練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
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演奏会の調律へ
 
ベーゼンドルファー Mod.275
 
先輩の代打で入らせていただきました。
 
先月に私が調律したままで
ピッチもほぼ変動なしでしたので
調律は大きく動かさずに済みそうです。
 
2台ピアノでセコンドなので
舞台さんと一緒にまず屋根を外して
作業開始です。
 
 
 
内部のチェックと修正をして
調律スタート。
 
先月からの変化と言えば乾燥ですので
だいたい決まったエリアの音が低くなっていて
あとは全体的な張力バランスの修正ですが
 
空調なのか、時折涼しい風がフーッと…
 
こういう温湿度計にほぼ反映されないようなものが
結構影響あったりするのですが
中音ピッチを確認してみると…1Hz弱ほど上がっている…
 
まじかーと思いつつ、
低音を調律していたのでひとまず低音を終わらせて
再び中音ピッチをみてみると、戻っている。
 
本当にこういう感じなんです。
 
中音から高音へ調律を進めていく途中に
もう一度同じことがあって
やはり戻る…
 
気にはなりますが
生楽器なので、こういうこともあります。
 
 
 
もう1台ほうの調律師さんがいらして
まず2台のピッチ合わせ。
 
Aの音が2台ぴったりでしたので
私はひと安心でした。
 
作業後は色々お話をうかがえて
楽しい時間でした。
 
時間で主催の方々へお引き渡しして終了です。
 
ありがとうございました!
 
 
 
 
 
帰りの電車に乗っていると
お客様からメールを頂き
 
『複数の音が鳴っていてかなり汚い感じに…』
とのこと。
 
ちょうど帰り道で通る場所でしたので
そのまま寄らせていただきました。
 
前回の調律時にノイズがあったので
それかなぁ、どうかなぁと色々想定して行きましたが
 
『ピンルーズ』でした。
弦を巻いているピンがゆるくなって
音が下がってしまう状態です。
 
ピンの植わっている木の板がゆるくなると起こります。
主な原因は経年劣化と乾燥です。
 
このピアノは年式的に古いことと
数ヶ月前に多湿の場所から乾燥気味のところへ移動し、
今は暖房がしっかり効く場所にあるので
『古い』のと『乾燥』の複合的なものと思われます。
 
応急処置をして、ひとまず様子見となりました。
 
同じ箇所で再発するかもしれないし
他の箇所で同じことが起こるかもしれません。
 
楽器の音色は『心地よくて好き』と
おっしゃっていただけていますが
古いなりのリスクはどうしてもあります。
 
先日のノイズは出ていなくてよかったですが
今後のことなどお話しして、
今日は終了です。
 
ありがとうございました!
 
再発しませんように…
 
 
 
 


現場近くのベローチェ
マークの色づかいがいいなぁと

こういうのって散らかりそうなものなのに
どうしたらバランス取れるのだろう…







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登場させて頂きました↓

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