練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
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◆演奏会・スタインウェイD-274の調律
 
本日はこちらでした↓
 
城戸かれん ヴァイオリン・リサイタル
2025年7月8日(火) 開演19:00(18:30開場)
めぐろパーシモンホール 小ホール
 
出演
城戸かれん(ヴァイオリン)
江沢茂敏(ピアノ)

曲目
モーツァルト:ヴァイオリンソナタK.301
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
フランク:ヴァイオリンソナタ
 
主催:オフィス諷雅
 
───
  
ホールの受付を訪ねて、
舞台スタッフさんが舞台袖まで
案内して下さいました。
 
ピアノの黒艶が輝いています。
丁寧に手入れされているのだと感じました。
十分綺麗にですが、
いつもの流れで外装を拭いて、屋根を開きます。
 
まず観察。
見た目で気になるところがないかチェック。
 
そして3本のペダルをそれぞれ踏んでみて
動きをチェックして、
 
それから鍵盤の感触を確かめながら
音を出していきます。
静かなホールに伸びていく音を追って
ここでできるだけ情報を感じ取って
調律2時間の計画を立てます。
 
───
 
確認の中で、
中音のDisとオクターブ下のDisの音を弾くと
ジーっとノイズが。
 
ピアノからでは無さそうに感じましたが、
一応念入りに確認。
やっぱりピアノからではない。
上の照明が共鳴しているようで、
舞台スタッフさんと一緒にノイズを確認。
照明を降ろしていただいて、
私がDisを弾いて共鳴ノイズを出し、
すぐ原因を特定、処置してくださいました。
 
やはりプロは早い。
そしてノイズ探し&対処は2人いると楽です。
 
 
続いてピアノの状態を確認。
湿度変化で鍵盤がピアノ本体から浮くので
それだけは直して、調律。
 
この時期はどうしてもピッチが上がるので
442Hzへ下げながら落ち着かせます。
 
調律後、再び鍵盤と本体の合わせ。
この調整は変化しやすく、
音とタッチに大きく影響するので
「さっき合わせたから大丈夫」は禁物です。
 
 
リハをしながらピアノ位置を決め、
休憩中にピアニストさんとお話しして、手直し。
 
ご確認いただき、大丈夫そう。
リハ後の開場前に鍵盤と外装をきれいに拭きます。
 
───
 
本番は舞台袖(下手)で
音楽を楽しませていただきました。
 
本番の演奏を聴くときは
調律師の耳を持つ自分と共に
プレイヤーさんの音楽を純粋に受け取れる自分を
明確に存在させます。
でないと、音楽がもったいないのです。
 
 
そして当たり前ですが、どの曲も良かったんです。
 
ひとつ挙げるなら、月並みですがフランク。

やはり今日のプログラムの中では
これまで聴いてきた回数が一番多かったのだと
思います。
 
その時々の思い出と共に
色んな感情が湧き上がりました。
 
みなさんも音楽とセットの思い出って
きっとあるのではないでしょうか。
 
音楽を聴いているとき、
その音楽に埋没するのも最高ですが、
音楽に触発されて色んな感情が揺り動かされるのも
音楽を受け取る魅力のひとつではないかと
私は思っています。
 
いい夜でした。
素敵な時間をありがとうございました。
 







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