練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
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◆川崎市多摩区のお客様・ヤマハC5Lの調律
お部屋の湿度は60%。
湿度50%を越えると、音が重く感じられます。
ピアノの安定のためにも、湿度は50%をお勧めです。
これからの季節は除湿機の出番ですね。
『キンキンしない音に』
とのリクエスト。
よく弾かれていらっしゃるので
ハンマーフェルトは硬くなっていて、
音色も硬質です。
まずは接点の掃除と
メカニックの修正から。
ピアノは時間と共に変化します。
音はもちろん狂いますが
内部メカニックの反応や動きのスムーズさも
変化します。
動くものがスムーズに動くこと。
そして、
ハンマーが弦に向かって進んで、
ちょっと戻って、
また少しだけ進む。
この基本的な動きを回復させることが
タッチと音色の土台になります。
調律では
楽器全体が共鳴し合うように整えて、
次第に音の情景が立体的に
高く、深く広がっていくのを感じながら進めます。
それから
ハンマーフェルトの弾力を修正します。
弦という硬い金属を
何度も叩き続けているハンマーフェルトは
当然ながら次第に硬くなっていきます。
柔らかくするというよりは
まずは『元に戻す』という意識で、
ハンマーフェルトに針を刺して
ほぐしていきます。
指先でハンマーフェルトを押したときの弾力と
弾いてみたときの音色と
あらゆる感触に神経を研ぎ澄ませて
作業を進めます。
弾いてみていただくと
『全然ちがう!』と笑顔に。
音が綺麗に飛んでくるようになった、
丸くなったと実感いただけたようで
私もひと安心。
この笑顔の瞬間が
調律師という職業の最大の喜びです。
無理に楽器のキャラを変えて柔らかさを狙うより
まずはピアノの変化を元に戻してあげる。
そのことで
弾く方の自由度が広がっていく。
今日はそんなことを目指した調律でした。
ありがとうございました。
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