練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
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雨の日に、
“なんだかピアノの響きがいつもと違う”
と感じたことはありませんか。

それは、湿度の変化が原因かもしれません。

ピアノは、木やフェルトといった
自然素材でできています。
天気や季節によって湿度が変わると、
ピアノ内部の部品もわずかに
膨らんだり縮んだりします。
 
その小さくも思える変化が、
音の響きや弾き心地の差に表れてきます。 


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◆湿度と音程の変化について
湿度が高くなると
 主に中低音の境目付近を中心に、
音が上がります。
 
 反対に乾燥すると、 
同じあたりの音が下がっていきます。 
 
ピアノ全体が均等に上がったり下がったり
するわけではないため、 
 
和音のバランスが崩れてしまい、
演奏すると響きが濁って聴こえることがあります。
 
 
───
 
  
◆理想の湿度は【50%】
 
湿度が高すぎると
音がくもったり、鍵盤の動きが重くなったり、
 
逆に乾燥しすぎると
ネジがゆるんでパーツがぐらついたり、
カタカタというノイズが出たり
 
中には、
・鍵盤やハンマーが戻らなくなる
・音が止まらない
など、
演奏に支障をきたすトラブルが起きることは
少なからずあります。
 

でも、湿度を安定させることで、
これらのような『予防できるトラブル』は
グッと減らすことができます。
 
効果的なのは、
やはり除湿機や加湿機の活用。
湿度設定は【50%】
 
 
もうひとつ大切なのは
『数字』と『体感』を共に意識すること。
 
ピアノの部屋に入ったとき、
“心地よい”と感じられるか。
 
そうした感覚と
湿度計の数値をすり合わせながら、
 
人もピアノも“心地よい”と感じられる環境を
目指してみてください。
 
 
───

 
◆調律師がピアノに触れるのは、365日のうちたった1日

年に1回の調律ですと、
私たち調律師がピアノと向き合えるのは
1年の中でたった【0.3%】の時間です。

残りの【99.7%】――364日をどう過ごすか。
これはピアノの状態に大きな差を生みます。

実際、
湿度管理をしっかりされている部屋のピアノは、
1年後に訪れても音の乱れが少なく、
とても安定していることが多いです。
 
そうなると、
同じ作業時間の中でも
より深く調整を直していくことができるので、
結果的にピアノは毎回の調律で
より良くなっていきます。
 

だからこそ、日々の環境づくりがとても大切です。
 
調律師の来ない年間99.7%の日々
その間のピアノの状態の鍵を握っているのは、
ピアノと共に過ごされている方々です。
 

湿度のコントロールは、
ちょっとした気配りでできる、
もっとも手軽で効果の高い
ピアノのセルフケアのひとつです。

大切な楽器を長く美しい音で保つために
ぜひ、今日から気にしてみてください。





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