練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師 のブログ🎹
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午前は白井市のお客様の調律へ
ボストン UP118
ボストンのアップライトは
何と言っても前パネルをスライドさせて
譜面台になる構造がかっこいい!
(ニューヨークスタインウェイのように)
かっこいいだけではなく、
蓋をされていた空間が開くことで
生音が抜けてきます。
アップライトの限界としてよく言われるのが↓
『レッスンである程度以上の曲を弾くようになると
アップライトではついていけなくなるから
グランドに買い換えましょう』
これは構造的に見て
確かにアップライトはグランドに比べて
指の動きをハンマーに伝える精度が低くなりますので
【速い曲についていけない】
という点がひとつ。
そして、もう1点は
【表現がついていけない】
仮にとても高品質な調整がなされていて
グランドのように精度よく力の伝達がなされて
俊敏に、スムーズに、なめらかに弾けたとしても
アップライトの音は箱の中で鳴っているので
ピアノの外装がフィルターになってしまい
せっかくの表現も
耳に届くのは何割減です。
●イメージした音を弾いて
↓
●出てきた鳴っている音を聴いて
↓
●その音に触発されて次の音を弾く
…という一連の流れは
結構大事だと思うのですが、
聴こえる音が違うと
触発され具合も変わってきて
繋げていく次の音にも影響が出るはずです。
閉ざされた箱を開いて生音が抜けてくる仕組みは
大歓迎、大活用していただきたいです。
もちろん、上のふた(天屋根)を半開きにする
トップサポートの活用も是非とも。
(※ペダルの違いについては今回は触れません)
…というようなお話を
作業後にお客様としていたら
『いずれはグランドも』
『ボストンの音が好きで』
とのことですので、
シゲルカワイというのもありますよ、
表参道に行って弾いてみますか?
…なんて営業トークも笑
とは言え、選ばれるのはお客様ですので
こちらは良いと思えるものをご提案するのみです。
次回のご相談をして終了です。
ありがとうございました!
午後は船橋市のお客様の調律へ
ヤマハ G2E
今回が3回目のお伺いですが
前回に長めに時間をいただいて
メカニック関連を修正しましたので
それ以降は快適にお使いいただいているとのこと、
何よりです。
メカニックがスムーズになることで
力の伝達が良くなり
色んな音の要素が出てきていましたので
響きにスケールと濃さがあって
調律が楽しかったです笑
整音で少しバランスを修正して
ご確認いただき無事オッケー
次回の日程をお約束して
本日終了です。
ありがとうございました!
昼は付近のお店に入って
ランチを美味しくいただいて
食後はコーヒーを片手に事務処理です。
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登場させて頂きました↓
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