ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆不具合がなくても、より良くできたら─戸田市・ヤマハC3の調律
─『特に不具合ないので、この感じで』─
とのことでしたが、
弾いてみると
多少の変化で響きが薄くなっていて、
普通に調律すると今より響きが濃くなりますが
良いですか?と確認すると
『そのほうが嬉しいです』
よかった、
安心して通常の作業を始められます。
─環境がいいので安定感あり─
防音室にエアコン+三菱除湿機
楽器の状態は良好です。
中音ピッチも前回の441.5Hzをキープ。
メカニックと鍵盤の各接点をきれいにして
調律は直接的な音にならないように、
お部屋の響きもよく聴きながら
音を重ねていきます。
─ご提案と今できること─
ご試弾ではショパンのノクターン。
とても喜んでくださり、
今後のご提案として
型崩れしているハンマーフェルトの成形について
お伝えすると、
興味を持ってくださり、
『先生のスタインウェイのようになりますか?』
先生のスタインウェイはわかりませんが、
お話をお聞きすると
このヤマハピアノとして
ご希望の方向へ修正することはできそうです。
メカニックはおおよそ良いので、
型崩れしてきたハンマーフェルトが
手を入れる部分としては妥当と判断できます。
ハンマーフェルトは弦を打つうちに
先端がつぶれてきます。
これを削って形を整えると
タッチに敏感に反応してくれるようになります。
ざっくりな例としては
ボールが地面にバウンドするのに似ていて、
その形によって、
また硬さによって弾み方が変わるのは
想像していただけると思います。
先端がつぶれて
全体的に丸くなっているハンマーを
どう整えるか。
そして、
フェルトは削ってしまったら元に戻りません。
再びフェルトが生えてくることはありませんので
削り過ぎてはいけません。
楽器のキャラクターや
求められていることに応じて
ある程度ハンマーの形や弾力は
調整の幅があります。
信念と固定観念は混ざり合いがちにも思いますが、
私はできるだけ柔軟に考えていけるよう気を付けています。
今回は明確に
『スタインウェイ』と名前が出ましたので、
お客様のイメージされているものを
できるだけ共有し、
色々とご説明した上で、
どことなくそんな形をイメージに含ませて
成形、弾力調整をしていきます。
お時間をいただいて作業し、
ご試弾では『良い方向に変わった』とのことで
無事オッケーをいただくことができました。
ありがとうございました。
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