練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
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ホールさん(スタインウェイ D-274)の調律へ
 
ステージ上のピアノを
色々チェックしながら開いて
まず1音ずつ全部の鍵盤を弾いて
音が出るか、止まるかの確認。
 
珍しく最低音で1つ止まらない音が。
見るとダンパーが上がったまま。
ピアノは色んなことが起こります。
 
 
調律師の中では
『ダンパースティック』
なんて言いますが、
 
同じ症状でも
原因はいくつか考えられますので
 
まずは舞台さんにご連絡。
状態を一緒に確認していただき、
 
作業の許可をいただいて
テーブルをお借りして
鍵盤・アクションを出して
ダンパー修正。
 
直ったところも舞台さんに確認していただき
無事オッケー
 
 
 
内部アクションを出したついでに
各所チェック。
 
中に納めて、調律スタート。
 
 
 
私は椅子に座って調律しますが
椅子がきしんでいたので確認すると
ネジゆるみ。
 
締め直したら直って
調律が終わるまでノイズは出ませんでしたが…
 
 
本番をしばらく聴いていると
また椅子のきしみが…
 
60キロオーバーのおじさん(私)が
1時間以上も体重移動しながら座っていたのに
その間はきしまず…
本番中に再発…
 
 
舞台さんにご相談して
どこにどんな処置をするかお伝えして
オッケーいただき、
 
10分休憩の間にノイズ対処
あと調律の確認と鍵盤を拭いて、
 
休憩後はノイズなし。
この後は結局17時までノイズ再発せず。
 
 
客観的に見れば
予防線を張っておくべきだった…
というのは結果論で
 
ネジ締めで一旦ノイズ解消し、
その後1時間以上座っていて
ノイズが出なかったのであれば
問題ないという判断は妥当と言えるかもしれません…が、
 
自分のこととなると、何とも。
どちらが良かったのか、今は結論出せず。
 
 
 
各10分休憩での手直し時間は実質5分なので
単音でレガートで弾いていって
指が引っ掛かるところを繋げるような感じで修正、
 
昼休憩は時間があるので
中音の和音のバランスから全見直し。
 
変化の出やすいフレーム付近のみ修正。
 
  
朝の調律時とは
ピアノ上の温度湿度が違いますので
どこまで直すかは状況判断ですが、
 
聴いていて違和感の無いことと
調律の安定感を損なわないことを天秤にかけながら
可能な限り一挙両得を狙えるライン上で仕事します。
 
 
そんなこんなで無事に時間となり
スタッフさんとご挨拶して終了です。
 
ありがとうございました!



 







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