狂気の人生「桐島聡」 | 大ぬっぽん帝國万歳!!

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私のハンドルネーム「ぬっぽん」とは、民主党政権誕生辺りから政治に目覚め、ネットで政治ネタを漁っていると、愛国心にも目覚め国名を名乗りたかったのですが、おこがましいので「ぬっぽん」となりました。そんなしょーもないおっさんの他愛もない日常を記したブログです。

 

 

 

 

 


日本中のあらゆる所に貼られていた指名手配犯の張り紙ですが、この包囲網を50年に渡って搔い潜り、潜伏を続けていた指名手配犯の桐島聡が、入院中の病院で本名を名乗り身柄を確保されたそうだ。

 

1970年代は学生運動が盛んで、マルクスの「資本論」に毒された大学生達が日本で共産革命を起こそうと、盛んに学生運動を行っていました。

子供の頃、TVのニュースで大学生が逮捕されているのを見た記憶があります。

 

そのうちの一人がこの手配犯で、三菱重工に爆弾を送り込み多くの社員を殺害しようとし、実際に8名の社員、関係者が亡くなったそうです。

 

指名手配されてから50年余り、私が子供の頃からこの張り紙を見ていましたが、末期のがんで偽名で入院していたところ、本名を名乗り出たのだそうです。

 

本人談によると、海外で逃亡生活を続けていたそうですが、「最後は日本が良い」と、帰国しところ、末期がんの為道端で倒れ、入院に至ったそうです。

 

偽名を使い、身分証明書も必要なので、恐らく誰かの戸籍を乗っ取り、他人に成りすまし、顔も整形し逃亡生活を送っていたのだと思いますが、私が注目したのが「戸籍を乗っ取り他人に成りすます」警察用語で「背乗り」という行為です。

何年か前にも背乗りで他人に成りすました人物が、遠戚を装いとある一家の金を食い潰しながら、家族を殺害していった事件がありましたが、戸籍を乗っ取り他人になりきり、生きて行く人が実際にいることに驚愕します。

 

まるで刑事ドラマの様です。

 

他人になりきり犯罪を犯す。

これも狂気の人生ですが、この桐島聡の場合は、学生時代に共産主義に毒され、50年もの間他人になりきり逃亡生活を送り、人生の最後の一端だけ本人に戻るのですが、他人になりきり逃亡するだけの人生も狂気の人生です。

 

楽しい青春時代も経験せずに、恋愛も結婚もままならず、友人を作る事も出来ず、親、兄弟にも会えず、仕事での苦楽も、何の達成感も味わうことなく、本名も名乗れず、偽名で逃亡生活だけで終える人生なんて、人の人生の中でも最も過酷な人生の一つでは無いでしょうか。

 

しかも人生の最後には本人に戻り、最後は日本が良いと思うとは、長い逃亡生活の末、人生の最後に、「日本人である事が自体が原罪」とし、自らが革命を図り、日本を共産主義の国にしようとした母国に、愛国心を見せるという、自分の人生全否定です。

 

最後に本名を名乗ったのは、50年あまり時間を浪費しただけだけど、わずかな時間でも、自分に戻りたかったのでしょうね。