ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆ピアノの音が明るすぎてタッチが軽すぎる─中野区・ヤマハU3Fの調律
『音が明るすぎる』
『音が鳴りすぎる』
『タッチが軽すぎる』
『ソフトペダルが効かない』
事前のメールでリクエストをいただき、
追加の作業時間と料金をご提案しました。
今回で3回目の調律。
過去2回はパーツのゆるみ、ズレ、ノイズを
何とか修正して調律…で終了でしたが、
今回は明確にリクエストをいただきましたので
ポイントを絞ってメンテナンスを進めます。
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まず、アップライトのソフトペダルは
グランドとは構造が違うので、
音がソフトになるというよりは
弾きにくくなります。
弾きにくくなるということは
タッチが変わりますので、
それに伴って音色も変わるには変わりますが、
グランドとの構造的な違いとその効果は
実物を見ながらお伝えしました。
とは言え、
ピアノの状態を整えて
楽器の表現力を回復することで、
ソフトペダルを使いたい時の演奏が
結果的に弾きやすくなるだろうと見立てて
次に進みます。
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・音が明る過ぎ
・鳴り過ぎ
・タッチが軽過ぎ
これらは、
「今の音色」が「欲しい音色」よりも明るいときに
そう感じやすい傾向があります。
現状、客観的な判断として
「このくらいが好きな方も少なからずいるかな」
という範囲の明るさですとお伝えした上で、
ここからお客様の主観に入っていきます。
お話ししていくと
『ピアニシモが弾きにくい』
『もっと遠くから聴こえる感じ』
とのこと。
ハンマーフェルトの形や弾力の修正、
メカニックの調整についてご相談し、
内容をご了承いただいて作業スタート。
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これまでの2回の調律では
「音が出る・止まる・ノイズが出ない」ばかりで
メカニックや音色の修正までは
とても辿り着けませんでしたので、
ご要望を意識しつつ
ばらつきを直して整えていきます。
ハンマーフェルトの弾力は
音を聴きつつ、指でフェルトの硬さを確認しながら
フェルトに針を刺していきますが、
やりすぎるとフェルトを壊してしまうので
今日どこまで進めるか、慎重に判断します。
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ご試弾いただくと
『軽いけど音がきれいだから良い!』
まだ軽かったか…
でも色々弾いてみていただき、
オッケーをいただけました。
もうちょっと…という思いは当然あります。
でも、
答えはお客様の中にあります。
オッケーと言われたら、そこで仕事は終了です。
無事にオッケーをいただくことができて
何よりでした。
ありがとうございました。
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