
お客様に紫陽花を頂きました!
素敵なお花をありがとうございます!
どうやったら綺麗に活けられるのか。
どうやったら綺麗に撮れるのか。
アドバイス、アイディアをお待ちしております三島です。
「調律ってどの季節にやるのがいいですか?」
とのご質問に、わたくしはいつも
「ライフサイクルに合わせて、良いときにやりましょう!」
とお答えしています。
発表会やコンクール、演奏会などターゲットがあれば
その一ヶ月前とか、
その他、それぞれのご事情に合わせた時期をご相談します。
なぜか。
ピアノは ずーっと変化しているからです。
※ここでの「変化」は「狂い」とは別のものとして話を進めます!
その辺はまた別の機会に…
調律師にとって、お客様のお宅のピアノは
年に数回、その時の様子だけを見て
年間の動きを想像しますが、
例えば ほぼ毎日、様子を見れるピアノがあったとして、
その動きを追っていくと…
めっちゃ動いています。
朝と夜、
晴れた午前と 雨が降ってきた午後、
エアコン入れる前と 入れてから●時間後、
人が三時間 一生懸命に弾いて蒸した部屋と 換気した後…
もう変化しっぱなしです。
それが生楽器です。
以下、
ざっとピアノ変化の年間スケジュール
梅雨の前に調律しました
↓
梅雨の湿度で変化
↓
梅雨明け、夏到来、猛暑&猛湿度
↓
エアコンのオンオフの寒暖差でヘロヘロ
↓
秋、少し落ち着いた?
↓
●●年に一度 のはずの超大型台風が頻発
↓
一時的に湿度バーン
↓
★年の瀬、寒くなってきたね、暖房オン
↓
乾燥バーン
↓
3月上旬まで楽器はカラッカラ、ユルッユル
↓
春の足音は 湿度の足音
↓
三寒四温で不安定
↓
4月!春が来た!湿度も来た!
↓
★5月連休付近、空気が入れ替わる
↓
湿度バーン
↓
もうめっちゃ狂っています、そろそろ調律したいです
↓
6月で一年です~調律いかがですか~
…だいたい こんな感じでしょうか。
なので、もういつ調律しても すぐ変化するのです。
(しかも一番変化するのは一番よく使う中音付近…)
とは言いつつも、わたくしが最もピアノの変化を感じるのは、
★印をつけたところ
12月中旬くらい
暖房が部屋に馴染んできてグッと乾燥するとき
5月連休明け付近
空気が入れ替わりグッと温度湿度が上がるとき
の二つです。
これは例年、だいたい どのピアノを拝見しても感じます。
なので、時期を気にされる方には そこを踏まえてご案内しますが、
どちらにしても 大なり小なり変化するので、
それをお伝えした上で ご相談させて頂いております。
ちなみに、調律の回数につきましては、
生楽器の基本は 使う度に調律です
とお答えしてます(笑)
冗談と本気が半々ですが、
以前、あるチェリストさんが
「ピアノの音の保持力は化け物級」
とおっしゃっていましたが、実はこれが真実です。
他の生楽器、ヴァイオリン、ギター、管楽器、打楽器も、
使う前に、また使いながらも音程を直します。
数ある生楽器の中でピアノが特殊なのですが、
その特殊なピアノがあまりにも身近に普及してしまったので
そちらが普通のイメージになってしまった
というパターンです。
ただ、実際ご家庭のピアノでは非現実的なので、それをお伝えした上で、頻度や時期をご相談させて頂いております!
温度と湿度は数字と体感で!
とお願いしておりますが、
わたくしも一応、仕事の時は温湿度計を持っています。
今 使っているものはリストになかったので
以前のものを。
ホールの楽器庫やレコーディングスタジオ、
ショールームなどでの管理は別にして、
通常は このくらいのもので目安になると感じています。