ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆優劣よりも選択肢として─「シングルスプリング」と「ダブルスプリング」─ディアパソン183Eの調律
─大先輩の代打─
時折代打のお声が掛かり
複数の現場に入らせていただきますが、
どのピアノもちゃんとしています。
すごいなぁと思います。
─シングルスプリングとダブルスプリング─
このピアノのメカニックは
シングルスプリング。
【現代のグランドピアノのメカニック】には
●シングルスプリング
●ダブルスプリング
の2つのタイプがあります。
※昔のピアノについてはここでは触れません。
他の呼び方として、
・シングルスプリング
→シュワンダー、エラール式
・ダブルスプリング
→ヘルツ、スタインウェイ式
などと言うケースもありますが、
ここではシンプルに
「シングルスプリング(バネ1本タイプ)」
「ダブルスプリング(バネ2本タイプ)」とします。
鍵盤の動きをハンマーに伝えるのが
その間にある「サポート」というパーツ。
同じ音の連打や、
動きの速い曲が弾きやすいように
サポートにはバネが仕込まれています。
はじめバネは1本でしたが、
時代が進み、
より俊敏性を求めてバネ2本のタイプが登場。
今はバネ2本が主流です。
これを優劣と取るか、キャラクターと取るか。
当然より良いものを求めて
ダブルスプリングは開発されたのでしょう。
ただ、そのどちらも存在する今日、
それらを「選択肢」として捉えたいというのが
私の立ち位置です。
例えるなら、一方はカリスマの演説。
もう一方は老師の語りのよう──
とも言えるかもしれません。
─最後の確認でヒヤリハット─
ピッチは442Hzをキープ
狂いは少なく、
変化を修正していくことで
楽器と空間にしっかり響きが満たされていくのを
感じながら調律を進めます。
終わりに自分で全体確認をしていると、
ソフトペダルを踏んだ時に…ギシ…ギシッ…
うわー…
さっきも鳴っていたのだろうか…
気付かなかっただけなのだろうか…
お客様にもご覧いただきながら、
原因を探っていきます。
可能性をひとつひとつ潰していき、
原因を見つけたら
できるだけピアノに負担が少なく、
元に戻せる作業で対処。
当然、お客様にもご説明して
ご了承いただいてから実施します。
イレギュラーなことなので、
大先輩にも写真付きでご報告。
『治って良かった✨️』との返信をいただき、
大先輩に感謝です。
お客様にご試弾いただき、
その他は問題なし。何とか終了しました。
ありがとうございました。
【公式LINE】
お問い合わせ用にお使いください。
ご登録時の自動返信のみで、
それ以外にこちらから何かを配信する予定はありません↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場させて頂きました↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おすすめ温湿度計】
正確、お手頃価格、スマホで継続したデータが見れる↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もご覧下さりありがとうございました!
【ホームページ🎼】
【公式LINE🟢】
【インスタグラム📷】



