ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆『この音だけ気になる』─ピアノの違和感をどう直すか
─ 気になる音 ─
ピアノを弾いていて
“この音だけなんだか気になる…”
という経験はありますか?
『レの音がワンワンする』とのことで
お寄りした三鷹市のお客様。
エテルナのアップライト。
製造から50年以上は過ぎているピアノです。
初めてお伺いした頃は
音程のキープ力がかなり弱っていて、
毎回の調律の度にケアをしてきました。
先月調律した時には違和感ありませんでしたが
”やはり弱ってきたかな〜”
と予測しながらお伺いしました。
─ 客観と主観で観察─
『弾いているうちに気にならなくなった』
とのことでしたが、
お話をお聞きしていくと
やはり違和感はお持ちのようでした。
ちなみに、
そのレの音を客観的に判断すると、
まぁこのくらいはあるかなという範囲で、
調律学校の試験ではチェックつかないくらいです。
ただ、ここはお客様のお宅ですので、
客観的な判断も踏まえつつ
お客様の主観にできるだけ入っていって
何とか解決することを目指します。
─ 原因を絞りこんでいく ─
私の印象としては、
そのレの音は確かに直せる余地はあるものの、
これが気になるなら他の音も気になるのでは…
というのが率直なところでした。
そこで、まず私の印象をお伝えした上で、
レの音の3本の弦を1本ずつミュートして
弦2本での和音(※)を聞いていただき、
それぞれ気になるか・気にならないかを
確認していきます。
ピアノはひとつの音を3本の弦で鳴らしていますが、
これを分解して確認することで
気になる音の原因を絞ることができます。
※3本弦のうち左中/左右/中右で聞いて比較
すると、
左弦が関わったときに気になることがわかり、
左中を中右に揃えて直してみると
気にならなくなったとのことでした。
そして、
実はそのレから続いて
上のラまでが同じように気になるそうなので
同じ傾向に揃えていって、
ご試弾いただくと、無事オッケー
よかったです。
ありがとうございました。
─ 余談 ─
音の感じ方は、
実際のところ人それぞれです。
私の場合は、
お客様のジャッジに基づいて
自身の技術で解決を目指すことを
基本としています。
ちなみに、
何か聞かれたときには答えられるように
自分の意見も持っておきます。
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