地元の衰退 | 大ぬっぽん帝國万歳!!

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私のハンドルネーム「ぬっぽん」とは、民主党政権誕生辺りから政治に目覚め、ネットで政治ネタを漁っていると、愛国心にも目覚め国名を名乗りたかったのですが、おこがましいので「ぬっぽん」となりました。そんなしょーもないおっさんの他愛もない日常を記したブログです。

 

 

 

 

 

 

私の故郷呉市にあった製鉄所が閉鎖されました。

小・中学の同級生のお父さんの多くが、ここに勤めていました。

長い間地元の雇用や経済を担っていたと思います。

跡地はこれから10年掛けて解体されるそうです。

 

時々、地元に帰って感じる事は、勿論、人がいなくなり寂しいのもありますが、空気がキレイになったと感じます。

私の地元はこの工場の風下にあり、工場の出す鉄粉を含んだ排煙の被害で、建物の屋根や壁が茶色く変色するんですね。

私達が吸い込んでいた空気の中にも、多くの鉄粉が含まれていたのでしょうね。

 

私は進学や就職で18歳以降は地元を離れ、広島市に居を移し、兄弟も就職や結婚で地元を離れましたが、両親は7~80年の間ずっと、地元で暮らしていました。

その両親はどちらも肺癌でなくなりましたが、排煙との因果関係は判りません。

まあ、80歳前後まで生きれば寿命だと思います。

 

日本の経済は第1次産業から第2次産業に移行し、今は第3次産業が主流で、製鉄所の様な第2次産業衰退しいくばかりです。

第2次産業は多くの人を雇用し、街は賑やかに発展するし、人の暮らしも豊かになりますが、同時に騒音や公害などの犠牲も発生します。

私が子供の頃は、TVで光化学スモッグ発生注意報何て出ていました(笑)

今では考えられませんよね。

 

地元を豊かにしてくれた製鉄所でもあり、生活に我慢を強いられた施設でもありますが、無くなればやはり寂しいものです。

 

豊かさや発展の影には必ずこのような犠牲と言うか、我慢があるのだと思います。

製鉄所の跡地が、地元にとって有意義なモノに再利用されると良いですね。