練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
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◆午前:調布市のお客様・ヤマハC3Eの調律
お部屋にグランドピアノが2台並んでいます。
左はディアパソンDR-211(ヤマハC6サイズ)
右がヤマハC3E
調律は年に1回ですが
タイミングを半年ずらしていて
片方の調律のときに
もう片方もザッとチェックしています。
今日はヤマハの調律と、
ディアパソンの高音弦切れ修理。
ディアパソンの弦切れは
私が調律に入らせていただくようになってから
初めてです。
お客様と近況の世間話をしながら
元の張り方に合わせてサクッと張って
圧をかけて馴染ませます。
ヤマハを進めながら時折手直し。
ヤマハのほうは
弾いてみると『カチカチ』とノイズが。
ノイズの音で原因は予測できましたが、
試しにダンパーペダルを踏んで弾くと鳴らない
↓
ダンパーが動くことでノイズが出ていることが
わかります。
今回の雑音は『ダンパー鉛』
ダンパーと鍵盤を連動させる
“ダンパーレバー”という木製パーツがありますが、
ダンパーレバーの重さを調節するために
木に穴を空けて鉛を入れています。
木の穴と鉛の間に隙ができると
そこから『カチカチ』とノイズが出ます。
※実は鍵盤も同様に重さ調整で鉛を使っていますので、同じようなノイズが出ることがあります。
隙ができる原因は
主に湿度変化による木の収縮。
対処法は
鉛をつぶして広げて
木の穴との隙間を埋める。
私は『大ワニ』と勝手に呼んでいますが、
写真の工具を使っています。
毎回使う工具ではありませんが、
形が気に入っているのと、
鉛ノイズが出たときには
大ワニがいるのといないのとでは
作業にかかる時間がまったく変わります。
ちなみにヤマハの現行機種は
ダンパーレバーが樹脂製で
鉛は使っていません。
触ると低音側のほうが冷たく感じるので
配合を変えて重さを調節しているのだと思われます。
内部メカニックは
ハンマーの動きが少し大げさになっていたので
通常の範囲に修正して、
調律は、音程は落ち着いていて
隣のディアパソンともピッチは合っていますが、
鍵盤に触れたときの音の輪郭がくもっていたり
音色のばらつきが出ていましたので、
調律を合わせつつ、
音色を揃えつつ進めます。
ご試弾いただくとニコッとされて
『揃うものなのですね〜』
お客様の笑顔と同じくらい、
こちらもホッとしました。
鉛ノイズのことと
湿度管理のお話をお伝えして、
また半年後のお約束です。
ありがとうございました。
午後は武蔵野市のお客様です。
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