エステクニカルワークスです。
本日はめったに見られない?ちょっと変わった修理ネタでお送りします。
エスティマ 3.5L 4WD の車両です。
雨の日の加速中にマンホールでスリップ(ホイールスピン)してアスファルトに変わった瞬間にグリップした時にバンッと大きな音ともにパチパチ音が発生しました。
結論から言いますとデフケース折れでした。
競技用車両でよく言う「デフブロー」にあたります。
この車両は普通の一般車両で競技用でも何でもありません。
サーキットをぶっ飛ばした、とかいうこともないです。
異音とオイル漏れの状況ですのでまずバラしてみました。
エンジン&オートマの取り外しです。
まずバンパーやヘッドライトなど邪魔になるものをすべて外します。
さくっとエンジンとオートマを下ろします。(約2時間)
エンジンとオートマを分離します
この時点ではオートマ載せ替えを予定していたので地面に直置きです・・・
さらにバラしたい欲がでてトランスファとオートマ本体を分解したところ・・・
右側のねじ9本の丸いやつがクラッチの塊で、左側がデフになります。
FFベースの車両ですのでオートマの中にフロントデフが入っています。
見事に折れてますね。
これがトランスファ側に残ったデフケースの一部
抜くとこんな感じで割れてしまってスプライン1山分くらい広がっています。
本来の形はこう
こんな事例めったにないのでいい体験でした。
280馬力に対して強度不足といったところでしょうか。
純正品番の品番変更も複数回あったようでトヨタさんはわかっているのかいないのか・・・
リコール案件ではないようなのでしょうがないですね。
デフだけ部品で出るのでオートマ本体交換より若干安く済みそうです。
この車両は自家用車ですので自分で修理しております。
ブログネタができて嬉しいやら悲しいやら複雑ですが・・・
おそらくディーラーさんや修理工場に持ち込むと買い替えを勧められるほどの大工事ですが、他にほしい車も特になく修理することに決めました。
続きはまた次回に。
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