※この写真、違和感があり、
敢えてフリーのサイトからお借りしました。

でも結構、このようになっている写真や動画も目にします。
何か意図があるのでしょうか。

ご存知の方、想像してみた方、大喜利したい方、
ご連絡お待ちしております!










家電は新品のうちが一番調子が良いかもしれませんが、

ピアノは新品のうちが結構、手が掛かります。

一般的に「調律は年に1回」が多いと思いますが、
わたくしの場合、新品のうちは年に3~4回をおすすめしています。
(ちなみに新品でなくても私は年2回推奨です)

今日は、
●「新品のうち」とは いつまでなのか
●なぜ新品のうちはこまめな調律が必要なのか
●回数を多くやることで何が違うのか
…について、お伝えします。










●「新品のうち」はいつまでなのか。
これは「新品特有の狂い、変化が落ち着いてくるまで」です。
だいたい3~5年くらいを想定しています。
毎回の調律時にピアノの様子を見て、判断しています。



●なぜ新品のうちはこまめな調律が必要なのか
これは、「めちゃめちゃ狂う」からです。
新品のうちは、音も メカニック調整も、変化が大きいです。

たとえば、ピアノのピッチ(=音の高さ)は、
多くの場合、は 湿度の関係で
ピッチは上がる(=音が高くなる)のですが、
それが逆に大きく下がっていたり、

鍵盤の高さや深さ、鍵盤自体の動き具合、
また鍵盤からハンマーまでの 力の通り道、
ハンマーと弦の位置関係も、
すぐ変化するので修正が必要です。

これは、が環境になじんでいないので ねじれたり
接点のフェルトつぶれてくる変化が原因で、
ピアノを使っているうちに
だんだん部品同士も落ち着いてきます。

ピアノの調律(広義で調整全般を指しています)の役割のひとつとして
「ピアノに、良い癖を覚えてもらう」
というのがあると思いますが、
短期間に大きく狂ってしまう初期のうちに、
ちゃんと直しておかないと後が大変…
という箇所が結構あります。



新品ではありませんが↓






こういうのを






こうしたりします。



あとは、新品に限らずですが、
楽器が環境に馴染むまで、1~年くらいかかるようです。
これは新品、中古を問わずです。

ピアノの納品移動リフォーム後などは
楽器にとって 空気が変わる(=ピアノが動く)タイミングなので、
その後は注意が必要です。



とにかく、大きな狂いが積み重なる前に
こまめに調律を入れて修正、
まちがった癖がつかないよう
気を付けています。



特に、ハンマーと弦との位置関係や、
上の写真のような、シャンクの下側にある「ローラー」と、
その下にあたる部品との縦の関係は、
一度 癖がつくと、出てくる音の質感が全然ちがいますし、
クセを抜くのにハンマーフェルトを毎回を整備していると、
消耗が早くなります。



長く使えるものだからこそ、
最初が肝心です。










 今日のお客様宅へは、

お好きそうな方なので、先日行った

ショパンの展示会の図録を持っていきました。


調律の間に見て頂くと結構喜ばれるのですが、

今日のお客様も

「普通に本屋とかで売ってないですかね~」

と聞かれ、

「展示会の図録ですからね~」

と答えましたが、


普通にAmazonにあった!!!


ちょっと驚きましたよ。

こういうのって、Amazonで買えるものなのですね。

ぜひレッスン室に置いて頂くべく、

明日ご連絡します(笑)


3,000円くらいにしては、内容が濃くて

コスパ抜群です↓



 






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