ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆4Hz下げの下律を2回─技術の再現性と、下律で気を付けていること
 
──下律(したりつ)とは
 
ピアノの音の高さ(ピッチ)には基準があって、
その高さに合わせて弦には張力が掛かっています。
 
弦の張力はピアノ本体に影響を与えますので

●季節による湿度変化
●しばらく調律が空いた
●演奏の目的のためにピッチを変更したい
 
…などの理由で
およそ2Hz以上ピッチを変える場合には、
弦の張力バランスも大きく変わるので
調律を一度してもすぐに狂ってしまいます。
 
そこで調律の前に「下律」を行います。
 
まず目的のピッチに向けて
ザッと大まかに調律(=下律)し、
 
それから本来の調律を行うことで
より安定した調律を残すことができます。
 
 
 
──2台のアップライトピアノを下律
 
ほぼ同条件の2台のアップライトピアノを
急ぎもせず、だらけもせず、
4Hz下げの下律をしてみました。
 
同じことを2度行い、
かかる時間や下律の精度などを比較することで
自分の技術の再現性を見てみようという機会です。
 
技術の結果が行き当たりばったりではまずいので
再現性が大切です。
 
 
49A(ヴァイオリンなどで合わせるラの音)の弦で
チューナーからピッチを採り、
 
そこからストップウォッチで時間を測りました。
終わるまで時計は見ません。
 
結果↓
●1台目:20分47秒65
●2台目:20分53秒93



 
誤差6秒。
 
そこそこリズムが安定していることが
わかりました。
 
残された下律の傾向も
ザッと見る限りおおよそ似たような感じでした。
 
 
 
──下律で気に掛けていること
 
下律も精度が良いに越したことはありませんが、
まずは時間を掛けずに終わること。
 
本調律の準備としての作業ですので
ここに時間を取られて後が押しては本末転倒です。
 
20分前後は目安として適当だと思います。
状況によって時間を掛けるケースもありますが
 
20分くらいでできるリズムを持っておくと
便利だと思います。
 
あとは、
チューニングピンとピン板の感触を整えたり
弦の張力がたるまず、
しっかり引っ張られていること──
 
このあたりを気にしながらやっています。
 
時間短縮だけを目指せば
15分くらいでやったこともありますが、
 
「本調律の準備」として考えると
20分くらいで、
後の安定感も意識した作業がしたいと
今は考えています。


 





 





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