練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
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◆レコーディング・スタインウェイD-274の調律と立ち会い
レコーディングスタジオに入ると、
ピアノはブースの中で
すでに屋根を開いて準備されていました。
まずは弦切れ、発音、止音、ノイズのチェック。
稀にですが、
現場に入ると弦が切れていた…
ということもあります。
弦が切れていると、
張って、安定させるのに余計な時間がかかる。
そもそも短時間では安定しきれません。
今日は立ち会いなので合間に手直しできますが、
演奏者さんにとって望ましい状況ではないことに
変わりはありません。
弦が切れていなくて「あぁ、よかった…」
これは本音です。
続いて、鍵盤アクションを引き出して
内部のチェックと修正。
ピッチは少し低めになっていましたが、
調律が不安定でしたので丁度良いです。
ピアノの弦は”引っ張られている”ものなので、
高い音をゆるめて下げるよりも
低い音を引っ張って上げるほうが
安定しやすいです。
ピアノが良く鳴るポイントを探りながら
音が消えていくのを聴いていくように
調律を進めます。
─────
レコーディング中は
コントロールルームで演奏を聴きます。
コントロールルームでは
演奏について様々な意見が交わされますが、
『音の重心』という言葉が印象的で、
この言葉について色々と思い巡らせながら
演奏を聴いていました。
曲の合間でブースに入り
ピアニストさんとお話しして
ピアノの確認や手直しをします。
午前に気になる弦を数本直して、
昼休みは全体の毛並みを整えるような感じで
もう一度、音の出方と消え方を揃えていきます。
ピアニストさんに確認して、違和感なし。
午後も、時折気になってブースへ行きましたが、
確認してみると問題なし。
コントロールルームでの私の席が
部屋の端っこだったので、
聴こえ方に差が出たのかもしれません。
───
とにかく楽曲が美しくて
演奏もすばらしく、
私はすっかり心に沁み入ってしまって
幸せな立ち会い時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
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