練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
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グランドピアノが2台並んだレッスン室。
窓のブラインドの角度を変えて
ピアノに直射日光が当たらないくらいに
部屋に光を入れます。
 
※直射日光はピアノが温まって狂いの原因になります。
 
 
多くの生徒さんが弾かれるピアノ。
できるだけ違和感のないようにまとめることを
意識します。
 
まずは音が出るか、止まるか、ノイズはないか
チェック…する前に、
 
座ると椅子がきしみますので
ゆるんだネジを締めて
金属接点をケアしてノイズ解消。
 
 
音は狂ってはいるものの
2台とも中音ピッチは441Hzをキープ。
 
 
C3Eの高音域で2か所
弾くたびに“カチカチ”とノイズが。
 
音で原因を予測しながら
内部メカニックを出してみると─
 
やっぱりハンマーの接着切れ。
 
 
よくあるノイズで
通称“しゃん”と呼んだりしますが、
 
原因は、
ハンマーとシャンク(ハンマーの植わってる棒)の
接着が剥がれてきて
そのすき間でノイズが出ます。
 
対応は、
もとの接着剤をきれいに剥がして
ハンマーからシャンクを抜いて
改めて接着し直します。
(写真)



 
接着剤の乾く時間を確保したいので
できるだけ早いタイミングでやりたい作業です。
 
 
シャンを直したら
メカニックの状態を確認。
 
C6Lのほうが鍵盤やハンマーの動き量が多く、
これだと弾くためには
指を余計に動かさなくてはいけないので
基準寸法を目指して修正。
 
 
そして調律をしっかり安定させていきます。
 
始めにに弾いたとき
ハンマー硬いかなと感じましたが、
調律が安定してくると
これでバランス良かったのかもと思えました。
 
 
“何で何をたたくか”
 
たとえば朝、人を起こすために
フライパンをガンガンたたきたい場合、
 
ゴムベラだと
柔らかくてたいした音が出せず、
 
硬いものでも
箸やスプーンだと
小さくて音量が足りない。
 
じゃあ大きくて硬いのは金属おたまかと思うと
音は大きいけど
鍋が傷ついてしまうかも。
 
となると、最適解は木べらでしょうか。
 
 
─という具合に、
かなり雑な例えでしたが
要は”たたく側”と
”たたかれる側”のバランスが大切です。
 
冒頭の“しゃん”は
“たたく側”の不具合なので
やはり始めに直しておきたい処置のひとつです。
 
 
また“たたかれる側”については
調律が狂ってくると弦の張力バランスが崩れてきて
弦だけ(金属的)な音色になりがちですが、

 調律を落ち着かせることで
弦の音が木のピアノ本体にもしっかり伝わるので
“たたかれる側”の質感が変わります。
 
 
目立つ音のみ整音で馴染ませて、
先生にご連絡して終了。
 
ありがとうございました。





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