ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆自然なピアノに─牛久市・ヤマハG2E(マフラー付)の調律
ご本人は違和感なく弾かれていますが、
一部の生徒さんから『重い』とのご意見も。
このグランドピアノはマフラー(弱音器)付き。
音を小さくする装置ですが、
構造上、タッチが少し重く感じることがあります。
レバーの操作で
弦とハンマーの間にフェルトが入り、
音が小さく柔らかくなります。
アップライトの真ん中ペダルと同じ感じです。
そのフェルトが入るスペースのために
通常より弦とハンマーの距離を広く調整するので、
弾いてから音が出るまでの反応が若干鈍くなり、
『重く』感じることがあります。
実際の重量が重いというよりは、
「PCが重い→反応が遅い」に近い感覚です。
弦とハンマーの距離を狭めると、
通常に弾く分には問題ありませんが、
弱音器を使うとアクション(打弦機構)に負荷がかかり
楽器を傷めてしまいますので、
他の方法で解決を目指します。
鍵盤やアクションの調整をチェックしましたが、
半年周期で調律にお伺いしていますので
状態は良好です。
あまり設定を変えたくないなぁ…というところ。
ご本人は違和感なく弾かれていますので、
今日は設定を変えず、
鍵盤やアクションパーツの接点を
ていねいに掃除して、
動きを良くすることにしました。
ひと通り掃除すると、
弾いた感触は軽やかに、
連打は先ほどより入りやすくなり、
音色は明るく、
ところにより金属的な硬さも出てきました。
鍵盤アクションの動きがスムーズになるだけで
ピアノの印象は結構変わるものです。
お客様はキンキンしないほうがお好みなので、
まず調律でキンキンしないように音を整えます。
それでも飛び出てくる音がいくつか残りましたので、
そこは整音(ハンマーフェルトを針でほぐす)で
クッション性をほどよく修正。
調律後のご試弾では、
いつものシューベルトのソナタが
お部屋にあたたかく広がっていき、
あぁ、このピアノはこうして弾かれてきたのだと。
お客様とピアノの呼吸が自然とぴったり合っていて、
タッチの設定はそのままにしておいてよかった。
また半年後にご連絡いたします。
ありがとうございました。
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