練馬区と武蔵野市の境目に住んでいます
フリーランス ピアノ調律師のブログ
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調律のピッチをどうするか。
たとえば先日は
オーバーホールした後すぐのピアノで
ピッチが439Hzに下がっていました。
今の季節で、
室内26度・湿度70%でしたので
通常はピッチが上がるはずで、
また、
3月に442Hzで調律をしていますので
(24度・50%)
今回のピッチ下がりは
オーバーホール後だからだろうと
考えられます。
では
ピッチをいくつで調律するか。
温湿度を十分に管理できる環境を整えるのは
なかなか難しいのが実情ですので、
一般的な環境の場合です。
年間通してみたときに
ピッチは夏は上がり、冬は下がりますので
だいたい440~443Hzの間で変化してくれていると
楽器としては安定しやすい印象があります。
ですので
ピッチ指定のないお客様のお宅では
夏は443Hzくらいになっていて
特に問題なさそうであれば
443のまま整えて落ち着かせることはあります。
先日の439まで下がっていたピアノの場合。
選択肢として
●440にして全体みるか
●442にして調律安定させるか
この2つを考えたときに、
439→440へ上げるのは
1回の調律で済み、
他の調整の時間が確保できますが
この時期に440だと冬にどうなるか…
439→442は変化量が大きいので
調律は2回通り必要で、
その分、他の作業の時間が取られますが
年間の張力の安定を考えると
442まで上げておきたいところです。
今回の場合
タッチ調整などはOK範囲内で
弾いていても特に問題ないとのことですので
調律を2回やって442へ上げて安定させることで
お客様とお話しし、
そうしました。
このあたりの判断は
お客様のご希望と
環境の様子と、
もしかしたらピアノのクセと、
色々踏まえて毎回ご相談して決めています。
※本日の車内BGMはおやすみです
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