練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新品ピアノは狂いやすい。
じゃあどうしたらいいのか。
◆八王子市のお客様/ヤマハ YUS1 納品点検
買い換えのご相談をいただき、
中古アップライトを選びに一緒にお店へ行って
色々試していただいた結果、
新品のアップライトをご契約くださいました。
納品から2週間
今日が納品点検調律です。
この新品ピアノは倉庫から直送なので
まずは基本的な点検から。
同じ「新品ピアノ」でも
店頭で数ヶ月くらい展示されながら
ていねいに手入れされていた楽器のほうが
納品後も安定感と安心感があります。
なぜなら、
新品はとにかく狂うからです。
音も狂いますし、
内部メカニックの設定も狂います。
ピアノはそもそも狂うものですが、
新しいころの狂いは
また違う種類の狂い方をします。
その時期に店頭で丁寧な手入れがされていると、
ピアノはいくらかこの世に馴染んで
いい感じになっているかもしれません。
狂いやすい新品ピアノにとって大切なのは
大きな狂いを早めに直すこと。
「新品らしい狂い方」が落ち着くまでは
私は3ヶ月に一回(年に4回)の調律をおすすめしています。
そうしていただくと、
その後の安定感が変わってきます。
また、
特にメカニックの狂いについては
そのまま直さず使っていると
フェルトや革のパーツにずれた跡がついてしまいます。
ピアノの各調整箇所は
変化したらネジを回したり金属を曲げたりして
修正できるようになっていますが、
ずれて跡が付いたフェルトや革パーツを
後から元通りに直すのは
私はかなり厳しいと思っています。
ですので、今日も
【鍵盤→サポート→ハンマー→弦】という
力の道筋をまっすぐに整えて、
ピアノを長く大切にお使いいただけるように
まず調整の第1歩目です。
調律後にご確認いただき、
空調やお手入れのことなど。
次回は3ヶ月後にご連絡させていただきます。
ありがとうございました。
【写真】
アップライトの高音域を調律するときに使う
「木(もく)ウェッジ」
木に革が貼ってあります。
これを弦に差し込んでミュートすることで
調律時に聴きたい弦の音だけが鳴るようにします。
【公式LINE】
お問い合わせ用にお使いください。
ご登録時の自動返信のみで、
それ以外にこちらから何かを配信する予定はありません↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場させて頂きました↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おすすめ温湿度計】
正確、お手頃価格、スマホで継続したデータが見れる↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もご覧下さりありがとうございました!
【エッセンスのホームページ🎼】
【エッセンスの公式LINE🟢】
【エッセンスのインスタグラム📷】