ある現場でピアニストさんにお引き渡しした時、
『今日は何だか響きがモワンとする』
『モワン』を理解すべく、まず私は
●何かしらこもっている感じがするのかな
●足りないだけではなく、余計なものがあるのかな
…という2点の仮説をもって会話を進めてみました。
お話しを踏まえて
シャープになる方向へ
ピアノの置き方を微妙に変更すると
『だいぶ弾きやすくなった!』
方向はこれで良さそうでした。
しばらくリハを聴かせて頂き
曲の合間にお声かけすると
『やっぱりまだモワンとする』
『抑えた中でも浮き立たせたい時に難しい』
続けて
『でもお客様が入ったらまた変わるだろうし』
確かに、
人が増えれば湿度が上がりますし
翌日から天気が下り坂予報でしたので
外気は湿度が増えてくるでしょうから
尚更モワンとこもってしまう!
…と私は思ったのですが
『人が入れば響きが吸われるから』
そうか、そっちだったか
言われていみれば確かに…
響き過ぎてしまって
浮き立たせたい音を覆ってしまっていたのかなと。
ピアノの置き方をもう一歩変えてみて
『このほうがいい』
なるほど、勉強になりました🙇
学び一辺倒にならないようにと
心掛けてはいるものの
まだまだ学ぶことが多いのが現実で
その環境にただただ感謝です。
『アイドリング』というのを
いつの頃からか意識するようになって
要は、ピアノをあたたまった状態で
弾き手の方へお引き渡しできるといいなと。
もちろん物理的な温度のことではなく
『準備』という意味です。
【アイドリング (idling) は、機械・設備・人員などが、主目的(推進など)に貢献せず、しかし稼働に即応できる様態を維持していること、あるいはそのための動作である。】
Wikipediaより↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
【おすすめ温湿度計】

