ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆発表会・ベーゼンドルファーMod.225の調律
─ 湿度がおさまりいい季節 ─
ピアノソロのみとのことで、
センターへピアノを置きます。
直近の調律は2日前に入っていて
ピッチは442Hzをキープ。
いい季節になりました。
とは言っても2日も空けば
ピアノは自然に変化します。
●鍵盤と本体とのフィット感のバラつき
…直すとタッチの反応が自然になる
●弦とハンマーの位置合わせ
…ズレてモコモコしているのを直して音色を揃える
●中音域を中心に多少の音程のズレ
:和音の響きが揃う
今日は主にこのあたりを主軸に
調律を進めました。
─ ピアノの共鳴力 ─
オクターブや5度(完全音程)を見直して
しっかり重ねていくと、
音程の構造がしっかりしてくるのと同時に、
オクターブ同士、5度同士が共鳴し合い、
響きに濃さや立体感が生まれてきます。
何かしらの理由で
オクターブを広めに、
あるいは狭めに採るということも
あるのかも知れませんが、
共鳴力の観点からは
ある程度の範囲で精度があったほうが
保たれるように感じます。
─ ご試弾で時間が止まったように ─
調律後にご試弾いただき、
ドビュッシー…
まるで情景を描いてゆくような音色に
周りにいたスタッフさんもみな
時が止まったかのように聴き入っていました。
そして、実はトリオがあるとのこと。
チェロ位置を確認して、
それに合わせてピアノの位置を修正。
鍵盤の傾きを直して、
キャスター向きも修正して
お引き渡し完了です。
帰りの道中も
ドビュッシーの余韻が響き続けていました。
ベーゼンドルファーで聴くフランスもの。
意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、
一瞬訪れた贅沢で幸せな時間でした。
ありがとうございました。
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