ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆音楽教室のグランド5台を6〜7時間で調律
─ 全体的に不具合のないように ─
初めてお伺いさせていただいてから
4年ほどになります。
6〜7時間の中で5台をチェック。
大きな不具合が出ないように作業しています。
5台をまんべんなく見ることもあれば、
ピアノの状態に合わせて時間配分することも
あります。
─ 音が狂わないように ─
一番最初のご依頼は
『音の狂いが大きくてレッスンにならないから
何とかしてほしい』
確かに狂いが大きく、
調律が不安定で狂いやすい状態でしたので、
当初は毎月お伺いして
とにかく調律。
具体的には
音の狂っている弦を直して
ある程度保たれているところは触らない。
これを繰り返しました。
また、直射日光の当たるピアノには
窓にカーテンをしていただき、
エアコンを使用されるときは
風向きがピアノに直接当たらないように、
また極端な温度設定(例:夏に冷房18℃強など)は
控えていただくなど、
ご利用される環境にも
ご提案させていただきました。
結果、
毎月の調律の中で直す音の数が減っていき、
調律自体の数も
スタートから1年後には毎月→3ヶ月ごとへ、
そして今は4ヶ月ごとにしています。
─ 安定するように ─
弦はまっすぐ張られているように見えて
実は途中で何度か折り曲がっています。
(写真の緑矢印)
調律で弦の張力を操作するとき、
この折り曲がり箇所のこちらとあちらで
張力がうまくバランス取れていると
”弦が安定している”と言えて、
音の鳴りが良く、狂いにくい状態です。
※糸電話の糸のイメージが近いかもしれません
逆に、
このバランスを調律でうまく取れないと、
音が詰まったり
狂いやすかったりします。
調律をするときには
音が合っているかと共に
弦が安定しているかも気にしていきます。
たいてい、よく弾かれているピアノは
張力バランスはほど良い感じになっているので、
音の狂った弦だけをヒョッと直してあげれば
整うことが多いです。
つまり、
音の狂った状態で安定している弦、というケースも
あるということです。
そして、
これは程度の判断が一概には言えませんが、
ある程度、音の合っている弦については
触らないほうが安定感が出ることもあります。
─ 「だいたい」のレベルを上げていく ─
もちろん初期の段階から
音の狂い以外にも
ノイズやガタ、ネジしめ
大きなタッチの不具合なども直していて、
これらがだんだん落ち着いてくると、
メカニックの調整に時間を割けるように
なってきます。
調律も
音が狂っていない
↓
音にバラつきがない
↓
深みのある音色
のように、少しずつクオリティを
求めていくことができます。
『だいたい良い感じ』のレベルを
少しずつ上げていくことで
平均を底上げしていきます。
─ 先生からのフィードバックも ─
先日ちょうど一人の先生とお話しすることができ、
それぞれのピアノの気になることを
教えていただきました。
こちらもなるべく気をつけて
ピアノに向かっていますが、
どうしても作業は選抜せざるを得ません。
ユーザーの方のご意見はとても貴重で
今日の作業選びの指針にもなりました。
お引き渡しは無しでしたので、
またお会いしたときには
お話をお聞きしたいと思います。
毎回のレッスンが
少しでも快適な充実したものになれば
嬉しいです。
ありがとうございました。
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