
Our Dreamlike Album 
今日も、You Rock My Wouldの謎②のつづきです・・
you tubeから消えちゃったロングヴァージョンが
ニコ動にありましたので、今日はこちらを♪


「地下室」=「マイケルの潜在意識」のダンスフロアーで
知ることとなった女への自己投影。。。
地下室で目撃した自分そっくりの踊る女・・すなわち、
「支配され囚われている女」の中に見てるのは、自分自身であるということに
マイケルは気づきました。
では、自分の魂の支配者とはいったい何者なのか?
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それは、燃え盛る炎に飲み込まれる ヒーローの写真、
「ボクサー」のポスターによって表されている・・と思われます。
マイケルにとって、互いを相談相手として信頼しあう、ごく親しい友人、
また、父のような存在であるというマーロン・ブランドが、
舞台となる「The WATER FRONT HOTEL」のボス役で出演しています。
(多くのマイケルのSFに出演している息子のミコも側近役で出ていますね。)


『On The Waterfront(波止場)』の 離婚した父母の間を行ったり来たりする
ボクサーくずれのテリー ボクサーを志した若きジョー
Mブランドが主演した「波止場」の物語は、暴力によって支配された波止場街で、
殺人の片棒を担いがされてしまう男の物語です。
マーロンブランド自身も、アル中の両親、暴力的な父の元に育ち、
電気工や配管工などの仕事をを経て、独自の演技力で偉大な名優になった人。
彼自身の息子は数々の事件を起し、娘のボーイフレンドを故殺してしまい、
娘はその精神的ショックから自殺するという壮絶な悲劇を経験した父親でもあります。
そして、マイケルの父ジョーも、離婚した父と母の間をまるで漂流者のように
行き来し、安らぐ場所なく育った人。
結婚し、製鉄所で重労働の仕事をしながら、無法状態が蔓延する危険な町で
9人の子供を育てます。音楽を志していたジョーは息子達に夢を託し、
彼らを厳しく指導して、やがて、J5としてプロの道へ導き、
まだ人種差別の色濃い芸能界においてジャクソンファミリーは、
黒人の芸能一家として成功を治めるのです。
しかし、その成功とは裏腹に、ジャクソン家の家庭内も、平穏ではなかったようです。
マーロン・ブランドと、ジョー・ジャクソン・・・
どちらも、「The WATER FRONT HOTEL」に貼られた
2枚のポスターのボクサーのように、サバイバルな人生を拳で闘ってきた
タフな男なのかもしれません。
マイケルは、父ジョーから受けた虐待、タフで愛情を表すことが苦手な父との
不和については、公に多くの場面で語っています。
しかし、このSFの中では、敬愛するマーロンブランドと憎しみのような感情を抱いていたジョージャクソンに、ある共通点を見出していたことが、
このポスターによって現れていると感じます。
時代がかった黄ばんだ2枚のボクサーのポスターは、
マイケルにとって拳の力をもつ「父親」の象徴です。
しかし、愛を乞うても与えることができない父ではなく、
苦難の多い人生を切り開く為に「闘う男」としてとらえるマイケルの視点も
垣間見られるのです。
そして、ついに、マイケルは、
この複雑な愛と憎しみ、尊敬と軽蔑・・「コンプレックス=感情複合」の元、
自分を支配する父親像を、炎の中に燃やしてしまいます。
ユングの心理学では「父殺し」は古い文化を否定し、
新しい文化を創造する心の働きなのだそうです。
これは、ひとりの人間が、自分自身を取り戻し、
ひとりの人間を、ひとりの人間として認めるための
内なる「父親殺し」なのかもしれません。
SFの終盤、炎が舐めるように全てを飲み込んで行く中
ボス役のブランドが姿を見せ、マイケルと対峙します。
ボス :You’re pretty cute in there.
なかなか派手にやってくれたじゃないか
マイケル :I know who you are.
あなたのことは知っているよ
ボス : Bing bong!
キンコンカ~ン!
Later
またな
この、「Bing bong!」キンコンカ~ン!と訳しましたが・・・
あなたを知ってるよ!あのMブランドだ!ピンポ~ン!
・・・という感じかもしれませんが。。
私的には、学校の授業の「終業の鐘」
のイメージです。「父親の授業」は、これにてお仕舞い!
お前は、ひとりの男だ!
また会おうぜ!
そんな意味かな??と(*^o^*)
クリスが迎えに来た車に二人が乗り込んだ後には、
「The WATER FRONT HOTEL」の看板が見えます。
父親たちを支配した「On The Waterfront 波止場」に建てられた
マイケルの心を壊した「(Heart Break )Hotel」も
炎に焼かれ、灰になった。
「The WATER FRONT HOTEL」という過去を後にして
やや三バカ大将な感じすらする彼ら若者?たちは、
なんとなくワクワクする明日に向かって走って行きました。



「瞳は宝石☆」
☆まみ☆さん・作
最後に、愛のマイケル画を描き続けていらっしゃるアメトモのまみさんの絵を、
ご紹介します。
この絵は、マイケルが、Invincibleのジャケット用にと考えて
撮影されたというアルノ・バニの写真集の中から描かれたものです。
まみさんのブログ→ http://profile.ameba.jp/mamimj0222/
一番上の画像は、絵を、アルバム風?にちょっとレイアウトして、
ロゴを入れさせて頂いたものです(●´ω`●)ゞ
絵を眺めていたら、これがInvincibleのジャケ写になったらどうなるか・・?
見てみたかったのです

マイケルが、アルバート・ワトソンやアルノ・バニとコラボレートして
求めていた本来のイメージは、今はもう、見ることは叶いませんが、
私たちの想像の中に、幻のように、妖しく金色の光を放って
浮かんでは消えてゆきます。
Our Dreamlike Album
ということで、現行のInvincibleのジャケ写のファンの方、どうぞお許しくださいね。
マイケルの生前最後のアルバムのInvincibleの
生前最後のショートフィルム「You Rock My Would」のSFを
私なりに読み解いてみて、
愛の哲人マイケルの、 宝石のような眼差しから放射される
金色のエネルギーを感じることができました。

勇気が沸いてきましたよ~


お読みいただきまして、 誠にありがとうございました
