練馬区のお客様の調律へ
ヤマハ C3X
6月にお伺いさせていただいたときに
湿度が結構高かったので
除湿機をおすすめしたのですが
導入してくださったとのことで
今日は前回よりも安定感がありました。
『乾燥』
『多湿』
それぞれに意識が行きがちで
確かに過度なものは避けていただきたいのですが
『乾燥↔️多湿』
この湿度変化がピアノを狂わすので
変化量が少ないほうが
楽器に安定感が出ます。
まだ若い楽器なので
鍵盤→サポート→ハンマー→弦という
力の通り道(=意識の通り道)を
できるだけスムーズに整えます。
具体的には、
鍵盤と弦の位置は固定なので
ネジで取り付けられているサポートとハンマーの位置を
チェック、修正していきます。
特にハンマーと弦の位置関係が揃っていないと
小さい音の表現、
とりわけ左ペダルを使ったときに
どうしても音のばらつきが出てしまうので
ここについてはきっちり見直して
ハンマーのフェルトに歪んだ弦跡が付かないよう
注意します。
(写真は以前に撮ったサンプルです)
調律は、
音が下がっていた分を戻して
ピッチ440Hzへ。
リフレッシュと安定のために
最小動作で最大効果を目指します。
ご確認いただいて無事オッケー
『ペランとしていたのが響きが増えた』
というのは、
調律が整ったことで共鳴力が増して
結果として響きが増えたのだと思います。
防音のことなども色々お話して
次回のお約束をして
終了です。
ありがとうございました!
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