このブログへホシュ・ゲルデニズ!(ようこそ)星餓です。
今回の単語は・・・
「高級」
英:luxury/High class
西:lujo/Clase alta
葡:luxo/Classe alta
イン:kemewahan
ト:Yüksek sınıf
高級=高いランク、または英語でいうラグジュアリーがこれに当たる様子。
今回習うのは、トルコで用人御用達のレストランで生まれた名物ベイティ・ケバブ。
これをメインに数品作ります。今尚愛される高級レストランの味とは如何なる物なのか?
確かめて来ましたよ~。10月は星餓のお誕生日の月なので豪華にいきましょう!
ババ━━━m9(`・ω・´)━━━ン!!!
そんな訳で、今回はトルコ料理の先生の所へ。
先生はプロですからね~。こういう料理は真骨頂でしょう!
先生も今回のケバブは大好きだそうです。
(前回の訪問→https://ameblo.jp/esunittuku189/entry-12272673573.html)
まずはメイン「ベイティケバブ」から。
これはイスタンブールの高級レストラン「ベイティ」で生まれた故、
その名を「ベイティ」というらしい。家庭でやる人もいるらしいけど、
大体はお店で食べる物かな?ただ、お店なら何処でもある物でも無いらしい。
İlk kebap yemek!
「まずはケバブを焼きます!」
あれ?これってアダナケバブじゃね?と思った方がいるかも知れません。
でもね。串に付いた形こそ同じでも、中身は全然違うんです!ヽ(゚◇゚ )ノ
割とフープロで粗挽きにしていたアダナとは違って、
こっちはしっかり・滑らかにこねなければいけません!おかげで掌の筋肉を大分使って、
しばしひきつってしまいました。ベイティでは毎日これ以上こねてるのかな~。(><)
さらにスパイスも違います。
特にトルコ料理には珍しいコリアンダー粉が意外でした!
それに炒めたにんにくも挽肉に入れてしまうんですね。φ(.. ) メモメモ
Yapmak lavash!
「ラヴァシュも焼きます!」
そしてラヴァシュもまた違うんです。前にも習いましたけど、
発酵させないので、ルレケバブの時の方がタイプが近かった。
薄~く伸ばして鍋で焼く。焦げ目が付いて焼けていく様子は、
インド好きならチャパティ(タワロティ)に見えるかと。
シンプルゆえでしょうか?賢い生地の千切り方とか、
寝かせる時は余り空気に触れない様にとか、
先生のこだわりが特に垣間見えたのがココでした。ヽ(゚◇゚ )ノ
これは「ザルダジェリ・ブルグルサラダ」。
ラヴァシュはパンだけど、悪魔でベイティケバブに必要だから作るといった感じで、
主食としてではない様です。故に、主食兼サラダ的なこの料理が選ばれたとか。
ブルグル(プチプチの小麦)をふかして使い、時々かき混ぜて冷ましてやります。
こういう作業って、やると何だか愛着沸きませんか?あ、でも漬物とかでやると、
愛着沸き過ぎて食べられなくなるかな?(ノ∀`*)タハー
そしてこのサラダ最大の特徴はドレッシング!
ビネガーやオリーブ油はさして珍しくないけど、
トルコ語の名称にあるZerdeçal(ザルダジェル)を使います。
これは何とターメリック!しかも、火を搭さずにドレに入れて混ぜるッ!?(´゚ω゚);;*
これはインド料理好きな人には衝撃でしょうね~。
しかも生姜も入る事で、同族同士で共鳴もさせている!
おお~、これはどんな味になるか楽しみですね~。( ´艸`)
お次は「キシュ・チョルバ」。
これはジャガイモやブロッコリー、牛乳などを使うスープ。
もしや・・・フランス料理のキッシュをインスパイヤーしたスープなのか!?
Sebzeler keseceğiz.
「私達は野菜を切ります。」
・・・と思いきや、キシュとはトルコ語で「冬」という意味らしい。
牛乳を使うスープなので、キッシュよりもクリームシチューっぽいかも。
でも、クミンが入る辺りはトルコならではですね~。ヽ(゚◇゚ )ノ
最後にお菓子。このお菓子はココア生地、
レモンゼスト&ミルクの生地、ニンジンペーストの3段構造。
層を作るという事で、
以前習ったイチヂクケーキを思い出したのですが、
結論から言って全然違う物でした!
Biz bir katman oluşturun.
「私達は層を作ります。」
粒のセモリナ粉を2つに分けて、レモンゼストの方とココアにしてコレで2層。
ニンジンはとろとろに煮て使います。コレで1層になるので、計3層。
これらを重ねてベランダで冷やします。
へえ~オーブンで焼くんじゃ無くて、冷やして固めるのね!
セモリナの吸水性を利用した面白いデザートです!φ(.. ) メモメモ
ベイティケバブを仕上げていきます!
この間に二手に分かれ、片やイワシに粉を付けて揚げる。
ベイティケバブはラバシュと合わせる事で、肉汁で一体感が増す&しっとりと!
ソースを作ったら、これをくるくる巻いてから切ってプレゼンテーション!
さあ、それでは頂きましょう。
Afiyet olsun!(どうぞ召し上がれ!)
キシュチョルバ
味は・・・具材や作り方がクリームスープみたいですけど、
もっとミルク重視でサラッ・さっぱりとしてますね。野菜柔らか~い。
それにコショウが効いてますね!クミンも入ったからか、
クリームシチューよりもスパイシーでした!
「寒い日に良いスープです。」
ソースをかけて先生の自家製ヨーグルトを中央に!
この組み合わせはトルコだよなあ~。
ベイティケバブ
なるほど~これが高級レストランで生まれたという味ですかッ!?
手の平が疲れましたけど、こねた甲斐がありました!(´∀`)
肉は良くこねただけあって、滑らかだがギュと詰まった食感。
そして、じわっと熱くなる様にスパイシー!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
この味がヨーグルト+サラッとしたトマトソース、
薄くてもちもちのラヴァシュと合わさると・・・スパイシーだが上品な味なんですよね~。
これは初めての体験!確かに優雅で高級レストランの味というのも納得です!
Bu baharatlı ve zarif bir tat.
「これは上品でスパイシーな味です」
「バランスが良いメニューでした!」
イワシ
これが先ほどのイワシ。
味はまさにTHEイワシの唐揚げ。そりゃあ美味いですよ!(・∀・)
レモンは強めの方が良いですね。特に尾びれ付近がカリッとしててイイ!(・∀・)
ザルダジェリ・ブルグルサラダ
これも美味いですよ。麦っぽいぽろぽろ・プチプチ。
トマト&ビネガー、レモン汁効果でほのかに酸っぱい。
ターメリックも混ぜて入れるのが良いのか、
全然粉っぽくありません!これ、何気に後半お腹で堪りました。(笑)
Güzel üç renk!
「美しい3色!」
ココアとニンジン菓子
これがね。食感はプチプチ・粉感がみっちりしたプリンっていった方が良いのかな?
いや、もったり感や密度はケーキといった方がしっくりくるんだけど・・・。
西洋のケーキにはありそうで無い、違う物かも知れません。
上のニンジンはニンジン感はほとんど無く、甘いピューレになってます。
真ん中はエレガントなレモンの皮、下はココアのチョコ風味。
でも大元が同じなので、やはり良く合います。REZZETRI!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
まとめ・感想
★手が痛くなったが、こういう地道な仕事の積み重ねが優雅な高級レストランの味になるのね。
厨房の裏で仕込みをする見習いシェフの苦労を一瞬だけ垣間見た気がした・・・。
★お菓子は2層でも1層でも出来るそうだし、逆に慣れれば3層以上も夢じゃない?
★やはり先生自家製のまろやかで癖がないヨーグルトだからこそこの味が出来るんだろうな。
ヘタに自家製して酸っぱくなるより、このケバブには癖のないプレーンを買ってきた方が良いかも。