8月に入り、チビが4ヶ月ぶりに帰省した。


6月にチビの下宿に様子を見に行ったとき、髪の毛がすごいことになっていたため、美容院へ行こうと誘ったが本人が「翌日友達と美容院へ行く約束をしているから、お金だけほしい」と話したので、一万円を渡して、下宿先を後にした。


一昨日、目にしたチビは前髪が目の下までながくのび、横や上に流すという知恵もなく、そのままの状態で目が完全に隠れていた。


翌朝、美容院へ連れて行き、やっと目が見えるようになったが、家に帰っても、高校時代の友だちと遊ぶのに忙しく、ほぼ家にいない。


今週末からクラブの夏合宿で20日間、九州から韓国まで自転車で周回する予定。韓国からはなぜか空路で成田へ行き、東北大に通う友達に会ってから、東京の大学に通う友達と何人か会い、自宅へ帰ると言う。


チビはアルバイトを全くしていないので、そんなお金はどこにもないはずなのに、なぜか、大丈夫といい、相変わらずアルバイトもしようともせず、遊びに出かけるか、家で夜中までオンラインゲームで遊んでいる。


昨晩、こどもから仕送り口座の通帳と印鑑が欲しいと言われたので、理由を聞くと、3週間前にチビに渡していたキャッシュカードを財布ごと落としたらしい。


幸いカードの停止手続きは済ませていたので、よかったが、その口座のお金がないと、韓国へ行くお金がないと言う。


その口座には通常の仕送りのほか、非常時のお金としてまとまった金額が底だまりで寝かしてある。

底だまりなので、絶対に使わないお金として約束したはずなのに、どうもそのお金を使いこんでいるらしい。


チビは下宿を始める時、お小遣い帳を渡して、つけるよう口すっぱく言ったものの、一度もつけておらず、聞くと無駄遣いはしていないと言う。


チビにこれまで渡したお金と、今の通帳の残高、手持ちのお金を差し引いて使ったお金を計算したら91万円も使っていた。


たった一人で、東京以外の土地で暮らしていて、家賃、光熱水道はすべて親が別に支払っているのに、たった4ヶ月で、91万円も使っていたのだ。


ニーズとウォンツ、優先順位をつけてお金を使う、

非常時のお金として、3ヶ月〜半年の生活費をもち、

欲しいものはお金を借りてから買うではなく、毎月のやりくりの中から、少しづつ貯めてから買う、、、



金銭教育に携わる身としては、さんざんこれまで話してきたことであり、我が子にもお小遣い帳を渡して、少しづつ勉強するよう、仕向けてきたつもりだが、散々な結果に情けない限り。


よく学校にいくと、親が教えるよりも、外部講師の方がお金の話は生徒に響くとの声を聞く。

チビには私の声が全く響いていないことがはっきりした。


世の中には、学校の勉強よりも大切なことがたくさんあると思うし、


欲しいものは、お金を借りて買うではなく、お金を貯めてから買うという、この当たり前の金銭感覚も大切なことの一つだと思う。


うちの子は、大学生にもなって、この当たり前のことがわかっていないことが、親としてはとても悲しい。学校の勉強より、人として生きるために大切なことがあるって、かなり言ったつもりだったんだけど、響いていなかったことが本当に悲しい。

でも、社会人になる前に、わかっていないことがわかってよかったとも思っている。

情けない出来事だけれども、早めにわかってよかったと、前向きに捉えるようにして、今回のことをきっかけに本人にわかってもらえたらいいなと思っている。