練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
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◆午前:発表会開場までの60分調律が50分に─ベーゼンドルファーMod.290の調律
 
 
『1時間でできる限り』とのご依頼。
 
9時、ステージに入り。
 
昨日も調律が入っているはずですが、
中音域はかなりバラつきが。
 
そして湿度のせいか、
音がポッと出ては落ちてしまい
会場へ届いてくれない印象。
 
ベーゼンドルファーは柔らかい楽器なので
この時期は特に変化しやすいです。
 
 
調律は中音を整えれば
全体がつながりそう。
60分の作業計画をざっくり立てて、スタート。
 
 
 
私が中音をしっかり調律する理由は主に2つです。
 
【1】中音が一番変化するので、やらざるを得ない
 
まずは、中音が一番弾かれるので
他の音域よりも荒れやすい。
 
そして、湿度や空調、照明の影響を
最も受けて変化しやすいのも中音です。
 
LEDライトは目に痛いですが
ピアノには優しいです。
 
  
【2】調律は中音をコピーして低・高音へ広げるから
 
現代の一般的な調律の“基本”は
中音の1オクターブに平均律を作り
それを上下に広げていきます。
(平均律の作り方や、純正調、古典調律、
 またその他の応用的な話はここでは対象外です)
 
ですので、
コピーの原本がひどいと
全体がひどくなってしまいます。
 
また、原本がしっかりしていて
オクターブや5度がハモっていると
楽器の共鳴力が増して響きが増えますし、
その先の調律を進めるのも楽になります。
 
みんなにとって、
中音が精度良く安定しているほうが幸せなのです。
 
 
 
調律を進めていると、
少し合わせをしたいとのことで、
調律を予定より10分ほど早く終了。
 
お引渡しして、しばらくその場にいましたが
特に問題なさそうでしたので
ご精算して退出。
 
タイムトライアルながらも
一音一音に耳を澄まして整えた50分。
 
今日本番を迎えられる皆様に
いくらでもお役に立てたのでしたら嬉しいです。

ありがとうございました。
 
 
 
 
 
◆午後:板橋区のお客様─ボストンGP-156の調律
 
久しぶりにご連絡をいただき、
お元気そうで何よりでした。
 
ピアノはもちろん変化あり。
「やわらかい音が好き」とのリクエスト。
硬くならないように気をつけながら修正。
楽器の自由度を広げていきます。
 
楽器がリラックスしていることは大切ですが
ゆるみすぎていると
できることもできません。
 
ゆるみを整えることで
本来できるはずのことが
ちゃんとできるように
 
そういう思いで全体的に手を入れていきました。
 
ご試弾では
『今までと違う!いい感じ!』
と喜んでいただけて
私もひと安心です。
 
ありがとうございました。











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