わたくしが新卒で就職した楽器店の先輩が、
「タッチとは、
音をイメージして
それを弾こうと行動を起こして
実際に音が出て
それを脳が判断するまで のこと」
とおっしゃっていて、
当時の自分は「へぇ~ 」くらいでしたが、
例えば、
アップライトピアノで
真ん中の弱音ペダルを踏んで
音をモコモコさせると、
「重くなる 」と感じる方が多いですが、
あれは実際、
鍵盤の重さは何ひとつ変わっていないですし、
電子ピアノのタッチ感度機能も、
この理屈を利用していると思われます。
心理学の知覚の分野だと思うのですが、
うまく根拠にできる資料が探せず…
パソコンの反応が遅いことを
「重い」と表現するのも同じかもしれません。
つまり、
「音の出方、聴こえ方でも
タッチの感じ方は変わる」
ということです。
お客様からタッチ変更のご希望はよく頂きますが、
楽器に一番負担をかけない方法は
「調律」と「掃除」
だと
現時点では考えています。
冒頭の言葉を伝えて下さった先輩には
連絡は取らなくなってしまいましたが、
とても感謝しています。
今日の午前は習志野のお客様で、
お母様とお嬢様お二人が弾かれているピアノです。
今回もありがとうございました!
前回 初めてお伺いしました折には
お嬢様方にも 掃除のための鍵盤を外す作業を
お手伝い頂いたりしましたが、
今回は学期中なので、お母様とお話ししながら
作業を進めました。
今までは「軽めに」とのオーダーで
調整されてきたピアノとのことでしたが、
今回は「鍵盤を少し重く」とのご希望を頂き、
色々お話しを伺っていくと
実際の重量よりは弾き心地の部分のようでしたので、
ハンマーフェルトのクッション感
を含めた素材感を見直して、
今までと同じように軽くも弾けるけれど
今までよりも深くも弾ける、
弾き応えが出る、
鍵盤からピアノの質感を感じられる方向で
調整をしました。
お母様からはオッケーを頂きましたので、
お嬢様方はどう感じられたかな~
日中は、いつもお世話になっております
ワイズファクトリー さくらいさんのお取り計らいで
ご無沙汰しておりました同業の大先輩と久々に電話でお話を。
毎度お気に留めて下さりありがとうございますm(_ _)m
そして大先輩から
「おひとりおひとりのお客様を大切にしなさい」
そして
「仕事だけじゃなく家のこともちゃんとやりなさい」
という、重みのある金言を頂き…
ありがとうございます!
お言葉を胸に留めて 邁進して参ります!
午後は 急遽お電話下さいました、
長くお世話になっております池袋のお客様。
うまくタイミング合わせて頂けたので
そのまま直行!
ご連絡ありがとうございます!!
池袋に車で行くことは あまり無いのですが、
付近に平日も最大料金ありのコインパーキング、
しかもコンビニ近く!があったので
そちらに停車。
コインパーキングの料金を見ると、
まさにお金は労力ではなく価値の対価だなぁと。
価値を 生み出したいですね。
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