じている、
ただ、それをいろいろ独自な仕方で理解したり、表現したりしているだけだ」
…というのが宗教多元論の基本的な主張です。
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この『深い河』を著した頃の遠藤氏は、
カトリック作家としては異常事態だということで
「頭がおかしくなった」とか、
シンクロニシティなどを扱い「オカルトに傾倒している」とか、
もはや、これは、キリスト教とは呼べないと言う論者もいます。
―――この状況。。。
「スリラー」を悪魔崇拝のオカルトと言われたり、
「スムクリ」を銃による描写や悪影響を及ぼすと言われ、
エホバの証人から叱責されたマイケルと、
宗教的「村八分」にされていく感じ。。。
同じです

それに、
遠藤氏の上記の「宗教の根本にあるもの」という小文の内容と、
マイケルが、書いた「Dancing the Dream」―のGodというエッセイの中で言う
宗教の本質についての考えは、符合するのです。
そこのとこ↓…もいちどUPすると。。
『不思議なことに― 人々が未だに自分の考え方が唯一正しい考え方だという概念にしがみついている間も、
世界のあらゆる宗教の中で、神は、彼自身、あるいは彼女自身を、どう表現するかということは、気にもしていないのです。
神について何か言おうとしても、誰かが腹を立てるでしょう。
もし、あなたが、"全ての人の神の愛が、彼らそれぞれにとって正しい"と
言ったとしてもです。
僕にとっては、神がどんな形をとるかということは、
最も重要な事ではないのです。
僕の歌やダンスは、神(彼)がそこに入って満たすための輪郭線なのです。
僕がその形を提供すると、神(彼女)がその甘美さを注ぐのです。』
マイケル・ジャクソン「Dancing the Dream」――God の冒頭より
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マイケルは正式には1987年4月、アルバム『BAD』リリース前にエホバの証人を脱退していますが。。。
(キャサママの本と「マイケルジャクソン観察日記」に掲載)
ところが…
2001年のインタビューで、今でも「エホバの証人」であることを認めており、
さらに、2005年の裁判の最中の、シカゴのラジオ局WGRBで、キング牧師と親交のあった80年代後半、大統領候補とも言われたジェシー・ジャクソン師が司会を務めるトーク番組「Keep Hope Alive」の電話インタビューでにおいて、自分はエホバの神を信じていると言っています。
これは。。。
マイケルの宗教的な心の旅が、
すっかりかつての「エホバの証人」に逆戻りしたのか
…というと。。そうではないと思うんです。
言葉尻だけとらえると、そのようにも受け取れますが…
葬儀もキャサママの意向でエホバの証人として葬られたとされますが…
どうでしょう?
■2001年(43歳)
TV Guide Interview (Nov 2001)より。。
TVG: Liza Minnelli also sang at your tribute concerts.
You two seem very close.
MJ: I speak to Liza every week. We come from the same planet. Like Elizabeth does.
-ライザ・ミネリもコンサートで歌いましたね。あなた方は非常に親しいようですね。
MJ:ライザとは毎週のように話してるよ。僕らは同じ惑星からやって来たんだ。エリザベスと同じように。
TVG: What planet is that?
MJ: It's called Capricious Anomaly in the Sea of Space. [laughs]. Gee, I can't name it. Just beyond our solar system, I think. But this is true, and this is not to be taken lightly: People who grew up as child stars have the same thing in common. You're cute, they love you; you go through the awkward stage, they don't accept you anymore. Very few make the transition to adult star. And most of them become self-destructive. And it's very sad.
-どこの惑星ですか、それは?
MJ:「大宇宙という名の海に浮かぶ気まぐれな物体」とでも言おうか(笑)。いや、うまくは言えないよ…。太陽系を超えた所にあるんじゃないかな。でも、これは本当に言える事であって、軽く考えられては困る。子供の頃からスターとして育った人たちには共通するものがあるんだ。可愛い頃は愛される。ちょっと大きくなると、途端に無視されてしまう。大人のスターになれる者など、ほとんどいない。多くは自滅していくんだ。悲しい話だね。
TVG: How did you avoid self-destruction?
MJ: I think religion entered in?
-あなたはどうやってそのような状況を乗り越えたのですか?
MJ:たぶん、信仰心のおかげだろうね。
TVG: Are you still a Jehovah's Witness?
MJ: Yeah. I've done, you know, we call it pioneering. We do 90 hours a month. I don't do as much now because I'm busy. You go door to door. I wear a fat suit, pop-bottle glasses, mustache, buck teeth, and, like, an Afro wig. And I knock on the door and say we're Jehovah's Witnesses
-今でもエホバの証人の信者なのですか?
MJ:そうだよ。
僕はやってきたよ。ご存知のように、いくつもの、我々が呼ぶところの開拓をね。月に90時間やるんだ。今は忙しくなってしまったから、やらないけどね。体型をごまかす服や、分厚いメガネ、付けヒゲに入れ歯、アフロヘアのかつらをかぶって1軒1軒、回るんだ。ドアをノックして「我々はエホバの証人です」と名乗るんだよ。
■2002年(44歳)
↑このインタより後の作品。。
バリー・ギブとマイケルによって2002年12月にレコーディングされた、
All In Your Name。
これは、晩年のマイケルの宗教感が伺える曲です。
「神の名と君の名は同じなのだ」と繰り返されます。
言葉というのは、まどろっこしいですが。。
旧約の父なる神の名、「YHWH」にしても、
YHWHとは、ヘブライ子音なのですから、言葉(音)にならないものなのです。
あえてそれをヤハウェと発音したり、母音符号をつけ、エホバ(YeHoVaH)と
呼んでいたんですよね。
そのNAMEをどう呼ぶかは、それぞれですが…
ここでは一応、言葉でコミュしているので、
そこは、解り易く?(…かどうか?(●´ω`●)ゞ)
NAMEを「それ自身」「魂」と訳してもいいかもしれません。
つまり、「神の魂と人の魂は同じで、一体なのだ」と言っています。
だから、「自分自身を信じ、愛せ」と。
それは、この全宇宙(=神)とつながり一体であることを
はっきりと感じることでもあるのです。
そして、自分自身を信じ、愛することと、
この全宇宙を愛することは等しいのです。
---All In Your Name---
今、僕はひとつの使命を得た
すでに知られている賢人たちが君に語ったその物語が繰り広げられる
女と男は、その計画によって行動するはずだという物語
そして、僕らはどのようにして高く飛ぶことができるかを知るのだ
ここに正にひとつの宗教
正にひとつの愛の家族がある
神が天上で泣き叫ぶのと同じように
大きく開いた心で
奪うことのなく与え
僕らは子供たちを(下界で)案じるのだ
それは、僕らが落下するかのように見える
それは、まるで火のようにやかれるようだ
僕が主張するどの地でも
もし僕が信じないならば、僕の人生は何だというのか
僕を見つめる誰かがいる
夢を追うんだ
とにかくやってみるんだ
あえて行う者ら(神々OR救世主/複数形)のように
そして 僕らの世界
それはどうなるのか
取り返しがつかなくなったとき
君は抵抗し、嫌だと言った、君は立ち上がる
神のみぞ知る
このゲームの中にあるものが全てなのだ
君の名においてあるものが全てなのだ
僕を連れて行って
楽園の門へ
それら(神の御名と君の名)は同じなのだ
君の中にあるものが全てなのだ
天国を見守れ
平和の天使
僕らを愛し守る為
僕らの涙の全てをくぐり抜けて
平和への門戸が大きく開き建っている
それは、僕らが落ちるかのようだ
それは、火のように焼かれる
僕が主張するどの地でも
もし僕が信じないならば、僕の人生は何だというのか
僕を見つめる誰かがいる
夢に追うんだ
とにかくやってみるんだ
勇気ををもって行うその人たちのように
その平和はどこにあるのか
僕らは戦争の影の下で探している
僕らは握手することができるのか、立ち上がることができるのか
(戦争は)嫌だと言うことができるのか
神のみぞ知る
この闘いの中にあるものが全てなのだ
君の名においてあるものが全てなのだ
楽園の門へとゆく僕についておいで
それら(神の御名と君の名)は同じなのだ
君の中にあるものが全てなのだ
君を愛せ、そして君を理解せよ
彼らは皆、わかるだろうか
それは終わったよ
その時、私たち皆は、わかるだろう(か?)
それは終わったよ
見てごらん、それは終わったんだ
そして、全ては君の中にある
全てはそのゲームの中にある
全ては君に中にある
僕についておいで
楽園の門をくぐり抜けて
それらは同じなのだ(そうさ、そうさ、そうさ、そうさ)
そのゲームが全てだ
君の中にあるものが全てだ
僕についておいで
楽園の門をくぐり抜けて
それらは同じなのだ
それらは同じなのだ(そうさ、そうさ)
そのゲームが全てだ
君の中にあるものが全てだ
僕についておいで
楽園の門をくぐり抜けて
それらは同じなのだ
全ては君の中にある
*All In Your Nameの詳しくは過去記事にあります。
2012.4.25
http://ameblo.jp/et-eo/entry-11231234785.html
■2005年(46歳)
Jesse Jackson Interviews March 27, 2005.
From the Jesse Jackson's Radio Show Keep Hope Aliveより。。
Jesse: And so, you-you-you-you had these hits, ahem, and people that you have embraced are now facing you in court on a daily basis. How does your spirit handle that?
それで、――いくつものヒットアルバムを持っているあなたは―――
今、あなたを包囲してきた人々は、日常的に法廷であなたと対面している。
あなたの精神はこれにどうやって対応しているのですか?
Michael: Ah, I gained strength from God. I believe in Jehovah God very much and ah, and I gain strength from the fact that I know I’m innocent ~~ none of these stories are true ~~ they are totally fabricated, and it’s very sad, it’s very, very painful. And I pray a lot and er, that’s how I deal with it and I’m a strong person, I’m a warrior. And I know what’s inside of me. I’m a fighter. But it’s very painful. At the end of the day, I’m human, you know, I’m still a human being. So it does hurt very, very, very much.
ああ、僕は神から強さを得たのです。ぼくは、とてもエホバの神を信じている。
それから、えーっと、僕が潔白だと知っていると言うこと――本当の話は一つもない、捏造だという、その事実から強さを得ている。とても悲しいことだ。
とてもとても痛ましい。僕は沢山祈り、耐えている。そして、僕は強い人間だ。
僕は戦士なんだ。僕は僕の内にあるものを知っている。僕は闘士だ。
でもとても傷つくんだ。結局は僕も人間なのさ。わかるでしょう。僕だって人間なんだ。だから、とてもとても傷つくよ。
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2005年(46歳)の裁判中のマイケルの言う「エホバの神」とは、
ゴッホが、浮世絵を描くときも油絵の具を使うようなもので。。
それをあえてNameで呼べば…
親しんだ名、エホバってことなのでは?と。。。
私は、マイケルは、晩年の最大の逆境も
「マイケルの魂の中に全て(=全宇宙)があり、それらは同じ」
「All In Your Name」
…と信じて、 強く闘ったのだと思っています。
――― 心の旅~マイケルと宗教 * END ―――
p.s.ゆきさんへ
PCがいよいよダメで
コメ欄もメッセも開かないので、ここでメッセですぅ

すっごく、すばらちー動画
もう~大感激です!
ぜひ、一般配信してください

p.s.チコさん、ソランさん、まみさん、エイプリルさん

コメありがとーーーо(ж>▽<)y ☆
こんなとこから、言っちゃうぞ~
あらびゅ~

ゆきさんのおかげで、
私のマイコー画が、ブラダンに乗って踊ってるぅ

とってもウレシ~です。゚(T^T)゚。
ぜひ、楽しんでやってくださ~い!