ピアノ調律師│東京・神奈川・埼玉・千葉
フリーランス ピアノ調律師 三島友比古のブログ🎹
“自然なピアノ”をテーマに、ご希望をお聞きしながら弾きやすいピアノを一緒に目指します。
ご家庭のピアノ・音楽教室・演奏会・レコーディング・公共施設などの調律を承っております。
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◆『重くしてほしい』『軽くしてほしい』の先にあるもの─練馬区・ベヒシュタインのアップライト、練馬区・ボストンのグランドの調律
─ リクエストを具体的に掘り下げてみる ─
午前は練馬区、ベヒシュタインのアップライト、
午後も練馬区でボストンのグランドの調律でした。
ご要望はそれぞれ
●ベヒシュタインのお客様→重くしてほしい
●ボストンのお客様→軽くしてほしい
いわゆる
“よくいただくリクエスト”です。
入口は、これで良いんです。
むしろ、もっとわかりにくい言葉でもいいんです。
ただ、調律師として作業をするには
まだ間口が広いので、
お客様からいただいた言葉を入口にして、
そこからリクエストの核心へ、
さりげなく迫っていきます。
─ 言葉は思いの一片でしかないかもしれない─
例えば『重くしてほしい』と言われたときに
もっと解像度を高くしたいので、
さらに色々とお話をお聞きします。
私が質問しそうな言葉の一例だと↓
●どうして重くしたいのですか
●どういう時に重くしてほしいと感じますか
●こう弾いたときにこうなってほしい、というのはありますか…など。
あるいは、
いつも弾かれてる曲を弾いていただいて
『ここがこういきたいんだけど、
こうならないんだよね〜』
みたいなお話ができると、
なお意思疎通がしやすいです。
こんな感じでお話をお聞きしていくと、
●ベヒシュタインのお客様は『奥行きがほしい』
…色んな方が弾かれるピアノだと、荒れやすく、響きが浅く、薄くなりがち
●ボストンのお客様は『とにかく軽いほうがいい』
…電子ピアノからのお買い替えでしたので、とにかく軽いほうが弾きやすい、でもこのピアノの音色は気に入っている
ということが見えてきました。
─ どんな音を聴いて調律するか─
方向性が定まったところで、
ご要望に沿いやすい傾向を意識しつつ
技術的に調整のバラつきを整えます。
そして調律は、
音の合わせ方とか、
整音がどうだという前に、
●どうやって音を出すか
●どういった音を聴いて調律していくか
この要素も結構大事だと私は感じています。
弾き手の方が『こう弾きたい』と思ったときに
演奏使える素材をできるだけ準備できたらと
心掛けています。
─ 喜んでいただけるように ─
こんな感じで
ご要望にできるだけ添えるよう
調律をしていきますが、
これがうまくハマらないことも
もちろんあって、
その時はまた
お話をお聞きしながら擦り合わせていきます。
幸い、今日はどちらのお客様にも
喜んでいただくことができました。
ありがとうございました。
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