練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
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◆音楽教室さんの調律・アップライト、2台
1台はピアノレッスン室
もう1台はヴァイオリンレッスン室
それぞれピッチA=442Hz、A=443Hzのご指定。
こちらのお教室では
3ヶ月ごとに調律を入れてくださっています。
前回は3月。
お部屋に入ると、モワッと湿度を感じました。
先日梅雨入りの発表もありましたが、
湿度はかなり上がってきています。
ピアノのピッチも高くなっていました。
───
湿度とピッチの関係をざっくりお伝えしますと
こんな感じです。
湿度が上がる
↓
木部が膨張
↓
弦が押される
↓
弦の張力が高くなる
↓
ピッチが上がる
逆に乾燥の季節は
この反対の現象が起きます。
───
ここで見逃したくないポイントは
『弦が押される』です。
湿度変化の影響は
ピッチの変化だけではありません。
湿度で膨張した木部に弦が押されて
弦の位置が変わります。
それによって弦周辺の調整にも影響が出ます。
例えば…
●ダンパー(鳴っている弦に触れて止める)
→乾燥で弦とダンパーの距離が離れ、音が止まらなくなることがある
●レットオフ(鍵盤をゆっくり押した時にハンマーが弦に当たらず止まるポイント)
→多湿で弦とハンマーの距離が広がり、タッチに違和感が出ることがある
※サンプル写真、いいものがなくてすみません
季節の変化に合わせて
毎回ベストポジションに直すことも可能ですが、
作業には時間(と料金)がかかります。
季節変化が起きても不具合が出ないように、
安全な範囲に収める調整をするケースが多いです。
年に複数回の調律を入れていただくことで
不具合を未然に防ぐことができ、音も安定します。
───
毎度お引渡しはありませんが
ちょうど先生と通路でお会いできたのでご挨拶。
夕方ころに
『音がきれいになったと生徒さん喜んでます』
とメールをいただき、ホッとひと安心。
この一言に、いつも励まされます。
ありがとうございました。
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