ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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●低音で出ない音がある
●高音キンキンする
というリクエスト。
また、湿度が高そうに感じたので、
自前の湿度計を観察しながら作業。
ちなみにエアコンは冷房25℃(いつも通り)です。
─ 低音で出ない音がある ─
鍵盤を弾くとカチャカチャと音が。
鍵盤のフタを取ると、中に鉛筆が落ちていて、
鍵盤とメカニックの間に挟まっていました。
グランドピアノは
ピアノ内部に物が落ちやすいです。
鍵盤のフタの周辺や
譜面台の奥側から物が落ちると
簡単にメカニックに到達します。
落とし物に気を付けていただくのは
もちろんですが、
落としたことに気付かないことも
結構あるでしょうし、
弾いていて変なノイズがする、
あるいは今回のように音が出ないなど、
異変があればすぐ調律師さんに見てもらうことを
おすすめします。
中で変な引っ掛かり方をすると
パーツが壊れてしまうかもしれません。
『こんなことでわざわざ呼ぶのも…』
と言われる事もありますが、
移動経路の中で
うまくお寄りできるかもしれませんので、
とにかく情報は早くお伝えいただけますと
ピアノにも優しいかと思います。
─ 高音キンキン ─
確かにキンキン感は見受けられました。
まずは基本的なところから。
●各接点の掃除
●メカニックの調整の確認
●調律
遠くから呼ばれる声に耳を澄ますように
音を聴いて調律を進めていきます。
それでもキンキン感はあり、
高音域を中心にハンマーフェルトに針を刺して
フェルトの弾力を調整(整音)。
私はちょっと足りないくらいで止めておいて、
リクエストがあればもう一歩進めますし、
大丈夫そうなら次の調律まで弾き込んでいただき、場合によっては次回に追い整音をして
より弾力を整えていきます。
一度にたくさん針を刺しすぎると、
ハンマーフェルトの弾力が弱くなってしまうので、
少しずつ、段階的に行うのが一般的かと思います。
ご試弾いただくと、
高音域はまだキンキンを感じられるようでしたが、
もう一歩いくか、
次回以降も段階的に針を入れていくか、
それぞれの良し悪しを伝えすると、
『段階的』でとのこと。
今日はここまでとなりました。
ありがとうございました。
─ 湿度計 ─
作業中のお部屋の湿度は60〜65%ほど。
現状、音が止まらないなどの不具合は
年間通してないそうですが、
できれば湿度50%を目指してくださいと
お伝えしました。
そして、そのために必要なのが温湿度計。
“タニタ”と“SwitchBot”をお勧めして、
その場でタニタをご購入。
まずは現状を知っていただくのが大切です。
─ まとめ ─
●グランドピアノは内部に落とし物が入りやすい
…ノイズや音が出ない時はすぐ調律師に連絡を
●高音のキンキンは「整音」で改善可能
●湿度は50%を目指しましょう
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