練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆さいたま市南区のお客様─ヤマハA1Rの調律
音高生のころから、長く共に歩まれてきたピアノ。
ハンマーフェルトに残る弦の跡
金属疲労でくたびれた弦
パーツのひとつひとつに残された足跡には
敬意すら感じます。
ただ古くて消耗が進んでいるからと
安易に修理や買い換えのお話をするよりも
心地よく弾いていただける状態を
できるだけ維持できるように調律していきたいです。
今日のポイントは
『湿度管理』と
『”パーツの維持”も考慮した調整』
です。
お部屋に入ってすぐ、空気が心地よい!
昨年ご提案した除湿機を導入してくださり、
その時は72%でしたが、今日は55%
(ちなみに12月の調律時は40%)
【湿度50%】という理想に近い環境。
除湿機のおかげで
ピアノのコンディションは良好。
『特に気になるところも無し』とのことで、
これまでお聞きしていたお好みに沿って
調律を進めます。
●キンキン、直接的な音は好きじゃない
●オクターブはどこまでもまっすぐに伸びる
●ピッチは442Hz指定
調律師としての私の主観ですが、
中低音域の境目あたりの調律はまとまりにくく、
違和感の出やすい音域で、
特にサイズの小さいグランドピアノは難しいです。
また空調や気候のちょっとした変化でも
すぐに影響が出てしまう箇所なので、
調律の時にいかに自然につなげるかは
毎回気をつけているところです。
キンキンしやすいのは
ハンマーフェルトと薄い高音域です。
硬いところは針を刺してほぐして元に戻し、
型崩れは削って成形することもありますが、
削ったものは戻りませんので
ハンマーフェルトの維持も考慮して
やりすぎないよう気をつけながら作業します。
ご試弾では音階やドビュッシーなど。
隣でヒヤヒヤしながら聴いていましたが、
笑顔で振り向いて『大丈夫です』
お言葉にホッとして
こちらも釣られて笑顔が出ました。
次回はまた半年後。
このままピアノの安定感が増してくれたらいいなと
楽しみにしています。
ありがとうございました。
【公式LINE】
お問い合わせ用にお使いください。
ご登録時の自動返信のみで、
それ以外にこちらから何かを配信する予定はありません↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場させて頂きました↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おすすめ温湿度計】
正確、お手頃価格、スマホで継続したデータが見れる↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もご覧下さりありがとうございました!
【エッセンスのホームページ🎼】
【エッセンスの公式LINE🟢】
【エッセンスのインスタグラム📷】