


今日は、Stranger In Moscow について!
マイケルの言葉・Stranger in Moscowはどのように書かれたのか?
"Stranger in Moscow was written, uh, when I was in Moscow on the Dangerous-Tour. And it was just a strange, eerie, lonely time for me. Outside my hotel was just a sea of faces of... of fans chanting and screaming. But I was inside my room and I felt so all alone, like I was the last person of the planet. And in the song I say "How does it feel when you're alone and you're cold inside." uh, I say "It's like a stranger in Moscow" and that's pretty much how I felt. And the people were some of the nicest people I've ever met. And the concert was very successful, but, uhm, that day, especially that day, I/strong>
"Stranger in Moscow was written, uh, when I was in Moscow on the Dangerous-Tour. And it was just a strange, eerie, lonely time for me. Outside my hotel was just a sea of faces of... of fans chanting and screaming. But I was inside my room and I felt so all alone, like I was the last person of the planet. And in the song I say "How does it feel when you're alone and you're cold inside." uh, I say "It's like a stranger in Moscow" and that's pretty much how I felt. And the people were some of the nicest people I've ever met. And the concert was very successful, but, uhm, that day, especially that day, I just felt this different feeling and the song "Stranger in Moscow" came to me. So, that's how it was written."
↓ 《訳》 ↓
"Stranger in Moscow "はデンジャラスツアーでモスクワにいた時に書いた。
それは僕にとってただ奇妙で、不気味で、孤独な時間だった。
僕のホテルの外には、ただ顔が見えた・・ファンの顔、歓声を上げ、叫んでいる顔が。
だけど僕は部屋の中にいて、そして、まるで自分が全くポツンと一人ぼっちだと感じたんだ。この星で最後の生き残りの人間であるかのようにね。
この歌の中で僕は言う「孤独で、心が芯まで凍るとき、どんな感じだ?」ね?どう?僕は言う。「モスクワの異邦人のようだ」と。それこそ殆ど僕が感じていたことなんだ。モスクワの人たちは今まで会った中でも最高な部類の良い人たちだったし、コンサートはとても成功した。
でも、ん~、その日、特にあの日、僕はこの異様な感覚を感じ、それから、"Stranger in Moscow"という曲が僕のもとにやって来た。
そう、これは、こうして書いた曲なんだ。
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■「アプリオリ」と「アポステリオリ」
この、異様なスローモーションの映像のように
マイケルのモスクワでの「時間と空間」は・・・
I just felt this different feeling だったのですね。。。
アプリオリとは、経験的認識に先立つ先天的、自明的な認識や概念。
アポステリオリとは、感覚・経験を通じて得られる認識や概念。
「時間と空間」は、アプリオリなもの。。
しかし、物理的な時間の流れは一定であるはずなのに、私たちは同じ長さの時間を、あるときは長く「遅く」、あるときは短く「速く」感じる。
心理的には、快く感じていたり、集中している時には、「早く」感じられ、
苦痛に感じていたり、無為に感じる時には、「遅く」感じられるものだ。
つまり、人は、個人の経験や感覚によって、同じ「時間と空間」にいても、異なる時間の流れる異なる空間にいると感じることがあるのだ。
立花隆さんなどは、
人間の認識というものは、アポステリオリ、つまり、すべてが経験・感覚入力の基盤の上に成立するものであって、もし、感覚入力をすべて取り去ったら、認識能力そのものが崩壊してしまうということをたくさんの感覚遮断実験が証明している…
という。
Stranger In Moscow のSFは、1993年にマイケルを突然襲った
「児童虐待」疑惑の渦中の中で、彼が感じた異様な「アポステリオリ」な世界が
映像化されているようだ。
路傍に横たわる浮浪者、
鳩に餌をやるスーツの黒人の男、
カフェで一人思い悩み沈んでいる女、
草野球を傍観する男、
アパートで浮かない顔で窓の外を眺める男・・・
彼らは、孤独な異邦人だ。
見知らぬ街をさまよい歩くマイケルと同じように
世間とはまるで違う時間の流れの中にいて、
見えるものが、全て奇妙なスローモーションの
異質な感覚の世界に包まれている。
心の芯まで冷え切った 狂うほど孤独な人間。
彼らは、危険な心理状態にいる。。。
しかし・・・あるいは・・「死線」を見る。。そんな時。。
今まで見えなかったような、連続する今、つまり、「生」の姿が、
異様なまでに、クリアに見えて来る。。
飛ぶ鳥、蜂の羽ばたき、ボールの軌道、雨の一粒一粒。。
神の救いか・・天からの突然の雨・・
街行く人々は雨を避けて、足早に走り去るが、
彼らは、何かを洗い流そうとするかのように、この雨の中に立ち尽くす。
この雨が囚われている苦しみを洗い流し、
ありのままの自分でいられることを願いながら。
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「生と死」の境界に直面した時の感覚というのは、
何か特別な超感覚のようなものを知覚するのではないだろうか?
瞬間に起こったことが、スローモーションのようにクリアに見える。
それを、美しいスローモーション映像で表した
映画を思い出した。。。「The Fall(落下の王国)」だ。
無声映画のスタントマンは、撮影中の事故で半身不随になり、
おまけに、主演男優に恋人を奪われ、「自殺」願望に取り付かれるが・・・。
撮影中の事故のシーンのスローモーション。。。
I was wandering in the rain
Mask of life, feelin' insane
Swift and sudden fall from grace
僕は、雨の中を彷徨っていた
人生の仮面をつけ 非常識な狂気を感じながら
瞬間的に突然起こった 恩寵からの落下だ
from Stranger In Moscow
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ここで、いったん仕切ります。
Stranger In Moscowの雨②へ・・つづく・・。