聖書の学び 創世記30章  子作り競争と叔父との駆け引き | ester-chanのブログ

ester-chanのブログ

聖書を読んで示されたことを記しています。礼拝でしたメッセージや聖書の学びの内容も載せています。

 ヤコブは二人の妻と二人の側女の4人から、12人の男子を神様から授かります。レアからは6人の男子、側女ジルパから2人、ラケルは2人だけで(35章で二人目を難産で生み、亡くなることに)、彼女の側女ビルハからは2人。ヤコブはもともとラケルだけを愛して彼女を妻としたかったのに、叔父ラバンの策略で結局ラケルの姉のレアもめとらなければならず、この姉妹の要請によりそれぞれの奴隷をも側女として受け入れなければならないことになり、4人の女性との間に子供たちが生まれました。レアとラケルとも夫、ヤコブの愛を子どもを産むことで得ようと必死になり、姉妹間の壮絶ともいえる小作り競争へと発展し、それが各々につけられた子たちの名前にも表れています。あたかも日本の江戸時代の大奥さながらです。しかし、ヤコブは胎を開くのは神であって、自分ではない、ときっぱり愛するラケルに言います(2節)。周りによって、ヤコブ本人が望まないことを受け入れつつ、彼は神様への信仰を貫き、神様のすべてにおける主権を認めていたのでしょう。またレアとラケルも、嫉妬や憎しみ、苦しみ、悲しみの経験を通して、夫の神ではなく、自分自身が信じて祈り求める神への信仰と導かれたことでしょう。神様は、試練や苦しみ、自分が望まない状況を通しても、一人一人の信仰が試され、成長させられる機会になるように導き、万事を治めておられる方であることを、この箇所からも読み取れます。

ヤコブは叔父ラバンのもとで14年間働いた後、彼の生まれ故郷へ帰りたいとラバンに申し出たが、なかなかラバンは手放そうとせず、報酬を与えるからとヤコブを引き留めようとします。ヤコブは報酬はいらないと言いますが、おそらくこの時点で、ラバンは話し合いで、ヤコブの独立を認める人間ではないとヤコブは理解し、ある程度自分の家畜の群れをラバンより報酬としてもらい、ラバンのものと自分の群れを区別をし、時期がきたら彼の家族と家畜を携えラバンのもとから脱出することは考えていたのかもしれません。

ヤコブは14年間ラバンのもとで牧畜業で働いた中で得た、家畜を繁殖させる知恵をくして、彼の報酬として受け取るぶちやまだら、色のついた羊とヤギの群れをますます強くし、豊かになり、多くの家畜や男女の奴隷、ラクダやロバなどを持つようになったと記されています(48節)。ヤコブは、神様がなされた約束「必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」(創世記29:15)を信じて、神様からのゴーサインを待ちつつ、着々と彼が今できることを準備していたのでしょう。私たちは、ヤコブのように損得を計算する策略家である必要はないですが、何か事を始める時、起こす時、神様のタイミングを待ちつつ、日々与えられている神様の恵みに感謝して過ごしたいものです。