練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
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◆午前:川口市のお客様・ヤマハG2Bの調律
前回湿度が70%を超えていたので
除湿機をおすすめしましたら早速ご購入くださり、
今日はお部屋に入ると、あまりに快適。
25℃─53%
お客様も『室内で快適に過ごせるようになった』と
喜んでおられました。
───
事前にメールでいただいた気になる点からチェック↓
『低音から金属の共鳴のようなビーンという音』
『鍵盤の重さばらつき』
低音のノイズの原因は
低音弦の「ジン線」
低音弦は、低音感を出そうと
太さと重さを増すために銅線を巻いていますが、
古くなってくると巻がゆるくなってきたりして
鳴りが悪くなったり(ボン線)
金属ノイズが出たり(ジン線)することがあります。
これを直すのは、弦交換です。
これを「交換せずに直せる方法」が色々あるようで、
これまでやってはみましたが、
どれも綺麗に治りませんでした。
鍵盤の重さのばらつきは
音色のばらつきで、
これは調律後にハンマーフェルトに針を刺して
弾力を修正することで周囲と揃えます。
───
調律後にご試弾いただくと、
『お!』と笑顔に。
ありがとうございました。
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◆午後:世田谷区のお客様・ボストンGP156の調律
防音室を作られて、
そこでの初めての調律です。
まず湿度が高い。
温湿度計を置くと、みるみる70% へ…
除湿機は無く、エアコンでAI自動運転なので、
作業中にエアコンの設定をいろいろ試してみます。
『高音のキンキンが気になる』
確かに直接的な鳴り方にも聴こえるので、
調律で落ち着かせて、その後整音かなと見立てて
作業スタート。
───
エアコンは色々と試しながら
『除湿冷房 25.5℃─50%』の設定で
だいたい25℃の50%付近。
エアコンだけでここまで下がるのなら、
除湿機は不要と判断できます。
防音室というくらいなので、
外にどのくらい聞こえないかは
もちろん大切ですが、
音楽をする上では
防音室の中での聴こえ方も同じく大切です。
高音のキンキンが気になるとのことなので、
調律して落ち着かせたあと、
ハンマーフェルトの硬いところを探って、
ほぐしながら弾力を回復させていきます。
───
調律後にご試弾いただくと
『タッチそろった』と喜んでくださいました。
あと、
『ペダルを使うとノイズが出る』とのことで
確認すると、
ダンパーが弦から離れるときの
『ファッサー』という音でした。
これは正直なところ
多少の個体差はあるにせよ、
駆動音として鳴ってしまう音です。
「防音室で静かになったから聞こえる音」
これは私はすっかり盲点で…
いい勉強になりました。
他は問題なく、
タッチが揃って弾きやすいと
喜んでくださいました。
ありがとうございました。
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